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十二月 2010

2010年12月31日星期五

2010・台北国際花卉博覧会(台北花博)

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 昨年の年末に続いて、今年の年末も台湾に行ってきた。今回は台北に滞在し、今年の11月から来年の4月まで開かれている台北国際花卉博覧会を訪れた。






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 捷運圓山駅の近くに入り口がある。捷運の車体も、花博塗装になっているものが一部走っている。






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 入り口のすぐ横、もともとサッカー場だったところは争艶館(美の競艶館)と名づけられている。様々なコンペが開かれる場所であるが、私が訪れた時はコンペは行われておらず、科学技術を使った品種改良の取り組みを紹介していた。
 かつてのスタンドは、花で埋め尽くされている。



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 圓山公園の会場は、ポインセチアなどの花畑になっている。







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 振り返ると、遠くに台北101が見える。








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 この花博会場、台北・松山空港の程近くにあり、松山空港へ着陸する飛行機が結構低いところを飛んでいる。飛んでいる飛行機の中には全日空や日本航空のものもあり、最近飛び始めた羽田から松山空港への便もここを飛んでいる。実は今回は羽田発・松山着のフライトだったのだが、通路側に座っていたこともあり、フライトが花博会場の上を飛んでいることに気がつかなかった。


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 会場には、「西安的院子」「上海庭園」と名前の付いた庭園がある。前者は上海の城壁を、後者は上海の古い庭園をモチーフにした展示である。囲碁をしている姿が植え込みで表現されている。





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 「名人館」。テレサ・テンの一生をテーマにした展示がされている。人気があり、早々と整理券が配布終了になる。







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 「文化館」。客家建築を模した建物だろうか。植物を使った紙作りと植物から作る「香り」の2つを主要なテーマとして展示していた。




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 道路をくぐり、美術公園エリアへ入る。
 「台北故事館」。花博のための建物ではなく、1913年にできた洋館を2003年からこの名前で一般公開している。今回の花博の会場エリアに含まれたということでそのまま展示場になり、室内に100年前の高層人士の生活空間を再現している。
 ここも人気の展示で、整理券が早々と配布終了になる。

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 美術公園地区の南側は、参加各国により作られた庭園が並んでいる。左はパラオ(台湾と国交有り)の展示、右は香港の展示。

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 日本の展示は写真のような感じ。何区画か使って日本庭園を見せている。







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 福建省の様式の建物を花博・新生公園エリアに移築した「花茶殿」。






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 「天使生活館」では、珍しいサボテンの数々を見たり、標高に応じて亜熱帯植物-温帯植物-高山植物と台湾の植生が変わっていく様をそれぞれの環境を模した室内で実際に草木を見ながら感じることができたり、





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 草木を使ったアクセサリーや大立菊などを見ることもできる。
 花畑や庭園など植物を「見せる」、科学技術を使って植物を「使う」、台湾の植生、そして植物と文化の結びつき等、植物を様々な方面から見ることができる博覧会である。正直外国からわざわざ訪れるとなると微妙な感じではあるが、一日会場内を歩いていて目に飽きないイベントである。

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2010年12月26日星期日

羽田空港国際線旅客ターミナル

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 前回書いた、先月の北京行きは羽田空港からのフライトであった。今までの羽田空港の国際線ターミナルは、便数が少ないこともあり取ってつけたような小さな建物だったが、今回はこの10月にオープンした新しい国際線旅客ターミナルから出発である。





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 アジア各国の航空会社の飛行機を、羽田空港で見ることができるようになった。









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 増えたとはいえ少ない発着枠のせいか、殆どのフライトは共同運航便のようだ。
 台湾へは、やはり国内線専用だった台北・松山空港へのフライトがあるのだが、案内には繁体字の表示はないようである。





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 構内の喫茶店の窓から、行き交うモノレールを見ることができる。








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 出国前のエリアにある飲食店やショッピングエリアには「江戸小路」「江戸前横丁」という名が付けられていて、昔の江戸をイメージした作りになっている。







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 国際線ターミナルということで、税関のキャラクター「カスタム君」にお目にかかることができる。

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HSK@北京

 先月のことだが、11月28日に北京でHSK(漢語水平考試)を受けてきた。
 日本でもHSKは行っているのだが、日本では今年から「改進版」と呼ばれる新しいスタイルの試験方式になり、「筆記」と「口試」を別々の試験で行い、しかも予めどの級かを決めて受験するスタイルのものを行っている。中国ではこの「改進版」と従来型の試験(「HSK初中級」を受験し、その点数によって級のランク付けが決まる)を行っており、徐々に「改進版」に移行していると思われ今回が従来型の試験を受ける最後の機会かと思い、北京に行ってHSKを受験した次第である。
 申し込みは日本から書類一式をEMSで送り、その際に日本在住であることと当方のメールアドレスを書いておいたところ数日後に「准考证(受験票)の準備ができたので取りに来るように」とメールが送られてきた。受け取り方法について電話で確認し、北京へ行き受験票を受け取って試験に臨んだ。電話した際に申込書の送付先と試験会場が違う場所であることを教えられたので、偶々ではあるが電話しておいてよかった。
 肝心の試験の出来であるが、今まで点数が上がらない听力(ヒアリング)を事前に練習したこともありこちらは以前より点が取れてそうな感じがするのだが、综合填空(総合問題)で迷う部分が多く、8級は厳しいかな、という感じであった。

