2010年8月・カナリア諸島旅行(10)ラ・ゴメラ島巡り~ガラホナイ国立公園へ~
前回の続き。ラ・ゴメラ島はバスがあまり走っておらず、タクシーをチャーターして島内をまわることにした。
Hotel Jardin Tecinaを出発し、北へ向かって島を登っていく。出発してすぐ、空港の建物が見えてきた。
日本のスペイン政府観光局から貰ったパンフレットには「ラ・ゴメラ島はカナリア諸島では唯一空港のない島」と書かれていたので、空港を見つけたときには少し驚いた。空港で見た飛行機、及び後で調べたところによるとカナリア諸島間を結んでいる航空会社Binter Canariasのフライトがこの島にも飛んできているようだ。
チャーターしたタクシーの運転手は英語を少し話すことができ、走りながら島のことについて説明してくれた。彼によると、島の南側ではかつてトマトや穀物を作っていたそうだが、60年くらい前(「1953年」と言っていた気がする)までに農業は行われなくなってしまったとのことである。強い日ざしと乾いた大地では、収穫が不安定だったのだろうか。
このあたりの集落への水の供給は、道路沿いでも見ることができた細いチューブが頼りである。かつては水の供給も難しかったのかもしれない。
島の中では少ない平らな土地に集落があったり、あるいは切り立ってはいるがやや平らな土地に張り付くように集落があったりする。
左写真はAntoncojo、右写真はTargaという名前の集落である。
Alajeróという街に入るところで見つけた、サボテンの花。
Alajeróにて。テレビコマーシャルで見たような形の大木である。
奥に見える、海岸を望む崖上の高台にも1本だけ木が生えている。
再び北へ向けて走る。ここでもやはり乾いた大地の崖に張り付くように集落がある。
走っていると、突然道路の両側が緑で覆われてきて、遠くに見える山も岩肌をさらさず木々に覆われるようになった。
このラ・ゴメラ島の中心である標高1,487mのガラホナイ山を中心としたエリアはParque Nacional de Garajonay「ガラホナイ国立公園」になっていて、自然遺産として世界遺産に登録されている。古代からの植物群が残っているからとのことであるが、植物学に詳しくなくても岩に囲まれた地帯から突然緑に覆われた場所が現れるのが不思議に感じるし、どうやって島の中心だけに森林が残るようになったのか興味が湧いてくる。
このエリアの中心には森林公園があり、日帰りでこの島を訪れる人たちが乗ったバスがここに来るとかで停まっているバスも多く、
公園は人造的だが、ここを起点にガラホナイ国立公園の中を散策することができる。本格的に国立公園内を歩くこともできそうだし道路沿いに歩いている人も少なからず見かけたが、それにはそれなりの準備が必要だろう。
公園の中で見つけた植物。おそらくシダ植物なのだろうが、ここだけ見ると今まで見てきた乾いた大地とは別世界である。小さい島であるにもかかわらずその地形と気候が混ざりあい、島のあちこちが異なる自然を見せていることに繋がっているのだろう。
写真が多いので、続きは後程。















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