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六月 2006

2006年6月30日星期五

世界足球杯@ウイグル料理店

Img_2343 スポーツバーで見た世界足球杯を以前紹介したが、ウイグル料理屋でも「我们的世界杯」と手書きのポスターをささやかに店先に貼って、客引きに役立てようとしている。別にテレビ観戦できることを売りにしているわけではなく、ビールのコップ=「杯子」と「世界杯」を引っ掛けたつもりのようである。しかしながら確かに店内では予選リーグの時は試合そのものが、決勝リーグに入ってからは関連番組を見ることができる。もっとも世界足球杯はこの店の売上にはあまり関係なさそうである。それでも、こうしたローカル料理店のあちこちで世界足球杯の放映をしている。この店には大型液晶テレビが備え付けてあり、なかなか儲かっているようである。
Img_2348_1 今日食したのは「砕肉拌面」。羊肉とセロリなどを炒めたものが、麺の上に乗っている。10元なり。

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さらば襄陽市場

 以前紹介した襄陽市場、またの名を「ニセモノ市場」、が今日(6月30日)を最後に閉鎖されることになった。私も最後の様子を見に行ってきた。

Img_2322 到着したのは夜の20時30分。淮海中路と襄陽路の交差点にある出入口は既に警官によって封鎖されていた。襄陽路側にある小さな出入口のみから入ることか可能だった。


Img_2324 「今晩9時30分で営業終了・クローズ」との貼り紙。







Img_2327Img_2332 襄陽市場との別れを惜しむ?人たちでごった返している。今日は偽ブランド品売りの客引きは影が薄かったが、それでも最後のあがきをしようとしたのか、2人に声をかけられた。




Img_2329 手持ちの商品は今日のうちに売り切らないといけない。写真は「160元のボールペンを10元に値引き」の図。もとの値段が怪しいのだが。このほか、「ネクタイ1本5元!3本で10元!」とか「残り30分!ライター5元!」などという掛け声が市場内を飛び交っていた。

Img_2330 こちらは商品のほとんどを売りさばいたと思われる衣料品店。




Img_2331Img_2325 左写真のような小さな商店が軒を並べていた襄陽市場は、もう見られない。右は襄陽市場の全体図。


Img_2336 9時半の閉鎖時間近くになると、什器を運び出す人たちの姿が目に付くようになった。
 襄陽市場ではアナウンスが流れており、私が着いたときには「身の回りに気をつけてください」だったのが、夜9時を過ぎると「まもなく閉門です。歓迎再来=またのお越しをお待ちしております」に変わった。「またのお越し」というのはあり得ないのだが。おそらく録音されたものを流しているのだろうが、最終日にしてはおもしろいアナウンスだった。

Img_2326 襄陽市場を囲むように建っていた西洋人相手のレストラン。襄陽市場がなくなったら、商売あがったりかもしれない。大学が移転したあとの喫茶店のように。


Img_2339 襄陽市場、ここに近づくと偽ブランド品売りがしつこく絡み寄ってきてうっとうしかったしそれが治安の悪化の一因でもあったが、過ぎてしまえば上海のある時代の思い出である。そのうち人の話題にも上らなくなるだろう。
 この襄陽市場、跡地はとりあえず更地になるらしいが、その後は既にデベロッパーとの契約ができていてマンションやホテルに再開発されるとも、その後は未定とも言われている。また、襄陽市場に店を構えていた人たちは移転を余儀なくされるのだが、まとまって移転先に移るケースもあれば、個別に移って商売を再開するケースもあるようだ。店によっては移転後の連絡先をなじみの客に知らせているらしい。いずれにせよ、ここにいた人たちはどこへ行ってもたくましく商売するのだろう。

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2006年6月25日星期日

路線バスの降り方・日中比較考

 先週末日本にいたときに、路線バスに何回か乗った。
 日本では、座っている場合はバスを降りるとき「停留所に着いてからから席を立つ」のが良いとされている。例えばバスのアナウンスは「次は試験場正門、お降りの方はバスが停まってから席をお立ちください」という具合である。

