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2006年9月3日星期日

典型的対日観

 ある日、タクシーに乗ったときのことである。
 行き先を告げると、運転手に「日本人か?」と聞かれた。「そうだよ」と答えたところ、その運転手の返事は「俺は日本の俳優をたくさん知っている。Gao1cang1Jian4・Zhong1ye3Liang2zi3・Shan1kou3Bai3hui4。中でも大好きなのはShan1kou3Bai3hui4だね・・・」

 この運転手が挙げた3人であるが・・・

Gao1cang1Jian4-高倉健
Zhong1ye3Liang2zi3-中野良子
Shan1kou3Bai3hui4-山口百恵

である。高倉健と中野良子は出演した映画『君よ憤怒の河を渉れ』が1978年に中国で上映されたことで有名になり、とりわけ高倉健はこの映画で中国国内に広くその名が知れ渡ることとなった。山口百恵はやはり中国で放映された「赤い」シリーズへの出演で有名である。共演者かつ現在の配偶者であるSan1pu3You3he2=三浦友和の名前もよく耳にする。
 高倉健・山口百恵・中野良子・三浦友和、これに加えてLi4yuan2Xiao3juan3=栗原小巻あたりが、1970年代末~80年代にかけて中国で有名になった日本人俳優であり、確かに学生時代に中国を旅行したときにも「俺の知っている日本人」として彼らの名前がよく出てきていた。
 しかし今は2006年、もっと新しい日本の歌手や俳優もたくさんいるだろうに、それにもかかわらずかつての典型的な「俺が知っている日本人」の話をする人が未だにいるのである。この運転手に限らず、上に挙げた俳優の名前を今でも口にする人は多い。

 この運転手、何と山口百恵のCDを車内に持っていておもむろにかけ始め、車内に『秋桜』『さよならの向う側』が流れた。本当に好きなのか、日本人が乗ったときのサービス用として常備しているのか。

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