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2008年10月18日星期六

『上海タイフーン』~続・見たことのある景色~

 NHKで放映しているドラマ『上海タイフーン』、今日が最終回だった。
 それぞれの事情を抱えた登場人物が、やはり最初はワケありで上海に来たヒロイン・美鈴と絡まりあい、6話の中で頑なだった内面なり過去の失敗の影響なりを克服して幸せを掴む、あるいは取り戻していく、という気分の良い話であったと思う。古谷一行扮する父親が「客が来なくてもめげるな。諦めさえしなければきっと何かが起こる。そういう街だ上海は」と言っていたが、上海のみならず世界のどこでも通じる言葉だと言えよう。この古谷一行や母親役の原日出子がいい味を出していたといえよう。
 ヒロインらが行きつけの居酒屋が「相撲系」だったのはウケ狙いとはいえどうか、と思った。もっとも、「忍者屋敷風」の居酒屋は上海にあったが…

 第1話で上海在住時に見た眺めが出てきたことは先に拙ブログに書いた。その後第2話~最終話でも、上海に住んでいた頃に見たことのある眺めや「ここだ」とわかる建物が画面に流れてきたので、写真をぼちぼちとアップ。

Img_1208  ドラマに直接出てきたわけではないが、ヒロインが住んでいる里弄の場面の前に上空からの映像が出てくる。その映像に映っているエリアの右手前を地上から撮るとこんな感じであった。長治路・大名路付近に広がる里弄である。先に紹介した浦江飯店の少し北、蘇州河の北側である。




Img_1214  ドラマの里弄はセットのようだが、当時の長治路付近にはこういった建物が並んでいた。ドラマ中の花屋ではないが、蘇州河の北側は再開発の話があると聞いたが、今も同じ風景なのだろうか。





Img_2774  ヒロインが「自分が本当にやりたいこと」を見つけようと歩いていたのは淮海中路。背景に国泰電影院が映っていた。淮海中路X茂名南路、花園飯店(ガーデンホテル)の近く。ドラマでは夜歩いていたが、昼間だとまた雰囲気が異なる。淮海中路のショッピング街の西の端、といったところか。
 広告が流れるディスプレイが映像の背景にあったが、私がいた頃はiPod shuffleや化粧品の宣伝ばかりだった。今は違うのだろうか。

Img_2034  ピーター・ホー扮するヒロインの敵、そして後に距離を縮めていく曹飛が再開発を巡るトラブルからオフィスを引き払い、拠点にしていた自宅は、武康路X淮海中路(X興国路)にある武康大厦。拙ブログでも開始直後からこの建物の写真をトップに貼っている。上海の名所巡りをしていると、宋慶齢故居の近くにこのビルを見ることができる。



Img_1929  ヒロインが曹飛に出店の相談をしたのは、第1話で彼女が家賃の高さに驚きつつ虚勢を張った橋を渡り、蘇州河を川下に少し歩いたところ。植え込みが写っていないせいか、ドラマとは随分雰囲気が違う。





Img_1922  出店が決まったことをヒロインが携帯電話で知らせていたときに、橋の上から川下を見た映像が映ったが、このアングルに近いだろうか。正面に上海大厦が見えるが、この先には浦江飯店も「ヒロインの住処である里弄の上空写真の風景」もある。




Img_2786  洋服店の開店前にビラ配りをしていたのはこのあたりか。淮海中路を前述の国泰電影院から東側に歩き、確か淮海中路X思南路だったと思う。
 このほかにも、ヒロインが車で移動する時の車窓はここだ、等、写真は手許にないが場所がわかる風景があった。
 この記事を書くときに過去に撮った写真を見返してみたのだが、僅か1年前のことであるがかつて住んだ街の眺めを見て懐かしくなった。ドラマのストーリーの中に「再開発」の話があったし、事実瓦礫の山を見たり通っていた料理店が再開発で閉店してしまった、ということがあった。上海の人たちが便利になるための再開発だと良いのだが、次に見る上海は変わっているのだろう。

 ドラマのサクセスストーリーはさておき、かつて住んでいた上海に、上海で知り合った方々に恥ずかしくないように日々の生活を送りたい。

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Comments

はじめまして。

《上海タイフーン》を熱心に見続けていた何潤東ファンの1人です。
彼のファンイベントに参加するため訪れた上海なので、街中を観光したことはないのですが、圧倒されるほどの高層ビル、きれいな夜景、に対して、ホテル上階の窓から見下ろすと、ビルに囲まれた家に居住する人たちが屋上で日常の生活をみせてくれたりします。
新しいものと古いものが混在する街、ドラマを見てますます上海に興味をひかれました。
また、ドラマのロケ地を観光してみたいとも思いました。
どこで撮影したのかと思っていましたが、貴blogを拝見し、訪れてみたいと思った場所のあちこちが具体的にわかりました。
とても嬉しかったので、わたしの感謝の気持ちをお伝えしようと、思い切って書き込ませていただきました。
曹飛の住まいとされていた建物も次回はぜひ訪れてみたいと思います。
ありがとうございました。

Posted by: supia32 | 2008年10月26日星期日 at 下午4:32

supia32さん、はじめまして。
お読みいただき、また我が身に余るコメントをいただきありがとうございます。上海に住んでいた頃に撮った写真をかき集めてアップしたのですが、興味を持っていただけたようで何よりです。「曹飛の住まい」は在住時頻繁に目にした場所なので、ドラマに出てきたときはとても驚きました。
何潤東ファンとのこと、先月の台湾シネマコレクションでも彼の主演作が上映されていましたが、日本でも認知度が高まり出演作を見る機会が増えていくと良いですね(申し訳なくも、私も台湾シネマ~までは知りませんでした)。
それでは、またよろしくお願いいたします。

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2008年10月26日星期日 at 下午9:58

「諦めさえしなければ~」のくだり、今も時々思い出します。心に残る素晴らしい言葉ですよね!世界中で頑張っている人や頑張りたいけどめげそうになっている人の力になる、そんなメッセージだと思います!

Posted by: Takako | 2010年6月22日星期二 at 下午9:24

Takakoさん、こんにちは。
仰る通りこの言葉は頑張っているすべての人が励まされる言葉といえましょうし、Takakoさんのコメントを拝見して私もこの言葉を思い起こし思いを新たにしました。ありがとうございます。
上海の街は私がいた頃やこのドラマの頃とは変わっているでしょうし街のありようも変わっているのでしょうが、この言葉の意義は変わらないと思います。

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2010年6月22日星期二 at 下午11:11

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