Img_2309 ところが、上海のバスは些か違う価値観を持って乗らなければならないようだ。前の停留所を出発してすぐに「下一站,常熟路。下车请准备。Next stop, Changshu-Road.」(次は常熟路です。お降りの方は準備してください)とアナウンスが流れ、座っていた人や奥に立っていた人が満員の車内をかき分けて出口へ向かうのである。前に人がいるときは「下不下?」「你下吗?」(いずれも「降りるのか?」の意)と聞き、降りないようだと場所を代わってもらいこれを繰り返して前進するのである。こうして停留所に着いたときには下車する客は既に出口にたどり着いており、すんなり降りることができるはず、という具合である。停留所に着いても奥にいるようでは降りることはできない。走行中に動いたら危なそうなのだが、それでも皆気をつけつつ出口に向かっている。
 日本での「バスが停まってから席をお立ちください」のアナウンスに「をっ?」と反応してしまった私は、中国の習慣に染まりつつあるのだろうか。

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2006年6月24日星期六

世界足球杯@上海 ―Guinness Beerとスペインサッカーと―

 日本にとっての世界足球杯は終わってしまったが、世界足球杯はまだまだ続く。
 何といっても日本はまだ出場3回目。しかも8年ぶりの他国での世界足球杯なのだから、まだまだこれから。若手が出てこないと今後アジアでも苦しかろうから、若い選手の台頭とベテランになるであろう選手との調和に期待したい。

Img_2289 というわけで、まだまだ続く世界足球杯を見に、烏魯木斉路x桃江路にある「O'malley's」というスポーツバーに行ってきた。このスポーツバー、大型テレビが備え付けてあり、テレビでスポーツ観戦しながら一杯やることができる。この店オリジナルのラグビージャージを売っているなどユニークなところもあるのだが、さすが世界足球杯中ということでこれを見ながら、ということである。
 今日この店で放映していたのは西班牙v.s.沙伯(スペインv.s.サウジアラビア戦)。同時刻に突尼斯v.s.烏克蘭(チュニジアv.s.ウクライナ)もやっていたのでどちらを見るのかは行ってみないとわからなかったのだが、前者を見ることができた。
Img_2298 この店ではギネスビールを出してくれる。ギネスビールを飲みながらスペインサッカーを見るとは、誠に恐縮な組み合わせである。もっとも、この「ギネスビールとスペインサッカー」というのは前述の通り狙った組み合わせではなく、どっちの試合でも見られればいい、と思ってこのスポーツバーに行った次第である。日付では昨日になってしまったが23日が予選最終日、しかも金曜日の北京時間夜10時キックオフというのは一杯やりながらスポーツ観戦するには程良いタイミングだったのである。決勝トーナメントになると3位決定戦までは北京時間の夜11時か早朝3時のキックオフ、これは仕事に響きそうなので昨日がラストタイミングなのであった。
 このギネスビール、大杯で1杯60元。今日の昼飯が冷面と水餃子2両(12個)を2人でシェアして13元だったから、その約5倍である。その店では水餃子6個が2.5元だったから、餃子144個とギネスビール1杯が同じ値段である。まぁどうでもいい比較ではあるが、欧米人行きつけのスポーツバーが高嶺の花であることがわかる。1杯60元=約900円というのは日本でも高い部類だろう。
Img_2304 常設されているテレビに見入る人たち。手前の男性はスペインがシュートを外すたびに喜んでいたが、サウジアラビアに賭けていたのだろうか。
 私の後ろにも常設屋内テレビに見入る人たちがたくさんいた。客層は8割方が中国人、2割弱が欧米・アフリカ・中近東系といったところで、日本人・韓国人はごくわずか、という印象である。こうした店で消費できる中国人が増えていることもわかる。

Img_2299 世界足球杯ということで、屋外にも特設スクリーンとテントを設けてサッカー観戦。特設スクリーンの最前列には試合を見守るスペインサポーターが5人くらいおり、前半のゴールシーンでは大はしゃぎで国旗を振り回していた。
 このスペインサポーターも含め皆礼儀正しく観戦しており、暴れたり暴言を吐いたりするような人は皆無だった。もっとも、サッカーに限らず中国が出る試合だとどうなるかわからないが・・・最近は私の周りでも「加納」やら「巴拉圭」やら「英格蘭」とか、普段そんな単語使わんだろという言葉が飛び交っている。
 試合はスペインの順当勝ちだったが、海外に身を置いて純粋に世界のサッカーを堪能するのも良いものである。

*trackback for 上海より世界へ-上海とW杯サッカー熱

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2006年6月21日星期三

公職選挙法改正-在外投票-

 ヨンハ大王にかまっていてすっかり忘れていたが、海外在住の日本人の選挙における投票機会を拡大する公職選挙法改正案が、この6月に国会で可決された。産経新聞による記事はこちら

