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2011年2月16日星期三

台湾・侯硐駅前の工場跡と「ねこ車掌長」?

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 前回の続き。
 平渓への玄関口である、侯硐駅。このあたりでは山間を縫うように、基隆河に沿って線路が走り、狭い平地や山の斜面に街や集落が築かれている。






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 侯硐駅を通過する特急列車・自強号。
 この後に来た平渓線のディーゼルカーに乗ったのだが、やはり天燈節の時期は日本のラッシュ並みの混雑である。一人くらいなら自らを押し込むこともできようが、確実に乗りたいのであれば1駅前の瑞芳駅から乗るか、あるいは最近の平渓線のディーゼルカーは台北郊外の八猪駅から発車するものが多いのでそこから乗るなどしたほうが良さそうである。


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 侯硐駅を出ると、駅前の広場に錆付いて崩れた建物の跡を見ることができる。瑞三整煤廠(瑞三精炭工場)の跡地であり、掘り出した石炭をこの工場に送り、選炭機で選別した後に最後に女工の手により選別された石炭がここから出荷されたのだとか。





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 工場跡から伸びる、基隆河にかかる橋は整備されていて今でも渡ることができる。橋の上には、かつてトロッコがこの橋を往来したであろうことを偲ばせるべく線路や貨車が復元されている。


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 橋から後ろを振り返ると、こちらはかつての線路の跡が野ざらしのまま残っている。








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 橋の向こうには、かつて石炭を掘り出したトンネルの跡がある。








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 ここ侯硐はかつては「猴硐」と呼ばれ、その発音が今の地名や駅名の由来になっている。昔この地にあった石炭工場が稼動していたときの様子が駅前の博物館に模型で示されている。橋と建物、そして線路との関係がよくわかる。
 そして、この地で働いていた人達の表情や往時の風景を、絵や写真で見ることもできる。

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 この侯硐駅前、どういうわけか猫が多い。








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 観光客の扱いも手馴れたもの、なのだろうか。









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 そんな駅前にたくさん住む猫の影響からか、侯硐駅には「永遠的列車長~黒鼻」の像が建っている。
 日本にも「たま駅長」がいる駅があると聞くが、ここ侯硐では本物の駅長に遠慮してなのか、猫は「列車長」、即ち「車掌長」の肩書を貰っている。





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 駅の売店では、この駅の近くに住む猫のものだろうかあるいは台湾・世界各地のだろうか猫の写真の葉書が売られている。猫好きの人にとっては、この駅で過ごす時間は至福の時なのだろう。

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