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2009年1月4日星期日

2008年12月・大理旅行(3)-日本四僧塔-

 大理古城から程近いところに、「天龍八部影視城」というところがある。「影視城」というのは映画村の意味であり、中国の小説『天龍八部』をテレビドラマ化した際のセットをテーマパークとして公開しているところである。
Imgp3402  この影視城の中に、「日本四僧塔」という名前の塔がある。明朝期に内乱に連座して当時明に渡っていた日本人僧侶4人がこの地に流されてそのまま没し、それを悼んだ大理の人たちがここに塔を建て、21世紀の今に至るまで供養を続けてきたとのことである。そしてその話を映画『単騎、千里を走る』のロケで雲南省を訪れていた主演の高倉健と監督の張芸謀が聞き、感銘を受けて寄付をしてこの塔を整備せしめて現在の姿になったとのことである。2人による碑文も塔の下にある(下写真、なおロケ地は大理と並ぶ風光明媚な観光地である麗江やその近郊などとのこと)。

Imgp3397  600年以上前に明に渡るのも容易ではないし、その後さらに流刑に遭いさらに当時の明朝の海禁政策により帰国の路を絶たれ大理で生涯を終えた僧侶、そしてその話が今に伝えられていることに思いを馳せる。交通が発達した今日、日本から大理に行くのは1日かそれ以上かかるのだが、それでも今日の我々は自由に行き来することができる。そうではない、渡るにも覚悟が必要で、渡った後に戻れなくなってしまった4人の日本人僧侶の心中、とりわけ故郷を思う気持ちはいかばかりだっただろうか。

Imgp3405  この日本四僧塔に参るためには、先の「天龍八部影視城」に入場料(52元!)を払って入らないといけない。参拝するためにテーマパークに入場料を払わないといけないの何だか…という感があるし、日本四僧塔の故事とテーマパークというのがあまり馴染まないのだが、何にせよこの故事は語り継いで欲しいものである。


Imgp3407  テーマパークでのワンカット。600年前の大理も、鮮やかな花が街や村を彩っていたのだろうか。

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