在外投票、選挙区も可能に 公選法改正案成立  海外在住の日本人が現在投票できない衆院小選挙区と参院選挙区の投票を可能にする公選法改正案が7日午前の参院本会議で全会一致により可決、成立した。施行日は「公布後1年以内の政令で定める日」で、来年夏の参院選や次期総選挙には適用され、国内で最後に住民票があった選挙区(移民2世など居住したことのない人は本籍地)で投票できる。

 また今回の改正では、個人情報を保護する観点から、選挙人名簿閲覧の制限を強化した。

 現行の在外投票は、衆参両院の比例代表の投票しかできないが、昨年9月に最高裁が「憲法は国民固有の権利として選挙権を保障している」などの理由で憲法違反の判断を示したことから、政府が法改正を目指していた。

 従来の在外投票は、国政選挙において比例代表のみに投票が可能となっていたが、これについて憲法違反の判決が下されたことから、在外邦人にも選挙区・小選挙区での投票を可能にするべく法改正が行われたものだ。
 今後も在外選挙人登録は必要なようだが、今までは在住3ヵ月後から申請可能だったのだが、これからは在留届を出すときに併せて申請可能になるのだとか。
 2票いただけるのはありがたいことである。ただ、外国に住んでいると選挙公報を見ることもなく(領事館に行けばあるのだろうか。上海に住んでいる全員の選挙区を網羅するのは大変そう)、街中を選挙カーが行き交うこともないので、イメージ投票になりがちな気がする。あるいは、贔屓の政党があったら選挙区もその党の候補に、ということが多くなりそうである(国内でもそうか)。
 ここはやはり以前も書いたとおり在外邦人選挙区を作り、候補者に日本飯屋やスーパー銭湯に来てもらうのが良いか?
 海外に住んでいると国内の政治を距離を置いて眺める立場になりがりで、自分の気に食わない政策が進んだり気に食わない主張が日本でされても腹の立ち具合は日本にいるときより静かである。あと、日本の政治よりも国際政治に目が行きがちになる。まぁ、CCTVのニュースばかり見てそれに影響される、ということはないだろうが。これからは日本の政治・経済に何が起こっているのか、海外からももっと注視する必要があるだろう。
 最近日本からは荒んだニュースが入ってくることが多い。この2票がこうしたことが少なくなるような世の中作りに役立つことを願いたい。あと、選んだ人がその後何をしているかも注視する必要がある。

 これとは別の公職選挙法改正もあり、海外派遣の自衛隊員や南極基地の越冬隊員も選挙への参加が可能になる。こちらは移住ではないので、従来は選挙への投票自体ができなかったのだが今後は国政選挙への参加が(海外派遣自衛隊員の場合は地方選挙へも)認められるという。

 在外選挙人登録をしていない人は、お早めに。

(過去の拙ブログ記事。まとめてご覧になる場合は左側の「経済・政治・国際」カテゴリーから)
在外選挙
衆議院解散-在外投票へ-
在外投票への道(1)(2)(3)(4)(5)(6)
在外選挙権の制限に違憲判決

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2006年6月18日星期日

成田空港第1ターミナル南ウィング

 本日夜上海に帰還。
 普段上海行き・上海発の日本便は浦東空港ではいちばん端っこに駐機させられることが多く、空港の中を長距離歩かなければならないことが多いのだが、今日はターミナルの略真ん中、入国審査からそう離れていないところに珍しく駐機したので楽をすることができた。

 今回の日本往復に際して、初めて成田空港第1ターミナル南ウィングを利用した。
Img_2286 南ウィングは6月2日にオープンしたばかりで、これに伴い全日空などスターアライアンスメンバーの航空会社の殆どが南ウィングに移転した。
 この南ウィング、100台以上の自動チェックイン機があるというのが売りの1つであるが、預ける手荷物がある場合はチェックインこそ自動でできるものの手荷物を預けるために並んで順番が来るのを待たなければならないので、あまりメリットが感じられない。私は日本へ行くと本やらパソコン関連やらついついあれこれと買ってしまうので、帰りは手荷物を預けたいのである。
Img_2285_1 レストラン・ショップエリアへの入り口。TSUTAYAが本屋をやっていたり、ユニクロがあったりする。相撲柄のネクタイや日本語Tシャツを売る店があるのは相変わらず。変わったところでは航空科学博物館のミュージアムショップがある。キティちゃんグッズの店は台湾人向けか?
 第1ターミナルでは出発ロビーや出国審査後の待合エリアで無線LANが使えるため、無線LAN内蔵のPCやLANカードを持っていればインターネットにアクセス可能である。実際に利用するには、(1)入っているプロバイダが提供しているローミングサービスを利用する(2)無線LAN接続サービスに加入している場合はそれを利用(3)クレジットカード決済によるインターネット接続サービスを利用、のいずれかの方法を用いる必要がある。私は今回(1)の方法を利用してブログに書き込みを行ったが、私が利用したローミングサービスは42円/分、他方(3)のインターネット接続サービスは500円で24時間使用可能なので、13分以上インターネットを利用する場合は後者の方がお得であるといえる(もっとも、ブログの文章は接続前にメモ書きしていたので接続料金はかからなかったが)。(2)や(3)は、私が先月台湾で接続したやり方に近いといえる。
 成田空港でのインターネット接続に関する、成田空港公式ウェブサイトの案内はこちら
 そこまでしてインターネットにつないだりブログに書き込みをしたいのかと言われそうだが、やはり日本のインターネット接続環境は快適なのである。

