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2010年2月4日星期四

台湾・苗栗の鉄路博物館(鐵路博物館)

 ずっと昨年のタイ旅行のことばかり書いていたが、昨年の年末に2泊3日で台湾を訪れ、2日目に台湾西岸の苗栗付近を見てまわった。あいにく天気がよくなかったので内陸部の見どころは見てまわることができなかったのだが、午前は苗栗駅近くにある鉄路博物館(鐵路博物館)と廃線跡を観光地として売り出している勝興駅址(勝興車站)などを訪ねた。1ヶ月以上経ってしまったが、まずは鉄路博物館の写真をアップ。

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 桃園国際空港からバスで桃園駅へ向かい、高雄方面に向かう列車の「山線」に乗ると苗栗駅に行くことができる。今回はその通りに行って苗栗に泊まり、翌日1日をかけて苗栗付近をあちこち見てまわった。
 苗栗駅から高雄方面の線路に沿って歩き、途中線路の下をくぐってやはり同じ方向に歩くとすぐに鉄路博物館への案内板を見ることができる。線路沿いにあるので、わからなければくぐった先にある車道と線路の間に行くことができる道を探すといいだろう。

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 機関車と同じ色をした門番?が出迎えてくれる。後ろの蒸気機関車は1913年から1973年にかけて旅客輸送に従事した、アメリカ製の蒸気機関車である。






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 上述の28型蒸気機関車。









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 こちらもやはりアメリカ製、1920年から1979年まで幹線の貨物輸送に活躍したDT561号蒸気機関車。








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 かつて日本統治下にあった台湾では、日本製の蒸気機関車が長らく走っていた。写真のCT152号は日本の「大阪汽車製造」なる会社により作られ、1918年~78年にかけて西部幹線で旅客輸送に従事していたとのことである。日本では同型車が「8520形」として走っていた。




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 ディーゼル機関車も展示されている。左写真は日本製のR1型ディーゼル機関車、右はやはり日本製で阿里山鉄道で活躍した11403型ディーゼル機関車。この他にもアメリカ製の青いディーゼル機関車が展示されていた。

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 敷地内には、1921年に作られ1990年代まで使われた客車も展示されている。振動がダイレクトに木製の椅子に伝わるので、乗客が率先して席を譲ったという笑い話が披露されている。



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 屋根の外には、ディーゼルカーとディーゼル機関車が置かれていた。保存場所ができるのを待っているのだろうか。





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 博物館の隣は台湾鉄路局の建物のようだが、その中に「投煤練習場」という場所があった。蒸気機関車に石炭を投入するための練習場の意だろうが、これも保存対象なのか、あるいは最近動態保存で運転されている蒸気機関車を運転する際の石炭焚きの練習もここでされているのだろうか。
 日本統治期から1970年までに台湾に投入され、その後長く使われて台湾の人がよく目にしたであろう車輌や、阿里山鉄道などで長く活躍した車輌がここに展示されているといった感じであった。車輌を置いているだけで特段のことはないのだが、台湾の人にとっては往時を偲ばせるのかもしれないし、私のように外国から来た人にとってはかつて走っていた姿に思いを巡らすことができる。

 今回訪れた苗栗、台湾の玄関口である桃園国際空港からバスで桃園駅に向かい、さらに在来線の列車で南へ向かうと行くことができる。延べで2時間ほどの距離であり、空港から台北へ行く時間プラスアルファで行くことができる。
 台湾新幹線ができたこともあり、台北のみならず台湾新幹線が泊まるところや桃園国際空港から近いところへは2泊3日でも中1日を使って観光ができるといえよう。さすがに花蓮や台東など台湾東岸や内陸方面は2泊3日だと充実した旅程は難しいかもしれないが、台湾西岸だと行き先を決めておけばある程度のものを見ることができ、台湾への距離感が縮まるのではないだろうか。
 上述の『週末台湾!』、台北の見どころである101・西門町やあちこちの夜市歩きなど観光名所を紹介し、さらに奮発する高級料理から屋台や小さい店の魯肉飯までグルメも紹介し、台北を中心とした観光を一通り紹介した本である。が、『週末台湾!』のタイトルは台北をはじめ台湾各地へは2泊3日で行くことができ、目的を持って行けば台北のみならず他の街へも足を運ぶことができて有意義に時間を過ごせることを思い起こさせてくれる。ヨーロッパだと国境を接した隣国に自動車で気楽に行くことができるが、そこまではいかなくても日本と台湾は敷居低く行き来したいものである。

 姉妹書に『週末バンコク!―2泊3日からはじめる自分だけの旅づくり 』もあるが、帰路が夜行便でないと滞在時間が短くなることもありこちらは『週末台湾!』よりは厳しそうである。

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Comments

週末京都のノリかな。面白いですね。

Posted by: AKIKO(^^)☆ | 2010年2月7日星期日 at 上午4:44

AKIKO(^^)☆さん、こんにちは。
週末京都は良い喩えですね。航空券を事前に手配しないといけないので京都と違って思い立ったらすぐというわけにはいきませんが、リピーターになったり「次はここ」という感じで2泊3日で台湾に行くのも良いのではと思います。現にH送大学の学生になってからはそうしてましたが…ではまた。

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2010年2月8日星期一 at 下午11:02

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