« 2009年・環黄海旅行記(16)煙台・海岸沿いの建築物 | Main | 2009年・環黄海旅行記(18)続・煙台~仁川・船の旅-「香雪蘭(XIANG XUE LAN)」号- »

2009年10月19日星期一

2009年・環黄海旅行記(17)煙台~仁川・船の旅-「香雪蘭(XIANG XUE LAN)」号-

 上海に住んでいた頃、たまには船で一時帰国してみたいと思ったことがある。また、中国各地と仁川など韓国の港との間を結ぶ旅客船もあるので、中国~韓国~日本と船で旅行がてら帰国することが出来ればと思っていた。上海に住んでいるときには叶う事はなかったが、今回それに加えて下関~青島も船で渡り、旅行者としてではあるがかつて思った通り日本・中国・韓国を船で移動する旅を実現することが出来た。
 今回は、煙台から仁川へ船で行くことにした。煙台~仁川間はHanjoong Ferryという会社が運航する「XIANG XUE LAN」=「香雪蘭」という船で結ばれているのだが、、この船を運航している会社のウェブサイトは韓国語だけのようで、何時船が出るかなど詳しい情報は何とかこのウェブサイトを読みこなすかさもなくば他をあてにしなければならない。煙台に着いてから中国側の会社である「烟台中韩轮渡有限公司」の電話番号を備え付けの電話帳で探し、電話して詳細を確かめることができた。事前に煙台発は月・水・金の18時30分だと聞いているがそれは正しいのか、運賃はいくらなのか、切符は当日ターミナルでも買えるのかを聞いたところ、スケジュールはその通りであり運賃は650元と750元であるとのことであった。また切符は当日ターミナルで買えるとのことであった。(注:上記ウェブサイトのHome->About us->C&K Ferry Linesのページに煙台側の連絡先が書いてある)
Imgp8077  出港予定時間の2時間半前に煙台港国際旅客ターミナル(烟台港国际客运站)へ行き切符を買った。ウェブサイトで12万ウォンと紹介されている運賃は650元、14万ウォンと紹介されているほうは750元で、今回は750元の切符を買った。
 まだ出港までには時間があると思ったところ、係員から早く乗船と出国の手続きをするように急かされた。さらに出国手続きの後で船に向かうバスに乗ったところ、ターミナルを管理している人民解放軍の兵士と思われる人から「荷物は(バスの下のスペースに入れず持ったまま乗れ!」「窓を開けるな!」などと口うるさく命令口調で言われた。もとより荷物は少ないので持って乗るつもりだったのだが、楽しかった煙台滞在の最後がこれでは「終わり悪ければすべて悪し」ということになってしまう。
 岸壁には大連行きのフェリーも泊まっていたのでこの近くから乗るのかと思ったが、客を乗せたバスは岸壁を離れ一般車道に入り、10分ほど走ったところにあるコンテナ船のターミナルに泊まっていた「香雪蘭」号の隣で我々を下ろした。このバスを効率よく運航するために急かされたのだろうか?
Imgp8115  以前も書いた通り、最近は国際条約の関係で国際航路の船が発着する岸壁を歩くことができず、自分が乗る船の写真を撮ることもままならない。左写真は船室内に飾られていたカレンダーに描かれていた本船の絵であるが、この「香雪蘭」号は後部に旅客スペースを配しつつ、前方にはコンテナを積むスペースと港に荷役設備がなくてもコンテナの揚げ下ろしをするべくクレーンを配備している。今回はコンテナターミナルからの出港であったが、フェリーターミナルでもコンテナを揚げ下ろしできるように、ということであろう。
 この船の姿をウェブサイトで見て、フェリーとは異なる「貨客船らしさ」が見えたのも煙台~仁川航路に乗ろうと思った動機の1つである。
P1010446  「香雪蘭」号の案内図。車を積むスペースはなく、やはりフェリーというよりは「貨客船」である。








Imgp8084  急かされたこともあり、17時前に乗船してしまった。
 写真は今回利用した2人部屋。他の客が来なかったので1人で利用することができた。部屋では韓国のテレビ放送を見ることが出来る。
 あと、トイレが飛行機のトイレ同様に空気で吸い込むタイプだったのが目新しく感じた。
 もう1ランク下の650元の部屋は4人で1部屋のようである。
2人部屋を1人で利用できたことからわかるように、乗客はあまり多くなかった気がする。乗客には中国人のツアー客や個人客もいたし、韓国人もいて後者のほうが多いかと感じた。

Imgp8090  フロント。船内サービスを担っているのは韓国語のわかる中国人が殆どのようである。朝鮮族の方が多いのだろうか。






Imgp8087  船内には「Casino room」もあり、スロットが並べられている。換金はできるのだろうか。







Imgp8116  食堂。夕食と朝食時にそれぞれ2時間くらい開いている。








P1010443 P1010444  夕食は中国式と韓国式それぞれの定食があり(それぞれ1~2種類であるが)、今回は韓国式の「烧鲅鱼」=「サワラの煮込み」を食した。食堂では韓国ウォンも人民元も使用可能で、確か5,000ウォン=30元だったと思う。
 なかなか美味しかった。韓国料理というと焼肉・プルコギや冷麺、汁物でもサムゲタン・ユッケジャンクッパなどを思い浮かべるが、魚を材料にして韓国料理独特の味付けをするのもとても良いと思う。

Imgp8095  缶ビールやジュースの自動販売機。こちらは韓国ウォンのみが利用可能。350ccのHiteビールが1,500ウォンで、このときは韓国での値段がわからなかったのでそのくらいかと思ったが韓国で買うよりは高いようだ。日本と違い中国・韓国ではビールに関しては免税のメリットはないということだろうか。



Imgp8106  他にも船内にはジムがあったり、









P1010445  足裏マッサージを施術する部屋もあったりする。









P1010449 P1010447  娯楽室。本棚にはマンガ本がたくさん並んでいるが、日本でお馴染みのものがハングルで並んでいる。後で韓国の本屋に入ってみたが、韓国で売られているマンガの多くは日本のものの翻訳であった。


P1010452  売店や免税店。開いている時間は限られているのだが、売店で飲み物を買おうとしたらその限られた営業時間よりも早く店じまいをして鍵を閉めてしまっていた。人民元しか持っておらず自動販売機では飲み物を買えないので売店に行ったのだが、担当者が鍵の管理もしているようでフロントに掛け合っても店は開けてもらえず、結局フロントでいくばくかの人民元を韓国ウォンに換えてもらって自動販売機で買うことになった。このあたりの営業感覚はまだまだといったところか。
 写真が多くなったので、到着時の様子や中国~韓国航路全般のことは後程。

|

« 2009年・環黄海旅行記(16)煙台・海岸沿いの建築物 | Main | 2009年・環黄海旅行記(18)続・煙台~仁川・船の旅-「香雪蘭(XIANG XUE LAN)」号- »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73410/46523673

Listed below are links to weblogs that reference 2009年・環黄海旅行記(17)煙台~仁川・船の旅-「香雪蘭(XIANG XUE LAN)」号-:

« 2009年・環黄海旅行記(16)煙台・海岸沿いの建築物 | Main | 2009年・環黄海旅行記(18)続・煙台~仁川・船の旅-「香雪蘭(XIANG XUE LAN)」号- »