*成田空港公式ウェブサイト

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日本の運転免許を更新

 この週末は、所用のため日本に行っていた。主な用事は、日本の運転免許の更新ととある試験を受けることであった。
 6月16日夕方に上海を発ったのだが、この日は上海協力機構の会議本番の翌日。上海空港のバス降り場やタクシー降り場でには警官がたくさんいて、やたらと笛を鳴らしていた。些細なことで笛を鳴らすだけで、あまり取締りをしているようにも見えなかったのだが・・・
 空港の中では特別なこともなくお目当ての飛行機に乗り込んだのだが、乗客全員が乗り込んでも飛行機は動く気配を見せない。しばらく待っていると「離陸の許可が下りず・・・」のアナウンス、更には「上海協力機構首脳会議のため管制に影響が出ており・・・」と言っていた。我々の出発を邪魔するのはどこの国だ?ようやく離陸する段になって、誘導路を走っているときに警官が見張りに立っている小型ジェット機や大型ジェット機をいくつか見かけた。この辺が上海協力機構関連の飛行機だろうか。
 結局飛行機は夜の9時半に成田着、空港でやっとのことでリムジンバスに乗り都内へ向かうことができた。今回は初「第1ターミナル南ウィング」だったのだが、こちらも夜遅くであたふたとしていたしだいたい到着時に空港の店や施設を利用することは少ない。出発時に時間があれば、と思った。
 運転免許の更新自体は、通常の更新期間中に行ったので何も特別なことはなし。数年前から誕生日の前後1ヶ月が更新期間になったのだが(それまでは誕生日の前1ヶ月)、海外在住者がその期間に更新できず事前に更新する場合は「そのことを証明する書類」が必要とのことで面倒そうだし、有効期間も通常の更新に比べて短くなる。海外在住なら逆に長い有効期限をもらって更新の頻度を減らしたいところなので、時期を選べるのであれば更新期間中に帰国して手続きをするのがいいだろう。

 上海でもW杯をローカルテレビやNHK-BSで見ることができるが、日本だと民放にチャンネルをあわせてもそれ関連の番組をたくさんやっている。あまり関心がないとしつこいと感じるかもしれないが、NHKの「硬い」取り上げ方から離れてたまにそうした番組を見るのもなかなかよかった。
 あと、相変わらず街中で携帯電話を使っていたり電車の中で携帯電話のゲームに興じる人をよく見かけたのだが、日本の携帯電話は大きすぎるような感じがする。カメラやらゲームやらを機能として詰め込み、さらにワンセグなどというのも盛り込もうとすると重くなりすぎるのか。携帯電話本来の持ち味であるはずの「携帯性」がなくなってきているような気がする。あるいは、中国はいまだに第2世代携帯電話が中心でたいした機能もないので小さくてすんでいるが、今年にもできるであろう第3世代携帯電話になると大きくなるのかもしれない。ノートPCやデジカメと携帯電話を別々に持ち歩くよりはまし、ということか。
 
 余談だが、今回は某所にてシXXラー社のエレベーターに乗った。「このエレベーターは検査の結果プログラムに問題なありません」と張り紙がしてあったが、エレベーターは何社製か利用者が選ぶことができるわけではなく、そこにあるエレベーターを使わねばならないので、故障や欠陥があると厄介であるし不安になる。
 成田空港にて更新。これから上海に戻ります。

