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2005年5月16日星期一

宋楚瑜も来た

先の連戦大陸訪問に続いて、台湾の野党第2党・親民党の宋楚瑜主席も大陸訪問を果たした。
上海でのテレビでの取り上げられ方は相変わらずで、ニュースでは連日「宋楚瑜大陸行」と題して動静を伝え、胡錦涛との会談の日には会談の様子とともに内容を文字で表して読み上げるなど、連戦のときと扱いは同じだった。日本だと衆議院・参議院とも野党第2党は日本共産党(ぉ)。野党第2党の訪問がこれだけ大きな扱いか。
陳水扁としては面白くないのは確かで、日本経済新聞5月13日付国際版の国際面によるとこの会談における共同声明を「台湾を香港と同様、中華人民共和国の一部とするもの」と批判したそうだ。台湾住民の間に「台湾意識」が根付いている一方、経済的には大陸との繋がりが強くなっている台湾。今までは「近付く経済、遠ざかる政治」という感じであったが、一連の訪問により中台接近がなり、経済的メリットが出た場合にはそれは2人の貢献と評価されるだろう。もとより胡錦涛は陳水扁・民進党を相手にするつもりはなく、連戦や宋楚瑜(つまり、国民党や親民党)を相手にして、台湾住民に「国民党・親民党政権だったら台湾の経済メリットがもっと出るようにしてあげるよ」というアピールをして、次回総統選挙までに民進党を追い込もうというのが目先のところだろう。実際陳水扁政権はずっと少数与党のせいで思う政策もできず、急進的なこと(有力企業の名前から「中国」の名前をはずす)をすると支持を減らす、という感じでうまくいっていない。中国共産党にとっては台湾住民の不満を陳水扁・民進党離れに結び付けたいところだろうが、台湾住民は反国家分裂法にもっと不満なので、どうだか。

それにしても陳水扁・連戦・宋楚瑜、表舞台が長い。1994年に台湾で台湾省長・台北市長が初めて直接選挙になったとき当選したのが、台湾省長が宋楚瑜で台北市長が陳水扁。連戦はその頃行政院長で、1996年の総統選挙で李登輝とコンビを組み副総統に当選。今や陳水扁が総統、後の2人が野党党首として政界のキーパーソンになっている。日本の政治家の活躍期間が短いのかもしれないが、さしずめ台湾政界は同じ登場人物が役をとっかえひっかえメインキャストを務める「橋田寿賀子ドラマ状態」と言えるだろう。

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