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2008年4月18日星期五

中国語の電子辞書

 私が学生だった頃(H送大学の、ではなくて)、1990年代初めは電子辞書というものは一般的ではなく、ましてや中国語の電子辞書などというものはなかったのではなかろうか。授業には普通の辞書を持って臨んだものだが、学習者が少ない言語の辞書は値段も高く大事に使われたものである。時には残念ながら盗難ということもあり怒っていた学生もいたと記憶している。
 中国語においては愛知大学が編纂している『中日大辞典』が語彙や用法などから最も充実したものだとされ、皆買っていたものである。今であれば、「中日大辞典』よりは小さい小学館の『中日辞典』がポピュラーだろうし、やはり小学館の『日中辞典』とともに多くの電子辞書に入っているのはこれである。しかしながら小学館から『中日辞典』が出たのは私が学生になってからであり、当初は『現代中国語辞典』が普段の持ち歩きには勧められていたし私も学生時代はそれを使っていた。
 さて電子辞書に話を戻すと、私が最初に買った電子辞書はソニーの電子ブックプレーヤー『DD-CH10』であった。おそらく2000年頃に買ったのだと思うが、当時はすでに電子辞書もそれなりに小さいものが出回っていたのだが中日辞典・日中辞典が入っているのはあまりなく、当時としてもかなり大きいものを買ったのである。その後カシオのエクスワードに乗り換え、今に至っている。
 今使っている電子辞書であるが、やはり『中日辞典』と『日中辞典』が入っている。最近の電子辞書は進んでいてテレビ(ワンセグ)を見ることができたりペン入力やタッチパッドでの操作ができたりするのであるが、私が持っているものは辞書機能だけのものである。
 最近では量販店の電子辞書売り場を見てみると『中日大辞典』が入った電子辞書を見かける。いろいろな機能がついているといってもやはり「辞書」なのであるから、中国語を使う機会がある者としては『中日大辞典』が入った辞書を買っておけば買い換えることもなく長い間使えるのではないかと思う。
 他方、今使っている辞書には『中日辞典』が入っている。今後の私の人生において、電子辞書を使う際に『中日辞典』ではなく『中日大辞典』ではないといけない、という場面がどのくらいあるのだろうか。そう考えると、決して安い買い物ではない電子辞書の買い換えをするほどのこともないか、と感じてしまうのである。おそらく『中日大辞典』が必要なのはよほど専門的、かつ現代的な話題ではなくそれこそ研究などで本を読むときであり、そういうときには傍らに電子辞書ではなく製本された『中日大辞典』を置いて読むことだろう。そう考えると、今使っている電子辞書でいいか、という気になる。もっとも、今使っている電子辞書に『中日大辞典』を追加することができるということであれば考えるかもしれない。

 これだけ商品開発のスピードが早いと新しいものに目が行ってしまいがちであるし飛びつきたくもなるが、電子辞書に限らず折角手に入れたものは大事に使いたい、と思う、と同時に、自分が本当に欲しいものはなにか、モノを買うときに何を優先させるか(電子辞書であれば小ささ・軽さを優先するか、入っている辞書の数を優先するかあるいは質を優先するか、デザイン重視でいくか…)をしっかりと考え、賢い消費者になって無駄使いはしないようにしたいものである。
 そうは言っても、「これは!」と思ったときはついつい好みに応じて衝動買いしてしまうのかもしれないが…

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