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2008年1月21日星期一

上海でのデモと新幹線の写真と

 また話題に乗り遅れた感があるが、上海であったとかいうデモの話。YOMIURI ONLINE記事

「リニア反対!」上海万博向け延長計画に住民が抗議デモ

 【上海=加藤隆則】2010年の上海万博に向け、上海市政府が沿線住民の意向を無視してリニアモーターカーの延長計画を進めようとしたことに対し、騒音や電磁波による健康被害を心配する住民が反発し、12、13日の両日、市中心部で抗議デモを行った。
 当局は地元メディアを通じ、「社会秩序を守るように」と呼びかけ、沈静化に躍起だ。
 12日の参加者は3000人を超え、市政府前の人民広場から目抜き通りの南京路まで約2キロを「リニア反対!」と叫びながら行進、同市内では05年の反日デモ以来の規模に発展した。動員された数百人の制服警官が、住民のほか外国人カメラマンなど100人近くを拘束した。
 上海リニアは、浦東国際空港から市中心部までの約33キロが02年に開通。政府はさらに約31・8キロを延長させる計画だ。
(2008年1月13日19時35分  読売新聞)

 記事では「浦東国際空港から市中心部までの約33キロが02年に開通」と書いてあるが、オフィス街の中心までリニアモーターカーが来ているわけではなく、郊外の龍陽路駅までである。東京に例えると、成田空港から本八幡までリニアが開通しており、あとは地下鉄で丸の内なり新宿なりに来てください、という感じである。このリニアモーターカーを杭州まで延伸しようとしたが計画が頓挫し、国内線用の空港である虹橋空港まで延伸する計画を立てたところ今回のデモにつながったようだ(また日本に例えると、甲府まで延伸しようとしたが頓挫し、では羽田空港へ、というところか)。
 中国のデモというと、第2次天安門事件や反日デモのように政治性を帯びたものか、あるいは内陸で起こっているが隠されていると言われているものはもっと生存権に関わるものといわれている。マズローの欲求段階説だと比較的下位に属する安全の欲求、もしくはもっと深刻だと衣食住といった生理的欲求を求めてのこととされている。今回のデモはこういった生存権にかかわるものでもなければ政治的な意識を匂わせるものでもなく、日本の「高層マンション建設反対」に見られるような良い生活の維持を求め、あるいは生活の悪化を防ぐデモということが特徴的だと感じた。もっとも、中国では土地は国有であり、いくらお金を貯めてマンションを買っても土地は国のものなので、こと土地の収用ということに関してはお役所の方が強い。そういう意味では基本的な「衣食住」を求めるのに似ているとも言えようが。
 今のリニアモーターカーの線路の延長線上、行き止まりのすぐ先には、既に建物が建っていた気がする。デモで言われていた健康問題とともに、立ち退きの問題もあるだろう。
 日本のテレビで映った映像では、上海博物館を背景に人民広場付近が移っていた。街の中心で見た日本の人もいるのだろう。

 もう1つ、北京空港で日本の新幹線の写真が無断で広告に使われていたというニュース。こちらはMSN産経ニュース記事

新幹線写真を無許可使用 北京空港の広告看板で

 北京国際空港で、日本の新幹線の写真を無断で使用した巨大な広告看板が掲示されていることが15日、分かった。JR側の抗議に対し、北京市の広告会社は無許可使用を認め、撤去も検討している。
 中国では違法コピーや海賊商品の販売など、著作権や商標権の侵害が横行。五輪開催を前に国際化を急ぐ中国政府は、あらためて問題を突きつけられた格好だ。

(以下略)

 上海の地下鉄の工事現場を覆う塀にも日本の新幹線の映像が使われているのを見たことがあるし、マンションの宣伝にも新幹線の写真が使われているのを見たことがある(前者は写真も撮っています)。許可を得ていないとすれば著作権や商標権としては当然NGだが、なぜに地下鉄の工事で新幹線の映像?その地下鉄の写真なり中国を走る列車の写真ではなく何故新幹線なのだろうか?
 ちなみに、これらを見たのは「和諧号」がデビューする前のことである。

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