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2011年8月31日星期三

福島県新地町

 先の震災から、まもなく半年になる。
 各地のボランティア情報を掲載している、全国社会福祉協議会のボランティア情報のページから各地でのボランティア募集状況を見ると、ボランティアの募集を中止したところがある一方で、引き続き作業のニーズがあってボランティアを募集しているところもあるのに気がつく。また、被災した住宅や道路を対象にした一時的な作業から、仮設住宅に住んでいる方々や地域コミュニティへの支援へと活動の対象を移しているところもある。
 一時的な作業のニーズは当初に比べると少なくなっているのかもしれないが、他方で今後も長い期間にわたってサポートが必要になっているのもわかる。

 8月初旬までの間に、何回か福島県新地町に行って住宅の片付けなどのお手伝いをさせていただいた。

 初めて新地町を訪れたのは5月の初め、先のボランティア情報のページで見つけた福島駅発のボランティアバスに申し込んだ。震災から2ヶ月足らずということもあり、また私を含めてこの手の活動に参加するのは初めての方が多かったであろうこともあり、福島駅から新地町へ向かうバスの中は意気込み半分、緊張半分という感じであった。
 報道で観たような光景を目の当たりにした後で向かった初めての作業現場は、側溝の泥出しであった。泥出しとはいいながら本来そこにはないはずの砂利をすくったり、本当はそこにはないはずのアスファルト塊が刺さっているのを取り除いたりと、俄かには信じがたい中での作業に思いを新たにさせられた初めての新地町であった。

 その後、新地町へは仙台から常磐線と代行バスで行くことができることを知り、個人で新幹線で仙台に行きカプセルホテルに泊まり、翌日常磐線と代行バスを乗り継ぐルートで何度か新地町へ行った。
 毎週末新地町に来られている方、福島にかつて縁があったとかで来られたカナダ人の方など町の外から来ている方々、町内から参加されている方々など多くの方とともに町での時間を過ごした。仙台から新地町へ行くには亘理駅で代行バスに乗り換える必要がありそのことを話すと「亘理も大変なんです」と今ここも厳しい状況なのにもかかわらず他の町に心を配る方や、台風の時にはやはり台風の被害に遭った地域に心を配る方がいたりと、今いるこの町も厳しい状態なのに他人に気を配ることができる方々が多いのには感銘を受けた。
 町で手伝いをする方々には地元の方も多く、他方で遠くから来られている方々がおられたり遠くから作業に必要なマスクや水・食料も寄せられたりしており(韓国の辛ラーメンやタイのインスタント麺もあった)、「新地町の方々 powered by 日本や世界各地の方々」という感があった。
 その新地町でも緊急のニーズは一段落し、今後はコミュニティ支援に軸足を移す由にて新地町やその近くからの継続的な支援が必要になっていくようだ。今までまったく縁がなかった新地町に縁ができたので、新地町やそこに住む方々の幸せを願い、また新地町でご一緒した方々のことも心に留めつつ日々過ごしたい。

 震災の現場は避けつつ、新地町の風景をぼちぼちとアップ。

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 新地町のボランティアセンター。まずはここに集まり、手続きをした後でそれぞれの現場へと向かう。







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 ボランティアセンターに掲げられた、「負けねど がんばる 明日を夢見て!」と書かれた幟。








P7090881  作業中に見つけた、渡すべき人がいると思われる思い出の品々はこの「思い出倉庫」に集められた。








P7090883  「思い出あります」の布幕、上って振り返ると「好きです 新地町」の文字が裏に書いてある。







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 代行バスの停留所近くにある郵便局にて。








P7090884 町の文化財である古い瓦を置いてある蔵は、姿を留めていた。








P8071022  新地駅は甚大な被害を被ったが、隣の駒ヶ嶺駅は駅舎・ホーム・線路ともに姿を留めていた。
 今は代行バスがここを通るが、どなたが置いたのかバスを待つ人のための飴などが置いてあった。






P8071019 駒ヶ嶺駅近くの田んぼ。










P7090885 代行バス。これに乗って新地駅の代替駅-新地町役場へ向かい、ボランティアセンターを目指す。







P7090842  途中、東京からの距離を示す標識をいくつか見るが、東京へまっすぐこの道を行くことはできない。







P6050822  仙台から電車に乗って来られるのはここ亘理駅までである。この先の線路がつながるのは、まだ先になりそうである。







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 ボランティアセンターの向かいには「さくら家」というとんかつ屋がある。やはり津波の被害に遭ったそうだが早々に営業を再開したとかで、昼飯時にはお世話になりました。

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Comments

お疲れ様でした。思い出倉庫ってなんか切ないですね。

Posted by: あーちゃん | 2011年9月1日星期四 at 下午3:40

こんにちは。
作業中に「その家にはない筈のもの」を拾うことも多々ありました。そういうものが持ち主の手に戻ればいいのですが心中複雑です。
が、思い出を胸に今日を明日を前向きに過ごしていただきたいと願いたいものです。これは普段の我々もそうですが…

Posted by: はぎお@貴ノ浪世代 | 2011年9月1日星期四 at 下午10:42

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