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2006年2月12日星期日

麗江・大理旅行(8)大理−昆明列車の旅

 前回の続き。
 2月2日(木)、旅行もこの日で終わり。上海に戻らなければならない。
 今回上海に戻るに際し、大理から列車で昆明に向かうことができないかと考えた。13年前に大理を訪れたときはバスしか移動手段がなく往復とも夜行バスを使ったのだが、今は大理空港があって飛行機で昆明に向かうこともできるし、1999年には鉄道が開通して鉄道での移動も可能になった。バスにしても道路事情は改善したとの中国語ガイドブックの記載であり、移動の選択肢が当時に比べて増えかつ便利になったと言えよう。その中でなぜ鉄道をと言われると・・・
 とにかく、大理到着直後にホテルで列車の時間を確かめ、昆明→上海のフライトに十分間に合うので列車の切符を手配してもらった。硬座しかないとのことで硬座をお願いし、切符代45元とほぼ同額の手数料で手配完了。
IMG_1762 これが今回入手した切符。券面には「新空調硬臥代座快速」の文字。「新空調」「快速」は良いとして「硬臥代座」というのが気になる。寝台車を座席代わりに使うということかな。
 大理駅は旧市街ではなく、新市街である下関にある。移動当日朝9時前に駅に着くと、既にたくさんの人が待合室で改札を待っていた。
 切符の券面には「L528」と列車番号が記してあるのだが、駅の時刻表には「L528」の時間は記されていない。春節など他客期の臨時列車なのだろうか。9時過ぎに改札開始。ホームに向かった。
IMG_1757 待っていたのは2階建て客車。「双層硬臥車」の文字が見える。2階建ての座席車は蘇州に行くときに何度も乗っているのだが、2階建て寝台車というのは初めて見た。


IMG_1753IMG_1756 出発前に撮った寝台と車内の様子。1つのコンパートメントに上段・下段あわせて4つの寝台があり、1階・2階それぞれに11個のコンパートメントがある。そのほか両脇には中2階(?)があり、それぞれ1つずつコンパートメントがあった。通路とベットは壁で仕切られており、ベットが通路からむき出しという以前の中国の硬臥車とは違うようだ。普通の硬臥は3段ベットだが、この2階建て客車では上の階・下の階それぞれ2段ずつで計4段、ということになる。
 1コンパートメントにベット4つだから4人で使うのか、結構広々使えそうだなぁ・・・と思ったら、出発までに私のコンパートメントに8人乗ってきた。座席1列に4人座るようだ。「硬座」扱いなのを侮ってはいけなかった。すこく窮屈である。
 定刻通り9時35分に出発。座席も背中は壁に直接面しているわけだから、あまりくつろげない。上海から蘇州に行くときに硬座に乗って「最近の硬座は結構背もたれが柔らかいじゃないか」と思っていたが、今回は本当に硬い座席に座って昆明までの7時間を過ごさなければならない。
IMG_1763IMG_1765IMG_1768IMG_1781 救いだったのは、ここもやはり車窓の眺めがきれいだったことである。青空・山・菜の花・緑の畑・それらに包まれるような集落・・・という感じで、流れる車窓は飽きない。
 しかしながらこの座席はしんどい。1コンパートメントを8人で使うわけだが、そのうち疲れて横になる人も現れる。そうでなくてもずっと座っているのはしんどく、代わる代わる立ったり座ったりを繰り返す。本来4人で使う寝台に8人詰め込んでいるわけだから、定員オーバーではないのか?
IMG_1767 隣のコンパートメントの様子。どこも満員で、寝台の上段にはみんなの荷物がしこたま積まれている。相当遣り繰っているなぁ、という感じであるが、しかし中国人が移動するときは列車に限らず飛行機・バスでも荷物が多い人をよく見かける。
 この列車では食堂車が営業していない。8号車で売店業務をやっているようだが、アナウンスが「啤酒、白酒、小吃、方便面・・・」と販売品目の紹介をやっていた。昼間からしかも列車の中で白酒というのも・・・しかし8号車までたどり着くのはしんどいので、途中で8分停車の駅があったのでそこでカップラーメンを買って昼食にした。
 この大理−昆明線、電化区間でありこの列車も電気機関車が引っ張っている。はじめは気がつかなかったが、途中駅で降りてみると電線が走っていること、カーブで先頭が見えると電気機関車が引っ張っていたので気がついた。
IMG_1786 途中駅にて。





 到着直前まで上述のような景色は続き、市街地が見えたと思ったらすぐに昆明駅である。列車は定刻より15分遅れで午後5時前に昆明駅に到着。IMG_1791 列車から吐き出される乗客たち。





IMG_1792 今回客車を引っ張っていた電気機関車。到着後すぐに切り離され、どこかに回送されていくところである。

 昆明駅から空港まではワンメーターとはいかなかったが、それでも10元で到着した。
 昆明を20時前に出た東方航空の便で上海着。機内放送では「上海の天気は雨、気温は摂氏7度・・・」と言っていたが、上海に降り立つとタクシーのボンネットから湯気が出ていた。

 今回の旅で感じたのは、「体力の限界、気力もなくなり」by 千代の富士、「体力を補う気力がなくなり」by 若乃花・・・ではないが、あちこち動き回ると疲れるなぁ、ということである。次からは1ヶ所滞在型がいいかな、と思うが、またあちこち見て回る旅をしそうな気がする。

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Comments

素晴らしい旅行記でした。
何だか自分も行ったような気にさえなります。
スケールの大きい自然、民族衣装、料理、街角など、細かい点まで気を配ってある写真が何ともいいですね。
やはり中国はすごい。正直なところ、今までほとんど興味なかったのですが、行ってみたくなりました。馬に乗ってみたいです。

Posted by: よろずや | 2006年2月17日星期五 at 下午4:27

よろずやさん、こんにちは。
お褒めいただきありがとうございます。今回は天候にも恵まれ春の大理・麗江はとても良いところでした。
写真については、街や建物は自分なりにうまく写すことができた思うのですが、視野に収まらないほどに広がっている自然を写真に収めるのはなかなか難しいと感じました。それでも上海では見ることのできない風景を目の当たりにし、写真に収めることができて満足です。

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2006年2月19日星期日 at 上午12:28

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