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2005年7月22日星期五

人民元切り上げ

昨日の夜、ついに人民元の切り上げが発表された。
今回の措置は、人民元の切り上げというよりは、通貨制度の変更ともいえるものである。人民気は今まで1ドル=約8.28元に固定されていたが、これを7月21日21時現在で1ドル=8.11元とするとともに、米ドル連動をやめて複数通貨の動向を参考にして上下0.3%の範囲内で変動させる方式にするということである。

人民元については割安に設定されているとされ、中国の輸出競争力を不当に高めるものとしてアメリカを始めとする各国から為替制度の改革を要求されていた。中国にしても、外圧に屈する形での改革は面子が許さないところであったが、すでに切り上げを見込んだ投機資金の流入が激しくなっており、何らかの手を打たなければならなかった、とされている。
外圧のほうは、自国の輸出拡大が見えなかったり中国製品の市場占有拡大の動きがとまらなければ、またぞろ要求が出てくるのであろう。まだ「中国にモノを売る」流れが「中国で作って輸出する」流れより小さいのであり、やはりそういうことになろう。人民元切り上げは、中国にしてみれば自国通貨の価値が上がるわけで、中国にとって輸入や海外への投資には有利になる点もあるのだが(今まで1ドル投資するのに8.3元必要だったが、今日は8.11元でいいことになるので)、外国からするとやはり中国からの輸出に目が行くのだろう。

今回の切り上げ幅は2.3%であり、予想よりも小幅にとどまったとされる。一気に切り上げるのではなく少しずつ調整をしていくということであろうか。あるいは日々の変動幅として0.3%が許容されている(今までもそうだったが、為替介入により一定レートが維持されていた)ので、これを使って調整していくということであろうか。毎日0.3%ずつ変動していけば、理論的には同じ方向に変動していれば1ヶ月で相当変動することもありうる。しかしながら、今日の為替市場では終値は1ドル=8.1111元で、逆に元安にふれたとのことであり、急激な変化にはならないということか。

いずれにせよ企業も、個人も、新しい流れへの対応が必要になっている。

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