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2009年2月23日星期一

『世界ふれあい街歩き 厦門 コロンス島』

 昨日NHKで放送された『世界ふれあい街歩き 厦門 コロンス島』を録画しておいたので、今日改めて視聴した。
 私は厦門=アモイには行ったことはないので全く知らない街の街歩きを観る格好になるのだが、印象に残ったのは元・厦門博物館館長を勤められた方が厦門の歴史を簡単に紹介するくだりである。アヘン戦争の後に共同租界となった厦門・コロンス島には各国が領事館を構え、それゆえに教会や学校が多く建てられ、さらに繁栄振りを見た華僑が故郷に錦を飾らんとコロンス島に立派な屋敷を構えるのがステータスシンボルになったのだとか。そんな厦門も日中戦争・中華人民共和国建国やそれに続く文化大革命により往時の様子を失い、取り壊しを免れた立派な邸宅は農民や労働者に分け与えられたとのことである。
 これは上海の街並みにも当てはまるのではなかろうか。上海で当局に歴史的建築物として指定されている建物の中には今でも市民が住んでいるものが少なからずあり、これらは「記念館」としての扱いではなく現役の住居である。また、上海の小区=里弄も昔の姿を残しつつ、今でも上海の人たちが普通に生活を営んでいる。歴史的建築物で今でも生活を営んでいる人がいるのはアモイ同様に中華人民共和国成立後、とりわけ文化大革命の中でお金持ちではない普通の人に住宅として分配されてそれが入れ替わりもあり今に至るということがあるのかもしれないし、小区=里弄ではやはり人が入れ替わりつつ集団住宅での生活が今でも続いているのだろう。かつての租界ゆえの歴史が、それぞれの街並みに影響を及ぼしてきたのだろう。厦門の話を観て、上海の街並みを思い浮かべた。

 テレビに映る街並みを見ると、租界時代の影響を受けているところは上海に似ているがより南方にあるということで木々が上海のそれと違っており、この暖かさが「厦門らしい」のだろう。
 街並み以外では、車が禁止されているコロンス島で子どもが乗った小さな車をラジコンで操縦し、「環境にやさしい車だよ」とウィットに富んだ冗談を飛ばす若いお父さんが印象に残った。こうした車は自分で漕ぐことができるようにならないと乗ることができないが、他に車が走っていないコロンス島ではラジコンだと目を届かせつつ小さい子どもも乗せることができるのですね。
 厦門はここと台湾統治下の金門島を船で結ぶ「小三通」の起点でもあり、外国人に開放されればアモイから金門島に船に乗って渡ってみたいと思っていたが、そのアモイ自身にも見るところがありそうである。

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