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2006年6月17日星期六

上海協力機構終わる

 突然の祝日をもたらした上海協力機構の首脳会議が、15日に開催された。
 翌朝の上海テレビでのニュースでは、胡錦涛国家主席が各国の首脳を一人ずつ出迎えるシーンから始まるというお約束通りの映像から始まり、会議の様子や宣言を10分くらい伝えていたが、W杯中のせいかすぐにサッカー関連のニュースに切り替わった。当日の夜のニュースだったら違ったのだろうか。
 会議当日の上海市内であるが、交通規制のおかげであちこち渋滞かと思ったらそうでもなく、当日虹橋空港から帰ってきた同僚は普段よりスイスイと帰ることができたと言っていた。当日夜はは出張者と一席設けていたのだが、レストランも客が少なく、主要道路である延安路は「お盆の丸の内」のように空いていた。何でも「首脳会議当日の外出は控えるように」と新聞に載ったのだとか。もっとも、各国首脳がホテルから会議場に向かう時や帰るときはものものしい警戒だったのだろう。上海では休みだった人たちも多かったのだが、せっかくの休みを楽しめた人はどれくらい居たのだろうか。淮海路の夜も普段の賑わいは感じられなかった。
 中国の首脳は虹橋にある西郊賓館に泊まっていたとの話であるし、参加各国は市内のホテルに分かれて宿泊していたようで、例えばロシアの首脳は花園飯店(ガーデン)に泊まっていたと言われている。他方、会議は浦東で開かれたらしいので、何も会議場から離れたところに泊まらなくてもいいのに、皆会議場の近くに泊まれば市内全体を巻き込まなくて済むのに、と思った。西郊賓館から中国首脳が出てくるときにはその前からさそ物々しかったに違いない。

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2006年6月10日星期六

上海で運転免許

 今日6月10日(土)は勤めは休み、但し役所は営業ということで、日本の運転免許を用いて中国の運転免許を取りに行くことにした。通常は平日のみ手続き可能なので、興味はあったのだがなかなか行けなかったのである。
 上海での運転免許の取り方については、上海エクスプローラー詳しい記載がある。但し、国際運転免許証はダメだと言われたので、日本の運転免許証を予め翻訳してもらう必要があろう。

Img_2266_1 まず朝一番で外灘・和平飯店の隣、南京東路66号の7階にある上海市外事翻訳工作者協会(TEL:6323-3608)へ。ここで日本の運転免許証に記載されている名前や発行日・有効期限、運転できる範囲等を別紙に翻訳してもらう。所要時間は10分ほどで、翻訳料は50元だった。
 この翻訳工作者協会、「翻訳」と銘打っているが私が行った時には日本語は全く通じなかった。運転免許を機械的に翻訳している、ということか。料金表にはこのほか日本の戸籍謄本を始めとした書類の中国語→外国語、外国語→中国語訳を手がけていることが記してあったが・・・
 ここから人民広場へ向かい、そこから地下鉄1号線に乗って終点の莘庄駅へ。そこからタクシーに乗って運転免許試験場である上海市公安局交巡警総隊車両管理所(閔行区沁春路179号、TEL:6498-7070 ext.54280)へ。莘庄から更に軌道交通5号線に乗り換えて1駅、春申路駅からすぐでもある。
Img_2267 「運転免許手続きは8号館」「身体検査・写真撮影・コピーは11号館」との表示がある。まずどこへ行けばいいのか迷うところであるが、まずは身体検査などから。ということで、11号楼へ向かう。


Img_2269 11号楼では写真撮影・書類のコピー・身体検査が行われる。まず1番窓口に行って申し込みの旨伝え、パスポートを提示すると申請書類を作ってもらえる。また、写真もここで申し込む。写真撮影は40元で、必要なサイズの写真をデジカメで撮影してもらえる。
 書類のコピーであるが、私は予めパスポートの写真のページと居留許可のページ・及び日本の運転免許証のコピーを用意していたので、ここでは使わなかった。確か料金は10元だったと思う。
 身体検査は隣の部屋で受けるのだが、ここでまた60元を支払う必要がある。検査項目は身長・体重・聴覚・視力・色覚。検査が終わると「合格」の印を書類に押してもらって身体検査は終了。
Img_2270 運転免許手続きをする人で賑わっている8号館の隣に「境外換証」と看板を掲げた建物があり、そこの2階、200号室で外国人の免許切り替え手続きが行われる。実はこの200号室で手続き方法を教えてもらったので、手続きがわからない場合はまずここへ行って指示を受けるのがよいだろう。

