新華路 −レリーフ通り−
上海のことに話を戻しましょうか。
上海の中心部やや西側、淮海路を交通大学の近くで北に分かれる新華路という道がある。両側に街路樹や植え込みがされているきれいな道で、「優秀歴史建築」とされている建物が並んでいる。
この新華路、塀にレリーフが埋められているところが多い。
通りの紹介もレリーフで。民国期に安和寺路と呼ばれていたのが何度か名前を変え、文革直前の1965年に新華路という名前になったようだ。植え込みやらレリーフやらの街作りがうまくいったとかで、「全国創建文明社区示範点」(全国文明コミュニティ建設模範ポイント?)に指定されたそうだ。キャッチフレーズはともかく、確かに緑も多いし塀のレリーフが街並みにアクセントを与えていて、印象に残る通りである。
新華路と番禺路の交差点でも、レリーフがその一角を覆っている。
レリーフに近付いてみるとこんな感じである。中国的なものではなく、ギリシャ神話か何かを題材にしたもののようである。
外灘のように有名ではなく、観光客もあまり来なさそうであるが、バスが通るような道でもこうした印象的な通りがある。
The comments to this entry are closed.
Comments