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2010年7月31日星期六

書籍『台湾人生』

 昨年7月に東中野で映画『台湾人生』を観たのだが、映画の中で出てきた台湾の「日本語世代」の人たちへのインタビューをまとめた、同じ題名の本が出ている。5月に日本経済新聞の読書欄でこの本のことを知ったのだが、今になってようやく読むことができた。
 本には、映画に出てこなかった人へのインタビューも掲載されているが、多くの人が上の学校に上がれない、上がりにくいなど「日本人とは異なる扱い」をされたと自覚しているにもかかわらずその頃のことを懐かしさをもって語っている。出てくる人は皆80歳以上、多感な時期に日本語で、日本統治下の台湾で生きたことが今でも鮮明に残り、そしてその後の人生の屋台骨になっている、ということだろう。その多感な時期にそうした環境で生きていろいろと考えることもあっただろうし、濃い時間を過ごしたことがよくわかる。

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Comments

日本語教師陽性講座の日本語教育史をとっていた頃を思い出します。リタイアした60歳以上の方が多いクラスだったので、講師がこの本に掛かれているような「母語よりも日本語でしか自分の気持ちを言葉にのせられない、ある意味不幸な事態がおこったわけです。」と発言すると、教室内にただならぬ空気が漂ったのをおぼえています。

Posted by: あーちゃん | 2010年8月3日星期二 at 上午5:25

こんにちは。台湾では「祖父母は日本語、父母は中国語(台湾国語)、本人は台湾語」がいちばん得意であり家族間・世代間でのコミュニケーションが難しい場合もあったと聞いています。少年期に言語を習得する、というのは仰るようにその後の生活に大きな影響を与えるかと考えます。
日本語教師養成講座の方々は日本統治期の台湾やその直後の台湾のことを私達よりも近しく聞き感じているのでしょうね。

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2010年8月3日星期二 at 下午11:28

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