 200号室に入り、申請書類一式・パスポートとともに、国際運転免許証が有効か確かめるべく提示して手続きしようとしたが、警察官に「小的」(小さいの)と言われ、日本の運転免許証を出すように言われた。「国際免許証は使えないのか?」と聞いたところ「ダメ」とのこと。日本の運転免許証とその翻訳も持っていたのでそれを出して、書類受理。
 しかし、上記上海エクスプローラーの記事では国際運転免許証でO.K.となっている。また、手続きでは「中国語以外で書かれた運転免許証は指定機関で翻訳が必要」となっているが、国際運転免許証には中国語のページがある。そもそも中国はジュネーブ条約に未加盟なので中国では国際運転免許証は使えないのだが、何故中国語のページがあるのだろうか(シンガポール用か?)。何れにせよ、日本の運転免許証を翻訳してもらって持っていくほうが無難ということか。このあたりは???
 書類受理後に問題集を渡される。問題集は英語・中国語・日本語(及びその他?)があるようで、私の場合は日本人ということで選択の機会を与えられず日本語のものが渡された。試験問題は三択で100問あり、日本語の内容は観光地で見かけるような怪しい日本語のものもあったが、数字を覚える必要があるもの(例えば高速道路の最低速度は時速70キロ、など)以外は常識で考えれば大丈夫だろう。
 覚えている問題の中で印象に残っているのは、「運転中は喫煙禁止」ということである。タクシーでは結構煙草を吸っている人を見かけるのだが・・・あと、交通事故を起こした場合の対応の選択肢として「事実をでっち上げ、相手に責任をなすりつける」という選択肢があった。勿論正解なはずはないが、交通事故の現場では結構あるのだろうか。
 200号室の中で一通り問題を眺めたあと、試験に挑む旨警察官に伝えるとどのパソコンで試験を受けるか教えてくれる。試験時間は40分だったがものの10分で終了。合格した旨を証明する書類を出してもらい、試験は終了。問題集は持ち帰りできない。
Img_2280 この後8号楼の支払い窓口で手数料55元を払い、書類とその領収書を持って別の窓口へ行き、書類を提出。すぐに「中華人民共和国 機動車駕駛証」と書かれたラミネート加工された免許証をもらい、手続き終了。写真撮影から免許証受領までの一連で所要1時間10分だった。上海協力機構前の土曜日臨時営業だったから1時間程度で済んだのか、普段でも1時間程度なのかは定かではない。
 今回取得した運転免許証を見ると、「初次領証日期」が日本の免許取得日になっていたり、有効期限が「2005年9月から」6年になっていたりと、突っ込みどころの多い運転免許証である。ラミネートに入っている透かし?が、古代の人が牛車に乗っている姿なのも面白い。
 私は日本では普通自動車1種と普通2輪(昔の中免)を取得しているのだが、上海で取得したのは(C1+E)という免許区分である、「C1」は「小型汽車和C2、C3」とされており、「E」は「普通二輪摩托車和F」とされている。日本の免許と近しい運転が可能である、と考えてよかろう。

 なお、私の勤務先には「自動車の運転禁止(外国からの出向者は)」という校則内規があるので、免許を取っても運転はしない。高校生がこっそりと原付やバイクの免許を取るようなものか。まぁ、上海を移動していると「車多すぎ!」と思うこともしばしばだし、もし運転できたとしても上海の交通環境で運転したいかと言うと・・・

要は、今回は以下の手順で運転免許を切り替えた。
1.指定翻訳機関で日本の運転免許を翻訳してもらう
一例:上海市外事翻訳工作者協会(南京東路66号702~704室、TEL:6323-3608)
2.試験場に行き、手続きをして試験を受ける。
上海市公安局交巡警総隊車両管理所(閔行区沁春路179号、TEL:6498-7070 ext.54280
通常は月~木の09:00~17:30、金曜日は09:00~16:00
・試験場へ持っていくもの:日本の運転免許証・そのコピー・その翻訳・、パスポートとそのコピー(写真のページと居留許可のページ)、就業証など住所がわかるもの(絶対に必要かどうかは不明)
・費用: 写真代40元+身体測定代60元+手数料55元(+コピー代)、さらに日本の運転免許証の翻訳代50元
 制度はよく変わるようなので事前に問い合わせるか、人柱になるつもりで手続きに望んだほうがよかろう。
 居留許可が必要なので、旅行者の申請は事実上不可と考えたほうがよさそうである。
 また、一連の手続きでは、試験問題が日本語である以外は日本語は一切通じなかった。英語も厳しそうである。

