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2012年4月4日星期三

映画『父の初七日』

 同学にこの映画のことを教えてもらい、東京都写真美術館での上映終了1週間前に観に行くことができた。謝謝同学。

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 台湾での葬式というと、親族でもないのに派手な泣き真似で葬式の演出をする「泣き女」など独特の風習が取り上げられることが多く、またこの映画でもそんなエピソードがふんだんに散りばめられているのだが、この映画は葬式を通じて台湾の小さな街の人間模様と親子愛を描いた映画、と言えようか。父親の葬式を出すことになった娘が、遺影をバイクに乗せて運ぶ途中で学生時代に父親と同じ道をバイクで走ったことに思いが至るなど葬式当日に至るまでの節々で父親と過ごした日々に思いを寄せ、また葬式が終わって随分経った後でもふとしたことで父親を思い起こして涙する姿に映画を観る私も感情が入っていく。葬式自体はいろいろな儀式やイベントの中で慌しく時間が経っていくのだが、この映画に後日談があるとすればきっと葬式のことを思い出す時にも父親に思いが至るのだろう。父親のことを深く胸に刻むことができた娘も、これだけ娘の心の中に残してもらえた父親も、幸せであるし幸せであったと言えよう。

 写真は映画を観終わった後、恵比寿ガーデンプレイスにて。チューリップはあと少し、というところだろうか。昨日の強風に耐えて花を咲かせるのか、咲かせたのか。

映画『父の初七日』オフィシャルサイト

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