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2006年7月1日星期六

青蔵鉄道開通

 今日のニュースで、チベットのラサに向かう青蔵鉄道が今日全面開通したことが報じられていた。
 今までは青海省・西寧からゴルムドまでが開通していたが(西寧へは蘭州から鉄道が通っている)、その先チベット自治区のラサまで約1,150kmの工事が終わり、今回の開通となったものである。
 ゴルムドでの開通式典の様子は当地のニュース番組で度々取り上げられ、胡錦濤国家主席はその演説の中で「中国の現代化における成功だ」と述べていた。チベットはもともとチベット族が多く住むが、文化大革命で「中国化」が一層進められ、歴史的・民族的に微妙な影を落としている。青蔵鉄道の開通は何としても「中国の成功」としておきたいことだろう。事実、青蔵鉄道は今まで鉄道のなかったチベット自治区にとって初めての鉄道路線となり、これにより国内他省とのつながりを強くする可能性がある。
 それはさておき、青蔵鉄道の車輌にはこの地域ならではの特徴がある。ニュースを見たところ新しい客車だから内装が綺麗なのは当たり前で、硬座も10年以上前のそれとは隔世の感がある。それだけでなく、最高で標高5,000m以上のところを走るわけだから、車内に酸素吸入装置が設けられているなどの高地対策が施されている。映像では車内でチューブを鼻に入れて寝台車に乗っている人の姿が報じられていた。その他紫外線対策がされており、更に気密性を保っているため車内は禁煙だそうである。喫煙者にとっては厳しいですね。人民網日本語版による車内紹介の記事はこちら
 食堂車の様子も放映されていたが、高地では水は100度以下で沸騰するのだから米を炊くのは大丈夫なのだろうか。あるいは、強火と油を使うコテコテの中国料理を出すのだろうか。
 北京からラサまで48時間、運賃は北京-ラサ間で軟臥下段が1262元、硬臥下段が813元、硬座が389元だそうだ(サーチナによる説明)。10年以上前に北京から桂林まで硬座に乗って2泊3日過ごしたことがあるが、さすがに着いたときにはぐったりだったのを覚えている。話のタネに乗るにしては厳しいものがありそうだ。
 北京からの便は毎日運行で、その他の成都・重慶、蘭州・西寧からの便は隔日運行だそうだ。

 今日は香港返還9周年だったのだがこの件があってかあまり話題にならず。それよりも中国共産党結成85周年とかで、「偉大なる将軍様」から祝電が届いたことやそれにまつわる書籍が人民出版社から出たことがトップのフラッシュニュース(新聞要聞)で取り上げられていた。来年は香港返還10周年・結党86周年ということか。

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