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2008年5月6日星期二

青雲丸@高松

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Imgp1010  高松では世界の麺の食べ比べをしてきたのだが、その「世界麺フェスタ2008inさぬき」の会場近くの岸壁で練習船「青雲丸」の一般公開が行われていたので、見学させていただくことにした。
 東京海洋大学や神戸大学の商船系学部・商船高専・海技大学校・海上技術短期大学校や海上技術学校の学生が、航海訓練所の練習船に一定期間乗船して乗船訓練を積むと大型船の船舶職員(航海士や機関士)の免状を取得する近道となる(口述試験受験に必要な乗船履歴がこの乗船訓練で充足できる。海技免状取得については、詳しくは航海訓練所ウェブサイト当該ページをご参照ください。また、これら学校以外にも船舶職員の免状を取得できるルートはあります)が、この青雲丸はその練習船5隻の中の1隻である。練習船というと日本丸や海王丸といった帆船が有名だがこうした普通の(帆船ではない)船も活躍しており、特に機関士を目指す学生にとってはエンジンの実務を習得するのに大事な役割を担っている。また、商船高専の海技系学科の学生にとっては1年間の訓練航海が卒業に必須となっている。
Imgp0961  入り口には練習船を紹介したパンフレットの他に、中国・四国地方の商船高専(弓削商船高専・広島商船高専。大島商船高専の分があったかどうかは定かでない)、さらには波方・清水の両海上技術短期大学校の入学案内が置いてあった。本船見学は子どもや生徒に「海の仕事」への道程を紹介する良い機会でもある。また商船高専は今は商船系以外の学科(電子機械工学科や情報工学科など)の学生が過半を占めるが、これらも含めて「高専への進学」という選択肢を訪れた人にアピールする良い機会ともなる。

Imgp0966 Imgp0975  船の操縦を司る船橋(ブリッジ)。舵の向きやエンジンの回転数など操船に関わる指示はここから出され、また他の船がどこにいるかといった見張りもここで行われる。
 本船の航海士と思しき人が、気軽に写真撮影に応じていたり記念写真を頼まれてシャッターを切っていたのが印象的であった。船務多忙の折、お疲れ様です。

Imgp0979 と思ったらもう1つ下の階にも同じくレーダーや操舵設備を置いた大きな部屋があった。尋ねたところ、上の船橋は士官(本船の船長や航海士)が操船するところで、ここは学生が操船するところだとのこと。ここで学生が操船してしくじったりしたら上の部屋にいる船長や航海士からお叱りが来るのだろうか。そうだとしたら自動車教習所の教習車を彷彿とさせるシステムである。
 本船見学に際してはあちこちに学生が配備されており、警備や説明に当たっていた。また、日本の学生のみならず東南アジアや南アジア系と思しき学生を多数見かけたが、航海訓練所ではODAの一環としてこれら地域の船舶職員候補生の訓練も行っているとかでそうした人達なのだろう。東南アジアや南アジアの学生からも「おはようございます」と挨拶をいただいた。
 厳しいであろう訓練の途中、本来であれば休めるかもしれない着岸の折に一般市民に本船案内をしていただき、ありがたいことである。

Imgp0986  六分儀。今は船の世界でもGPSがあり広い大海原でも自船の位置がわかるが、これを手にして天体を見上げて自船の位置を割り出すことができる。


Imgp0988  無線室。



Imgp0989  万一船が遭難して脱出を余儀なくされたときには、このテント状のボートに乗って脱出しなければならない。写真では子どもが中で遊んでいるが・・・


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 階段教室。学生が座学を受ける場所である。練習船が「教育機関」であることを感じさせる場所である。



Imgp0997  食堂。確か学生用だったと思う。



Imgp0999  青雲丸のエンジンルーム。船が「巨大なプラント」であることを感じる。



Imgp1012  青雲丸の船尾。岸壁に座っている人と比べると船の大きさがわかる。



Imgp1016  対岸の岸壁から見た、青雲丸の全景。



Imgp1013  青雲丸の前を、フェリーが通り過ぎていく。かつて瀬戸大橋ができる前は宇高連絡船というのがあり、国鉄が宇野と高松の間に鉄道代わりに連絡線を運航させていた。瀬戸大橋が開通したので連絡船はなくなったが、今でも同じ区間をフェリーが走っていて乗用車や旅客を運んでいる。
 この岸壁近くの高松サンポートの3階に宇高連絡船記念展示場というのがあり、かつての宇高連絡船にまつわる展示を見ることができる。

Imgp1157  帰りはそのフェリーに乗って宇野->岡山経由で帰ったのだが、その船上から岸壁に停泊中の青雲丸を見る。望遠レンズを持ってくればよかったなと後悔。

Imgp1139  これからも青雲丸は多くの「海の仕事」を志す若者を乗せて航海することだろう。本船の安全航海と乗り組んだ学生の活躍を祈念したい。




Imgp1239 (追記:2008年5月25日)高松では望遠レンズを持っていなかったので青雲丸の右舷斜め前からの写真が撮れなかったのですが、後日横浜に寄港した際に写真に収めてきました。



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