 このHSK、従来版は段々行われなくなるのかと思いきや、中国のHSKのウェブサイトで発表された2011年のスケジュールを見ると、今のところ従来型のみスケジュールの発表が行われている。改進版はいったいどうなったのだろうか、と思うが、従来型のHSKが来年も行われるのならまた受けに行けばいいか…
 HSKの従来型試験と「改進版」、前者を仕切ってきた北京語言大学と後者を推す他の大学や「汉办」=中国国家对外汉语教学领导小组办公室との勢力争いのようなものがあると今回訪れた際に会った知人から聞いたのだが、従来型のみの試験日が発表になっているのは試行錯誤なのか混乱しているのか、この試験を目標にしている留学生などは動きが取りにくいのではなかろうか。

 今回は試験のための北京滞在だったので試験会場近くのホテルに泊まりあちこち出歩くこともなかった。北京にいる他の知人の方々を訪ねることができなかったのは残念である。
 11月末の北京は既にとても寒かった。北京の繁華街などへ行かなかったこともあるが、空港から市内へ向かう電車の車窓には広い敷地に低層の建物がまばらに見えるところが多く、上海の郊外と比べると変化の進み方は遅いのかな、と感じた。今回の試験会場近くを歩いていても「高いビルに囲まれて歩く」という感じではなく、冬の青天を上に見て歩くという趣であった。一昨年北京五輪を観に訪れた際は北京の中心部に宿を取り五輪会場に足を運んだのでまた違う「発展する都市としての北京」を見たのだが…

日本のHSKのウェブサイト (こちらは「改進版」になっています)

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2010年12月25日星期六

2011年・中国の祝日

 2週間程前のことだが、2011年の中国の祝日が発表されている。

元旦:1月1日(土)~3日(月)。
春節:2月2日(水)~8日(火)。但し1月30日(日)と2月12日(土)は平日扱い。
清明節:4月3日(日)~5日(火)。但し4月2日(土)は平日扱い。
労働節:4月30日(土)~5月2日(月)
端午節:6月4日(土)~6日(月)。
中秋節:9月10日(土)~12日(月)。
国慶節:10月1日(土)~7日(金)。但し10月8日(土)・10月9日(日)は平日扱い。

国务院办公厅关于2011年部分节假日安排的通知

 国慶節の後が7連投である。7連休のあと7連投というのも、いつもながら休みのリフレッシュがなくなってしまうのではと思ってしまうのだが、どうだろうか。

 国務院の通知が発表されたのは12月9日、例年のことながら翌年の元旦まで1ヶ月を切ったところでの発表である。いつもショートノーティスだと思っているのだが、日本の祝日は、殆どは何月何日か決まっているか「10月の第2月曜日」というように定められているので、毎年の祝日を特定することができるしそれに伴う振替休日も決まってくる。例外は春分の日と秋分の日で、これらが決まればその年の祝日は全て決まるのでいつ決まるか調べたところ、それぞれ法律では「春分日」「秋分日」とだけ決められているがこれらが何月何日になるかは前年の2月に国立天文台が官報で公示するとのことで、法律の改正を別にすれば2月には翌年の祝日がわかることになる。
(参考:内閣府「国民の祝日」について
 中国の祝日も、旧暦由来や二十四節気由来のものがあるとはいえその日がいつになるのかは早々に決まっている筈だが、「前後のどちらの土日を平日扱いにするか」で悩むのだろうか。

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2010年12月13日星期一

『初めて台湾語をパソコンに喋らせた男』

 台湾語学習ソフトウェア作りに心身を捧げる、ある台湾人のことを記したノンフィクションである。というよりは、台湾にも地縁があり日本で台湾映画に携わっている筆者と彼との交流を通じて、現代台湾の姿を見ることができる書である。さらには、アロンというこの台湾人との交流や彼の足跡を書くことに名を借りて筆者が台湾との関わりを振り返った一冊、ともいえ、種々の様相を呈している本である。
 台湾の多くの人が母語とする台湾語は、発音を表すきまりが統一されていないなど体系的に学ぶのが難しくなっている。そんな台湾語を、台湾の子ども達が親しみながら学べるようにと長い年月を掛けてアロンがソフトウェア開発に取り組んでいる姿が、筆者との交流と共に紹介されている。話の節々に出てくる、台湾語が台湾国語≒中国語と比して置かれた環境、本省人から見た台湾、更には日本統治期のことはある程度知られているし予備知識もあるので、エピソードを興味を持って読むことができる。それに加えて、台湾映画に台湾語が認められていった過程や、侯孝賢の『非情城市』をはじめとした日本で評価の高い映画に対する別の見方など、この本から新しく知ることも多い。台湾事情もプログラミングもそれだけ見ると身構えてしまうかもしれないが、話に入っていきやすくまたその中で現代台湾の諸相を見ることができる一冊である。

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