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2005年1月30日星期日

中台直航便

IMG_0403日付では昨日になってしまったが、旧正月前後に中国と台湾を直航で結ぶフライトを運行することで中台双方が合意し、昨日から運航が開始された。大陸側の北京・上海・広州、台湾側の台北・高雄をそれぞれ結ぶフライトが運航される。
中国のニュースも衛星の『鳳凰電視台』もこのニュースをしきりに取り上げていた。写真は『鳳凰電視台』の画面であるが、画面の下に『xx航空のxx便が何時何分に中正空港(台北の空港)に到着した』など、逐一フライトスケジュールを空港のアナウンスのように流している。今回は大陸側の航空会社が(ハイジャックは別にして)初めて台湾側に飛ぶこともあり、大きなニュースなのだろう。
ただこれらのフライト、最短距離を飛ぶのではなく香港上空を経由してのフライトらしい。船舶だと、香港や石垣島に形式上入港する(岸壁には着岸せず、沖で書類手続きのみしてすぐ出航、これで「中台直通」ではなくなるから)ことで実質的な直航をしているが、それと同様のフォーマリティーはまだ必要ということであろうか。

「一つの中国」の建前を維持する大陸側はこのフライトは「国内便」、一方台湾側は「国際便に準ずる」として、両者の主張には隔たりがあるが、実務的には中国と台湾の「三通」、つまり「郵便、通商、通航」は着々と進行している。郵便については可能になっているし、台湾資本企業が大陸に進出し、多くの台湾人が大陸で働いている。残る「通航」にしても、前述の通り遠回りではあるが可能になっている。台湾にとっても中国市場を意識せずしては成り立たないわけであり、「近づく経済、遠ざかるアイデンティティ」の中で中国大陸との距離をどう置くか、政治・経済・教育・文化など様々な面で考えていかなければならないだろう。もっとも、大陸側の立場は一貫しているのだが・・・
ちなみに、上海から台湾に飛ぼうとすると通常は香港もしくはマカオ経由となる。日本から台湾に飛ぶのと比べ、相当の覚悟?が必要なのである。

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