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2008年11月1日星期六

ドイツの中国人

 先週末、都内の家電量販店に行ったのだが、店の客の中に中国人や台湾人が多いようで、店内のあちこちで中国語が聞こえてきた。デジタルカメラ売り場でディスプレイを前にして「どうする?買う?」といった会話が繰り返されていた。
 先月のドイツ旅行でも、各地で中国人がとても多いのが気になった。東洋系の顔立ちでどこの人かと思っていると、いつも中国語の会話が聞こえてくるのだった。ドイツで東洋系の顔立ちだと、日本で他の東洋系の人をみるよりも目立つ。
 そして、中国人が観光シーンの様々な場面で登場してくる。中国人を目にするのは、世界のどこにでもある中国料理店だけではない。土産物屋の売り子にも中国人が多かったし、ハイデルベルクでは博物館の切符売り場に中国人がいた。話を聞いてみると上海出身で、私が住んでいたところの近くに住んでいたと言っていた。

 以下、放送大学の教材でもある、梶田孝道著『国際社会学』(放送大学教育振興会、1995)を参考にした。ドイツでは「ドイツ市民」であるためには血統主義や文化的・民族的・宗教的な価値観を一にすることが重んじられる傾向があり(この市民観は「フォルク」と呼ばれ、政治的理念の共有を重んじるフランスの「ナシオン」と対比される)、外国人労働者は「ガストアルバイター」、客員労働者と捉えられる傾向がある。ドイツの状態とフランスの状態がそれぞれ「フォルクのみ」「ナシオンのみ」というわけではなかろうが、ドイツでは前者が優勢とされている。

 ドイツでは各地の中央駅の駅前に中国人・トルコ人といった移民向けの店や移民通りと呼べる通りがあったが、「フォルク」の市民観がある中で「自分らしい生活」を維持しようとしているのを具現しているかのように見えた。

Imgp1940  ケルン駅前にて、「大可以」という名前のレストラン。







Imgp2952  フランクフルト中央駅から市電沿いに伸びる通りの朝。トルコ系や中国系と思しき店が並んでいる。昼や夜には賑わうのだろう。







Img_4675  ハイデルベルク、ネッカー川河岸にある中国料理店で食べた「担担麺」。具の挽き肉や汁が甘辛い味だった。







Imgp2468  ドイツではないが、フランス・ストラスブールにて。中国料理の惣菜が店頭に並ぶ。「ナシオン」の中での中国惣菜。

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