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ヨンハ大王 その2

Img_2275 莘庄駅にて。
 このマーク、肯得基(ケンタッキー)を彷彿とさせるものがある。色使いもそれに近いし。
 今日はヨンハ大王で食事という気分ではなかったので、外部の写真のみ。

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2006年6月6日星期二

降って沸いた祝日

 上海協力機構(SCO=Shanghai Cooperation Organization)の首脳会談が、6月中旬に開かれる。
 これにともない、上海では会議の開催期間中を祝日にすることになった。具体的には、6月14日(水)~16日(金)を祝日にし、17日・18日の土日とあわせて5連休にする、というものである。但し、6月10日(土)・11日(日)は平日扱いになるので、実質エキストラの休みは1日だけである。
 この休日は上海市内の政府機関・役所・学校に適用され、企業についてはそれぞれの判断に委ねられることになる。上海市以外は普段どおりである。私の勤務先はカレンダー通り(つまりこの制度の対象外)にすることを今日決めた。
 実際にこの休日が適用になる人は、「9連投のあと5連休」となる。どっちがいいんだか。突然上海市だけ休みになってもなぁ・・・というのが正直なところである。

 この上海協力機構、中国・ロシア・中央アジア各国の多国間協力組織であるが、オブザーバーとしてインド・パキスタンも参加しており、国境紛争をしていた(今でも係争地がある)各国が一堂に会する仕組みになっているのが興味深い。
 また、イランもオブザーバーとして参加しており、アフマニネジャド大統領も今回来海する模様である。話題の人だからナマで見てみたいが、無理だろう。師匠や同学の中に今回これを目当てに上海に来られる方は・・・いないだろう。
 上海協力機構の加盟国・オブザーバーを地図で塗りつぶすとかなりの面積になる。事と次第によっては侮れない組織になりそうである。
 期間中を祝日にしたり、大規模な交通規制を敷いたりと、会議の成功、というか粗相がないよう当局も必死である。

(追記:6月10日)金曜日(9日)になって、来週の月曜日から暫くはあれはまかりならん、これもまかりならんという通達があれこれ出ている。業務上のことゆえ詳細は省くが、今更言われても対応できないよ、という性格のものも中にはある。上海協力機構首脳会議を成功させようと、やはり当局は必死のようである。

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2006年6月4日星期日

路上の求人広告

Img_2225 上海のとある交差点で信号待ちのときに下を向くと、こんなのが吹き付けてあった。アスファルトに求人広告を吹き付けているのである。「133」で始まる番号は当地の携帯電話の番号。
 レストランあるいはホテルの求人のようだが、「月収最低3万元」「兼職可」「日払い可」「仲介料不要」と、美辞麗句が並べてある。本当ならば私が応募したいくらい!だが、うまい話には必ず裏がある。月収3万元、上海の大卒初任給の10倍以上である。そんな仕事が「兼職可」なはずはないし、もしそうならその短時間に大きなリスクがあることだろう。そもそもまともな求人ルートでは募集できない内容だから路上の吹きつけ広告にしているのだろう。
 あとこの求人、「美男美女、18~38歳」とのことである。前者の時点で私は失格か。

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2006年6月3日星期六

CDショップ

 上海で売られているCDやDVDには海賊版が多いことは、よく知られているところである。
 とある会合で触発を受け?CDを買うべく先週末にあるCDショップに入った。
 ところが、品揃えが普段より異常に少ないのである。普通棚にはCDやDVDが重ねて並べられている(日本のCDショップは背面が見えるように商品を並べているところが多いが、こちらでは商品を重ねて並べているところも少なからずある。また、規則正しく並んでいるわけではないので、お目当てのCD・DVDがどこに並んでいるか探すのも一苦労である)が、棚がスカスカであり、商品もCDだとクラシックや一部の歌手のものだけ、あるいは日本のものだとエイベックス系?の正規授権版と思しきもの(初めて目にした)だけが棚に並んでいた。DVDも同様で、同じ商品ばかりが棚に並んでいた。いつもより品揃えが断然少ないのである。
 近くのほかの店に行っても同様で、どの店も商品が異様に少なくなっていた。
 どうやら海賊版の摘発があったようで、その店の場合それで持っていかれたのかあるいは対策として予め隠しておいたのかどちらかで商品が少なくなっていたようである。
 今週そのCDショップにまた行ってみたところ、品揃えは元通りになっていた。しかし、日本や韓国のドラマはいかにも海賊版というのもあるが、中国・台湾・香港のもの、しかもCDもそんなものが多いということか?あるいは、よくわからないのでとりあえず隠したか持っていかれたか、というところであろうか。
 個人的には香港や台湾の歌手の歌詞が簡体字で書かれているのは認め難いのだが、正規版をYesAsiaで購入しようにもこのウェブサイトも「現代版万里の長城」に邪魔されているようで接続できない。海賊版は放置、正規版を買うのも妨害とは、当局が本気で海賊版対策をする気があるのか疑問である。

