« 上海のタクシー料金値上げ | Main | 台湾滞在記(5)-台北101- »

2006年5月13日星期六

台湾滞在記(4)-牯嶺街-

 台北の国家図書館を出て、特に行かなければならないところもなかったので近くの郵政博物館へ行こうと思い、中正紀念堂駅から南海路を西へ歩いていたら、「牯嶺街」と書かれた地名表記を見つけた。
Img_1997 「牯嶺街」と聞いて思い出されるのは、エドワード・ヤン監督の「牯嶺街少年殺人事件」である。1991年に東京国際映画祭で公開されたこの映画、私もその後劇場で見ているのだが、とても長い映画だった(全編約4時間)、という以外には強い印象が残っていない。ストーリーが難解でわかりにくかった、という印象があるのだが、台湾における省籍矛盾-本省人と外省人の関係-など台湾の事情が少しでもわかっていれば、感じ方は違ったのだろうか。それでもスクリーンに出てくる中学生の孤独感や「行き場のなさ」は今でも覚えている。
 写真の「牯嶺街1号」は、喫茶店である。
Img_1999 上述の「牯嶺街1号」の前から見た牯嶺街。写真画面からはみ出て右枠外が郵政博物館であるせいか、この通りには切手・古銭趣味の店が目立つ。他には古本屋を何件か見ることができる。


Img_1998Img_2000 歩いてすぐ、特徴的なたたずまいに「牯嶺街100周年」と書かれた建物を見つけた。中へ入って事務所にいた若い女性に尋ねてみると、この建物が100周年とのことである。ここは今は「牯嶺街小劇場」となっており映画や劇団の公演が行われるところだが、当初は日本統治期の拘留所、国民党統治期には警察署であったそうだ。その警察署が手狭となって出て行った後に小劇場になったそうである。


Img_2003 牯嶺街をさらに南へ歩いたところ。




Img_2004 牯嶺街に並ぶ商店。バイク屋・小吃店が2軒・そして古本屋。古本屋が今にもつぶれそうな建物なのが目立つ。



Img_2005 「牯嶺街」と書かれたバス停。







 牯嶺街の南側には更地が目立った。更地には映画の時代からの建物が建っていたのか、裏道からは取り壊し途中の建物が見えた。この通りの眺めも変わっていくことだろう。
 「事件の現場はどこですか」とは、聞かなかった。実際にあった事件の現場について尋ねるのもどうかと思った。冒頭で映画について「強い印象は残らなかった」と書いたが、それでも事件の場面、主演の少年と少女がこの通りで向かい合っていた場面は覚えている。映画に描かれた通りの今の姿に遭うことができた、ということでいいだろう。

 映画「牯嶺街少年殺人事件」、日本ではDVD化はされていないようである。かつてレンタルビデオ屋で見かけたことがあるのだが、あまり頻繁に貸し出されてはいなかっただろうから今でも店頭で見つけることができるかどうかは怪しい。台湾でDVDはないかな。

(牯嶺街を紹介したウェブサイト)
Yomiuri On-Line 映画「牯嶺街少年殺人事件」の舞台(台北)
旅々台北 アングラ劇場 牯嶺街小劇場

|

« 上海のタクシー料金値上げ | Main | 台湾滞在記(5)-台北101- »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73410/10053556

Listed below are links to weblogs that reference 台湾滞在記(4)-牯嶺街-:

« 上海のタクシー料金値上げ | Main | 台湾滞在記(5)-台北101- »