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2009年10月29日星期四

2009年・環黄海旅行記(23)釜山~博多・フェリー「ニューかめりあ」

 下関を起点に中国・韓国を駆け足で回った今回の旅行も終わりが近づいてきた。釜山港から船に乗って日本に戻らねばならない。
Imgp8489  まずソウルから釜山へ高速電車KTXで移動。やはり折角の乗車機会なので1等車に乗車。3列シートのゆったりとした座席である。運賃は週末料金の71,700ウォン、これに自動券売機購入による700ウォンの割引がある。券売機での購入は英語の画面が選べるので割と簡単である。
 釜山までの2時間45分は殆ど寝ていたのだが、9月末ということで沿線に実る稲穂が黄金色で美しかった。
 釜山駅に着き、フェリーが出る国際旅客ターミナルへの行き方を尋ねたところ時間は決まっていないが連絡バスが出ているとのことであった。教えてもらった出口へ行くと、タクシー乗り場の隣にそれとわかるバスが停まっていた。他のバスの停留所と離れておりそもそも停留所の案内もなかったような記憶があり、バスが停まっていないとわかりにくいだろう。
P1010582  釜山からは下関行きと博多行きのフェリーが出ている。略同時刻に出るのだが、今回は博多行きのフェリーに乗ることにした。2等運賃の90,000ウォンはクレジットカードで支払ができたが、港湾使用料3,200ウォンは現金で支払う必要がある。





Imgp8506  ターミナルの屋上から見た、今回乗るカメリアライン運航の「ニューかめりあ」号(韓国側代理店のウェブサイトはこちら)。昼間に博多から釜山へと運航し、夜に釜山を出て翌朝博多に着くというスケジュールであり、この航路に入っている1隻が1日で1往復するという運航形態である。釜山と下関を結んでいる関釜フェリーが2隻の船で釜山→下関・下関→釜山を夜行便で結ぶ(それぞれの船は1日で1片道航海、2日で1往復することになる)のと比べると船にとっては密度の高いスケジュールになっている。
 夕方釜山に着いた「ニューかめりあ」。国際仕様のサイズのコンテナだけでなく、船尾から小さいJRの貨物コンテナが下ろされているのが見える。

Imgp8505  こちらは下関へ向かう関釜フェリーの韓国側投入船「SEONG HEE」号。







P1010600  時刻表では20時出港となっているが、この日は19時から出国審査がありその後すぐにフェリーに乗り込んだ。
 「ニューかめりあ」の船体全体を写真に収める機会はないが、船内にある案内のテレビ画面による本船の紹介から。




Imgp8523 Imgp8525  船内のロビー。








Imgp8564  客室へ向かう通路。今回乗った3隻の船の中で、この「ニューかめりあ」がいちばん船内がきれいに整備されていたと思う。前述の通り1日で博多と釜山を往復する、他の日中・日韓フェリーに比べると厳しいスケジュールの中でよくやっていると感心する。




P1010607  船内には浴場もあり、こちらも清潔に整備されている。朝は5時半から利用可能で、博多ポートタワーを目の前に見ながら入浴することができる。







P1010596  船内にはカラオケボックスも確か3室用意されている。夜だと船内で寝るだけなのだが昼間の航海だと時間をもてあます人もいるだろうからその間にカラオケを、という客も少なからずいるだろう。
 他にはゲームセンターもあった。





P1010592  食堂は食券式。食堂に限らず船内では日本円のみが使用可である。
 自動販売機に「ジョジャックッ定食」という名前を見付けたので、何かわからないままに注文したところ、出てきたのは蜆の澄まし汁定食であった。
 小皿の数やその中身も含めた定食の「韓国らしさ」という点では、煙台から乗った「香雪蘭」のほうに軍配があがると感じた。


P1010591  今回利用した2等船室。所謂雑魚寝スタイルだが寝るときの頭の部分に仕切りがあり、周囲を気にせず眠ることができるようになっている。
 19時過ぎに乗船して20時出港ということであったが、釜山~博多間は実質6時間くらいの距離ということで実際に船が動き出したのは22時過ぎである。翌朝5時半に目が覚めたときには既に船は博多港に着岸しており、人によっては「釜山出港前に寝て博多到着後に起きて、航海中はずっと寝ている」ということもあるかもしれない。


Imgp8560 Imgp8559  早朝の博多港。おそらく近所の方であろうか、朝早くから岸壁で体操をしたり釣りをしたりしていた。また、博多ポートタワーの前を、朝早くから小さな旅客船が横切っていった。
 朝7時半から下船開始だったが、混雑することもなくスムーズに降りることができた。

 今回の旅では日本・中国・韓国をそれぞれ船内1泊で移動し、福岡や下関エリアと中国・韓国との「距離の近さ」を改めて感じた。それぞれ(混雑期でなければ)切符も窓口で簡単に購入することができるのも旅への敷居を低くさせてくれ、中国・韓国へ行くには飛行機に乗る必要がある東京では感じることが出来ない距離感である。
 青島・煙台・仁川それぞれに訪れる前には思いもよらなかった街並みを歩くことができ、当初はフェリーや貨物船で日・中・韓を移動するのが主目的だったが訪れた街での新鮮な体験と新しい発見もまた、そしてそのほうが印象に残る旅であった。

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