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2006年4月9日星期日

TUFS言語モジュール

 手軽に、かつ安価に語学を学ぼうと思ったとき、まず思い浮かぶのはNHKのテレビ・ラジオ講座である。今年も4月から学び始めようという人は多いのではないだろうか。
 最近のテレビ講座は「軽チャー」路線とかで、タレントを起用してよりお手軽に、楽しんで学ばせようという路線のようである。今年はスペイン語が出演者に練習問題をやらせて不合格なら即降板、だったり、イタリア語はとよた真帆、ドイツ語に中山エミリ、アラビア語は柳家花緑とのことである。中国語講座は谷原章介と中国から「逆輸入」となる前田知恵とのこと。

 しかしインターネットがこれだけ発達しているのだから、インターネットを利用した語学学習ができれば、とは考えつくことだろう。偶然であるが、インターネットで複数言語の学習環境を提供しているウェブサイトを発見した。TUFS言語モジュール(東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)がそれである。
 このウェブサイトでは今のところドイツ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・ロシア語・中国語・朝鮮語・インドネシア語・フィリピノ語・ラオス語・ベトナム語・カンボジア語・アラビア語・トルコ語の初学者向け学習環境と、外国人向け日本語及び小学生向け英語の学習環境が提供されている。初学者向けの各言語では、発音・会話・文法・語彙のそれぞれのタブが設けられ(一部分のみが公開されている言語もある)、学習者はそれぞれにアクセスして勉強する仕組みである。
 中国語にアクセスしてみたが、発音・会話・文法が今のところ公開されている。発音は「サバイバルのためにこれだけは」「円滑なコミュニケーションのために」「ネイティブ並みの発音を身につけるために」の3セッション計113ページからなっており、「サバイバル~」では四声・子音・母音・アル化音・巻き舌音を、「円滑な~」では複合母音・あいまい母音を、「ネイティブ並み~」では2音節・3音節・4音節でどの語を強く言うかを学ぶ。そのスジの人には懐かしい?巻き舌音や区別しにくい発音を表すための顔の断面図もあり、模範発音が音声で示されたり練習問題があったりする。
 会話は、シチュエーションにあわせて「挨拶する」「感謝する」「理由を述べる」など40課から成り、映像と音声で会話を学ぶことができる。
 文法は「徹底実力養成コース」・「基礎固め復習コース」・「中国語に触れるコース」の3コースがあり、「徹底実力~」だと一通り学習できそうだ。練習問題もある。

 他方、自分が初学者として接するとどうかと考えて、スペイン語の会話コースにアクセスしてみた。「挨拶する」から始めてみたが、「Hola, María.」「¿Qué tal?」はいいとして、「図書館へ行くんだ。」などは「はへはへ」という感じになって覚えられない。文法を先にやったほうがいいのかな。あと、テキストが手許にないので、綴りや文字を学習しようと思ったら自分でノートをとる必要があるのだが、テキストが手許にないのは心細い。PDFででもテキストがあればいいのだが、テキストを使っての学習はこのウェブサイトの趣旨からして良くない、ということかな?あれば復習に役立ちそうなのだが。
 会話は結構早く、初学者向けの手加減はされていないようである。

 中国語だと上記の通り発音を最初にやるべきだし、朝鮮語だと文字が重要になろう。「まずどこから見てください」などのナビゲートがもう少し親切だと良いかな、と思った。
 これで何か新しい言語を学習しようかな、と思った。候補はスペイン語かポルトガル語かアラビア語かトルコ語。興味が分散してうまくいかなさそうな気がするし、学校と違って「いつまでに」という強制もないのでだらだらと行きそうだが、逆にぼちぼちやることもできるので取っ掛かりになれば、と思う。本格的にやろうとしたら学校に通うとか本を買うとかすれば良いわけだし、マイペースで、しかしある程度の意志をもって勉強するには良い環境だろう。あとはアウトプットの機会をどう探すかであろう。
 が、個人的にはその前に「HSK8級への道」を早く片付けねば・・・

 この「TUFS言語モジュール」、RealPlayerが必須環境とのことで、RealPlayerをブラウザとして使うとスムーズだと思う。但し、お持ちでない方はセットアップするときに気をつけないと何でもかんでもRealPlayerが標準ソフトになるよう設定されてしまうので、要注意。

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Comments

いいものを知りました。
独立行政法人化して国立大学も意識が変わってきたのかと思いました。が、細かい点はまだまだみたいですね。やるならやるで、きちんとユーザーのことを考えてもらいたいものです。

Posted by: よろずや | 2006年4月10日星期一 at 下午3:58

よろずやさん、こんにちは。
発音・会話・文法・語彙が揃っている言語が多くないようなので、更なる充実を期待しています。本当にテキストがあると便利なのですが…
こうした試みを通じて大学が私達と身近な存在になるのは嬉しいことです。

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2006年4月11日星期二 at 上午12:03

良いものを知りました。コツコツまたやり直してみるつもりです。

Posted by: 琴ヨーグルト | 2006年4月11日星期二 at 下午11:07

琴ヨーグルトさん、こんにちは。
このモジュールを見て知ったのですが、かの言語は海を隔てた両側で違うそうですね。どのくらい違うのでしょうか?

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2006年4月17日星期一 at 下午11:06

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