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2006年5月19日星期五

台湾滞在記(8)-阿里山森林鉄道-

 11時半頃に嘉義駅に着き、森林鉄道の切符を買おうとして窓口で聞いたところ、「売り切れ」との返事であった。駅の待合室にはおばちゃんが何人かいて、「阿里山へ行くのかい?」と尋ねてくる。ダフ屋か、と思いきや必ずしもそうではなく、列車の切符と宿とを抱き合わせで売ろうとしているのである。今ひとつ釈然としないが、切符代がボラれていないのであればまぁいいか(宿代にアドオンされているのかもしれないが)と思い、切符代定価399元+宿代1,000元で購入。まともな宿であればいいのだが。
 前述の通り北回帰線を見に行った後に再び嘉義駅に戻り、出発時刻を待つ。「改札開始です」とのアナウンスとともにホームに向かった。
Img_2051 森林鉄道のホームには、嘉義駅が標高30mであることと森林鉄道の紹介が掲示されている。紹介曰く、標高30mの嘉義駅から2,216mの阿里山駅まで、最大傾斜6.26%(=62.6‰、1,000メートルで62.6メートル登る)、最小カーブ半径40メートル、ループ方式・スイッチバックを駆使して登っていく、とのこと。なおこの阿里山森林鉄道、他の台湾の鉄道や日本の鉄道と比して線路幅が狭く(762㎜)、これが急カーブを可能にしている。
Img_2053 登山列車が入線。




Img_2055 出発を待つ客車。阿里山への登りは、機関車が後ろから客車を押す格好になる。



Img_2056 機関車についていた、阿里山森林鉄道のマーク。




 13時半に嘉義を出発。10分ほど走ったところにある北門駅でも乗客を乗せ、阿里山に向かった。
Img_2059 車内の様子。9割方席が埋まっている。空席はおばちゃんが売りさばけなかった分か。
 北門から約30分、次の駅である竹崎駅までは比較的平坦な道程である。時折民家の軒先をかすめるようにして列車は進んでいく。
 竹崎駅を出発した直後から列車は登りに差し掛かる。勾配がきつくなり、カーブも自分が乗っている列車の先端と最後部ろが窓から見える程になっていく。時折トンネルも交えながら、ループへと入っていき、遊園地の列車のようにこまわりを利かせながら登っていく。
Img_2065 車窓の風景。森林鉄道とは言いながら樹木が亜熱帯のそれであり、南国の印象を与えるのが特徴的である。



Img_2069 ループ終盤にある独立山駅。ここで標高743メートル、嘉義から1時間20分ほどである。
 ループ区間を脱したあとも、列車はひたすら標高を稼いでいく。


Img_2072 嘉義から1時間40分、標高1,000メートルの交力坪駅で、下ってくる列車を待つ。森林鉄道は単線なので、ここですれ違うことになる。ここ交力坪も阿里山森林風景区の観光ポイントの1つで、ここで降りて山へ入っていく台湾人も少なからずいた。

Img_2073 交力坪駅に入ってきた下り列車。




Img_2074 左側が我々の乗っている登り列車。




 交力坪駅を出発したところでデジカメの電池が切れてしまったorz。下りの列車は続けて2本走っているようで、となりの水社寮駅でももう一度下り列車とすれ違った。
 再び山を登り、嘉義から2時間15分あまりで奮起湖駅に到着。停車時間が比較的長く、名物とされる弁当売りが来たり、ホームに降りて車庫に入っている蒸気機関車を見ることができたりする。小さいながらも街並みも風情があると言われており帰りに寄ろうかと思ったが、後で知ったが奮起湖へのバスは嘉義からしか出ておらず、阿里山からここに下っていくバスはないとのことであった。
 奮起湖を過ぎたあたりから空模様が「山の天気」になりだし、それまでは薄日がさしていたのだが雨が降ったりやんだりの空模様になった。列車で登っているとはいえ、「山登り」であることを実感させられる。
 乗降客のいない駅は通過し、列車の旅も終盤に。終盤はスイッチバックを多用して山を登っていく。このため、ごく一部の区間で列車の進行方向が入れ替わる。途中、車窓に亜熱帯林と温帯林の境界線の掲示があった。標高2,000メートル近くまで亜熱帯林というのも、台湾の山ならではである。
 出発から約3時間半、午後5時前に「阿里山臨時」駅に到着。本来使っている駅は工事中とのことで、嘉義からの客は殆どがここで下車し、入山料150元を払って改札を出て宿へ向かう。ちなみに列車の終点は隣の沼平駅である。
 私もここで下車し、途中の店で道を尋ねながら宿へ向かった。宿までは何とか天気がもったのだが、チェックインした途端に雨足が強くなってきた。明日はご来光を見に行くことにしているのだが、大丈夫か。
 今回泊まった「桜花大飯店」の部屋は、部屋は狭いながらもベットと浴室は広く、1,000元の部屋としてはAcceptableというところであろう。ただ、高校生と思しき団体が泊まっており、彼らの部屋と間違われて仲間を呼ぼうとする高校生?たちに何度もドアをノックされ、そのたびに私を見て「対不起」、だったのには閉口した。団体旅行で夜更かししたいのは私も昔はそうだった気がするのでわからなくもないが、誰がどの部屋にいるかぐらいは把握して、正しい?集団生活を送ってほしいものである。
 翌日は早起きしなければならなかったのだが、このおかげで睡眠時間が減ってしまった。

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