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2010年9月14日星期二

『1/24秒に命を吹き込む~人形アニメーション作家・川本喜八郎の世界』

 録画しておいた、NHKハイビジョン特集『1/24秒に命を吹き込む~人形アニメーション作家・川本喜八郎の世界』を観た。川本喜八郎氏といえば私の中では『人形劇 三国志』なのだが、この番組は5年前の番組の再放送で、当時の新作映画『死者の書』の作成現場を通じて氏の人形作りや映画制作の厳しさを伝えるものだった。
 『人形劇 三国志』は人形を操って動かす「本当の人形劇」だったのだが、この『死者の書』は人形の手足や表情を少しずつ動かして1コマずつ撮影していき、それをつなぎあわせてアニメーションにして動きを表現する、というものである。番組タイトルにある「1/24秒」の通り、24コマの映像で1秒の映像になるとかで、人形の動かし方が大きすぎて動きが不自然になると撮り直しになったり、画面を横切る犬の動きが本物の犬ではありえない関節の動きになっているのを指摘して修正させたりと、1日で1秒未満の映像しか作れない日もあったとか。人形への氏のこだわりが感じられる。『人形劇 三国志』の時も人形の動きや顔に感心してストーリーに引き込まれていったが、この番組で紹介された人形はアニメーションの手法で動作から目の動きまでやはり活き活きと動いている。当時80歳とは思えない、氏の現場での指揮ぶりや人形劇に関する語りも印象に残った。
 川本喜八郎氏はこの8月23日に亡くなったが、私の中では『人形劇 三国志』の思い出は消えることがない。

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