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2007年11月21日星期三

メンデルの葡萄@東京・小石川

Img_3899  丸ノ内線の茗荷谷駅から歩いて15分ほどのところに、小石川植物園という植物園がある。正式名称は「東京大学大学院理学系研究科付属植物園」といいその名の通り東京大学の研究施設なのだが、一般にも開放されており入園料を払えば誰でも入園できる。
 東京の都心で、このような広い緑地で紅葉を眺めることができる、というのが良い。

Img_3880  もっとも、冬が近づいているということもあり、落葉舞う園内はちょっと寂しい。それでも散歩を楽しむ人が少なからずいたし、ガイドブックに載っているのが外国人の姿も多く、英語や台湾語や韓国語が聞こえた。


Img_3890 そんな寒い中で咲いていた、コダチダリアの花。




Img_3891  小石川植物園は江戸時代の小石川御薬園が前身であり、8代将軍徳川吉宗の頃には「小石川養生所」として庶民の診療所となった。写真は当時の井戸。
 小石川養生所といえば山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』やそれをもとにした黒澤明の映画『赤ひげ』の舞台なのであるが、私としては「養生所」と聞くと『大岡越前』で養生所の医師・榊原伊織を演じていた竹脇無我の顔が浮かぶのである。

Img_3892  さらに、大正時代になると関東大震災で罹災した人の避難所になったとのことで、園内の石碑がその歴史を伝えている。



Img_3900  園内の日本庭園の向こうには、1876年(明治9年)できの旧東京医学校の建物が見える。もともとは本郷にある現・東大キャンパスにあった建物を解体し、1970年(昭和45年)に移築したものである。


Img_3881  この小石川植物園には、「メンデルの葡萄」と呼ばれるブドウの木がある。メンデルが遺伝子研究用にチェコ・ブルノの教会で栽培していたブドウの木の分株を、大正時代に当地を訪問した研究者が持ち帰ってここに植えたのだそうである。このブルノの教会、今はメンデル記念館となっており私もこの夏休みに行ってきたのであるが、遠くブルノでメンデルが行った遺伝子研究のゆかりの木がこの植物園にあるのである。

Img_3887  さらに、園内には「ニュートンのリンゴ」というのもある。ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を発見したとされるが、そのリンゴの木を接ぎ木によって分けてもらったものだそうだ。


 冬間近の今頃は冒頭写真の紅葉以外は寂しさを感じる園内だったが、またいい季節に再訪してみたいものである。

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