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2005年3月16日星期三

『愛の流刑地』中国では?

「好ましくない」書籍などを持ち込もうとすると税関で没収されるということは、以前書いた。このとき触れたのは政治的な方面のことで、例えば中国の現体制を批判するような書籍があったら即没収であろう。
もう1つ、「風俗的に」好ましくない書籍も没収である。輸入貨物の中にその類の本があったらこれも没収であろう。「こちらに引っ越すときに本を没収された」などと人に話そうものなら、「どんな本を持ってきたんだ」と言われかねない。
(注:日本でも関税定率法第21条の4に、「公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品」は輸入禁止である旨定められています)

ところで、現在日本経済新聞に渡辺淳一の小説『愛の流刑地』が連載されている。
この小説、私が見るタイミングが悪いのか、ひたすら「その場面」か「その後の余韻に浸っている場面」か「もう一回」の描写が続いているような気がする。今日は「その場面」でbはなかったが。この小説が「風俗を害すべき連載」と中国で認定され、日本経済新聞は中国で「ご禁制」になってしまい、「日本人の間で密かに読まれていた」・・・なんてことにはならない、か。日本語ならいいのだろうか。
渡辺淳一&日本経済新聞と言えば『失楽園』がすぐ思い浮かぶが、今回の『愛の流刑地』は私の周りでは『失楽園』ほどの話題になっていない。『失楽園』は台湾で中国語訳本を見かけたが、大陸にはあるのだろうか。今度本屋で探してみよう。
もう1つ、以前朝日新聞で連載していた柳美里の『8月の果て』が「作者の構想がふくらみ、新聞連載による完結が不可能になった」との理由で打ち切りになった。『愛の流刑地』も、作者の妄想もとい構想が膨らみすぎて打ち切り、なんてことはないだろうか。

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