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さらばウイグル料理店

 以前紹介した、淮海西路にあるウイグル料理店が、閉店してしまった。
Img_2244 これがウイグル料理店の跡地。看板は外され、側面にウイグルの風景を描いていた残骸がわずかに残るのみである。
 移転先も記されておらず、この後店がどうなったのか、ここにいた人たちはどこへ行ったのかももわからない。
 この店で拌麺などを食し、あるいは炒め物を打包して部屋に持ち帰り、それを肴に酒を飲むのが楽しみだったのだが・・・
Img_2239 このウイグル料理店だけではない。淮海西路の西端に並んでいた商店や食堂が軒並み閉鎖されている。



Img_2238 閉店された商店の入り口。




Img_2247 淮海西路を隔てた向かい側の商店は、すでに取り壊され瓦礫となっていた。



Img_2246 いちばん上の写真のウイグル料理店の右側に、「軌道交通十号線移迁弁公室」なる看板がある。この付近に地下鉄(軌道交通)建設の計画があり、この付近の商店を立ち退かせなければならない、ということか。写真はその内部の様子。

Img_2245 「地下鉄の建設にはあなたの支持が必要」とのスローガン。




Img_2248 「手を取り合って軌道交通10号線凱旋路駅を建設しよう」というスローガンが、淮海西路と虹橋路の交差点に書かれている。



Img_2252 この近くには、既に軌道交通3号線の虹橋路駅がある。軌道交通10号線の凱旋路駅はこの近くに作られる。
 以前上海は公共交通機関が不充分だと書いたことがあったが、こうして次第に整備されていくのであろう。と同時に、それは上海の風景も少しずつ変えていくことだろう。
 かのウイグル料理店の人たちが、新天地でうまくやっていることを願うばかりである。そして、もしまた店を開いているようならばそこに入って、また料理を堪能したいものだ。

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長今足道

Img_2230 韓流ネタでもう一丁。
 鎮寧路にある、「長今足道」なる足裏マッサージの店。



Img_2232 上の写真だと看板が光って読みにくいので、近づいて撮影。明らかに『大長今』にあやかってつけた店名だろう。
 といっても、『大長今』と足裏マッサージはあながち関係がないわけでもない。医女となった長今は、ドラマの中で他の登場人物に足揉みを行っている。最初は再会したライバルに、後に王の主治医となってからは国王に足揉みを施している。
 NHK出版『宮廷女官チャングムの誓い 後編』(日本放送出版協会)の中に、(なぜこんな本を持っているのだ?あと、ここまで登場人物の日本語名は避けてきたのに・・・)国王・中宗を演じた俳優イム・ホのこんなコメントがある。

「忘れられないのは、何といってもイ・ヨンエさんにマッサージしてもらったことです(笑)。手だけでなく、足まで揉んでもらいましたから。鍼を打つシーンでは代役を頼みましたけど、マッサージの時はきれいに足を洗って待機して・・・・・・。もう、韓国中の男性の羨望の的でしたね(笑)。」(p.88)

 当然であるが、この店ではそんなことはあり得ない。

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2006年6月2日星期五

ヨンハ大王

 月が変わったので上海に話しを戻しましょうか。といっても・・・
Img_2206_1  中国の主要都市をカバーしている「永和大王」なる名前のファーストフード店がある。丼・麺・定食・春巻や餃子などを出す店であるし、朝は揚げパンに豆乳で朝食を摂る人で賑わっている。この揚げパンに朝食というスタイル、昔は路上やローカル食堂で見かけると言われていたし事実そうだったのだが、チェーン店で出されるようになったとは時代の流れか。
 「永和」、中国語ではyong3he2と発音する。私の勤め先の近くにも「永和大王」があるのだが、昼飯を食べに行くときには「『ヨンハだいおう』に行こうか」と言っている。
 この「永和大王」を「ヨンハだいおう」と呼ぶ呼び方、「中国語がわかり」「韓流にも詳しく」ないとこの趣はわからないとの話もあるし、ほとんど内輪受け、との話もある。そういえば「ヨンハ」のサンヒョクくんや、チェリナーは今活躍しているのでしょうか?

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