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2008年9月7日星期日

台湾シネマ・コレクション~『練習曲』~

先日に引き続き、「台湾シネマ・コレクション2008」(「enter」でページを開くと音が出るので注意)で上映されている『練習曲』を見てきた。
 自転車で台湾一周をする、聴覚にハンディのある大学生と、旅の途中で触れ合う人たちとの人間模様を描いた作品である。旅の途中で出会う、それぞれ全く違うタイプの人たち―映画ロケの一行、ワケありの若者とその母親、もうすぐ退職する学校の先生、やはり台湾を自転車で周っている人、等々―が、それぞれの過去なり現在なりを抱えつつ主人公に暖かく接している。こうした触れ合いを台湾各地の風景をバックに描き、またそれぞれのエピソードに台湾の文化や現在が織り込まれており、観た後で気分が良くなる映画であった。
 旅行で訪れる限りではなかなかこの映画のように台湾に深く入っていくことは難しいのだが、この映画を見てまた台湾に行きたくなった。

 この「台湾シネマ・コレクション」のパンフレットに書いてあったのだが、台湾では台湾映画は1990年代から製作本数・興行収入ともに衰退していったのだそうだ。パンフレットによると「芸術映画の道を突き進み」「エンターテイメント映画はなりを潜め」ということなので、観た後で考え込んでしまうような映画が多く娯楽性のある映画は少なかった、ということだろうし、映画を観て「また観に行こう」と思わせることができなかった、ということだろう。
 その頃とは流れが変わり、今は台湾映画に観客が戻りつつあるとか。この『練習曲』も、また台湾映画を観たいと思わせる良い映画だと思う。

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