2009年・環黄海旅行記(22)韓国放送通信大学校
韓国滞在3日目。この日の午後にはソウルから釜山に移動し、釜山から船に乗って日本に戻らなければならない。
韓国観光公社で貰ったソウルの市内地図の上の隅に「韓国放送通信大学」の名を見つけたので、午前中にそこ=韓国放送通信大学校、日本の放送大学と似たシステムでテレビやラジオを通じて大学教育を行っている大学に行ってみることにした。
地下鉄4号線の恵化駅で下車し、駅前の広い道(大学路-通りの名前は近くにあるソウル大学に由来。放送通信大学校もソウル大学の付属機関だったことがある)を東大門広場の方向に戻るように歩くと、5分ほどで上写真の案内板が見えてくる。
左写真は構内の案内。
中にはいくつか建物があり、それぞれに守衛の方がいたので中に入っていいか聞いてみたが、明らかに部外者とわかるからか断られた。かつて放送大学で学んだ韓国語を使って韓国放送通信大学校への訪問を試みたが、たかだか45分x15週の学習では歯が立たず一蹴された、というところだろうか。一昨年、台湾の国立空中大学の学習センターを訪れた時のようにはいかなかった。もう少し言葉ができれば中を見ることができたのか、あるいは守衛の方ではなくて学校関係者の方とどこかで接することができれば入ることが出来たのか。もっとも、よしんば入ることが出来たとしても言葉を解さないので意味もわからずただ見てまわるだけになりそうではある。
建物の上には「한국방송통신대학교」の文字が見える。「방송」-「バンソン」-「放送」、「통신」-「トンシン」-「通信」、と、中国語の音に近い言葉だと漢字表記が類推できる。
大学で行われるイベントの告知だろうか、大学のURLが書かれたものなど横断幕がいくつも掲げられていた。
こちらは「学生会館」か。
図書館。
敷地内で唯一古そうな、欧風建築の建物を見かけた。白く塗られているこの建物は今では講堂のようであるが、前に植えられている記念植樹には「一九〇七年(高宗四四年)三月工業傳習所本舘(史跡第二七九号)竣工紀念」と書かれていた。
日本の放送大学の本部の周りはやや閑散としているが、この韓国放送通信大学校は大通りに面していることもあり学校の前や脇の通りには店が並んでおり、学校へ来た際に食事に困ることはなさそうだ。
大学校を後にして、東大門広場を目指す。途中に教会に見える立派な建物があったが、どうも結婚式場のようである。教会風の建物にしては通りの向こうからも教会のものとは違う、韓国の文化を描いた絵が壁に描かれているのが見えたので違和感があったが、結婚式場なら合点がいく。
東大門市場。衣類や布に関連した店が並ぶマーケットである。夜遅くまで賑わうようであるが、午前中ということで人通りは多くなく閑散としていた。
市場内を流れる清渓川。ソウルの中心部を流れており、市内の散歩道になっている。
東大門。
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日本の放送大学のテキストは大きな書店で見ることができるが、韓国の韓国放送通信大学校のテキストを邦訳した『現代韓国社会を知るためのハンドブック』という本がある。韓国の現代社会における諸問題に焦点を当てて解説した本のようである。放送大学のテキストのような雰囲気なのだろうか。
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来月(11月)14日~15日、放送大学によるシンポジウム「世界公開大学シンポジウムinさいたま」というイベントがあり、放送大学と同様のシステムで遠隔教育を行っている世界各地の大学による講演があるようだ。遠隔教育に関する専門的なイベントであり学術的に教育に携わっている人あるいは遠隔教育に携わっている人が主対象のようであるが、世界各地で遠隔教育を行っている大学、そしてその方法で社会人に大学教育を行っている大学の存在に興味があり、またそれぞれの大学がどのような取り組みをしているのかに関心があるので後日その内容を知ることができればよいのだが、と思う。


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