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2011年5月16日星期一

映画『海洋天堂』

 半年くらい前のことだが、飛行機の中で映画『海洋天堂』を観た。
 ジェット・リー=李連杰扮する父親が自らの死期を悟り、限りある時間で自閉症の息子が自分がいなくても生活していけるようにいろいろと教えつつ、残された時間を息子と過ごす…というストーリーである。

 あらすじだけたどっていくと、自閉症の息子が生活できるように時間をともにする父親、そしてそれを見守る、向かいの家に住む女性や職場の上司など…ということになる。クライマックスやアクセントを置くべき場面がなく淡々と物語が進んでいくのも、いかにも中国映画と思えてしまう。
 しかし、映画を観ながら、あるいは映画を観終わった後で考える。
 父親が亡くなったあと、息子は生前彼と縁があった人たちに囲まれて日々を送る。そして、父親が教えた通りに行動して生活していく。ゆで卵を茹で、バスに乗り、父親が生前勤めた水族館で教えられたように掃除をし…その中に、父親の面影は彼の中に残っているのだろうか?
 グイ・ルンメイ=桂綸鎂扮する、水族館にやってきたサーカス一座のピエロと彼は仲良くなる。彼は彼女から電話の取り方を教わる。父親が亡くなったあと水族館の電話が鳴るが、あれはピエロからの電話なのだろうか?そうであるにせよそうでないにせよ、彼は一時期仲良くなったピエロのことを思い出すのだろうか?
 父親の最後の場面では、彼の妻に対する思いにも触れる。
 息子の心の中に父親のことやピエロのことが残っていることを願いたい、そんなことを観終わってから思う、観終わってから思いが巡る映画であった。

 この『海洋天堂』の日本公開を願って更新されているブログがある。

ジェット・リーの『海洋天堂』を日本で観たい!

 その甲斐あって、『海洋天堂』は今年の夏に日本の映画館でも観ることができるそうである。日本における『海洋天堂』のオフィシャルサイトはこちら
 先述のブログには、この映画に因んで自閉症に関する記事もある。自閉症と思われる症状の人に接するに際して、心に留めておきたい。

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