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三月 2013

2013年3月31日星期日

2013年3月・猊鼻渓&気仙沼

 先週の話になるが、昨年12月に続いて3度目の気仙沼へのお手伝いに行ってきた。気仙沼に行く途中、猊鼻渓(げいびけい、と読む)という渓谷へ立ち寄ってきた。

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 一ノ関から大船渡線で30分、猊鼻渓に着く。駅から歩いて5分ほどのところに船着場があり、ここから川を上り下りしていく。
 冬の間は雪景色の中を上り下りするのだが、訪れたときには既に雪は解けていた。緑に覆われるにはまだ時間が必要で、些か寂しい感じではある。
 切り立った崖、洞窟や様々な形の岩を見ながら、まずは上っていく。


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 岩が切り立つ、猊鼻渓の絶景。









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 舟を降りて少し歩くと、岩肌がイノシシの形に見えるところに着く。
 目のように見えるところをめがけて「運玉」なる玉を投げ、入るかどうかで運試し。







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 折り返して川下り。









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 舟について来るように、カモが進んでくる。川べりに停まっているカモもたくさんいる。








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 途中で後続の舟とすれ違い、出発点に戻る。約1時間半の行程である。








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翌日は気仙沼でお手伝い。今回は田んぼの整備だった。瓦礫や石などの異物が入っていると農作業にならないので取り除く必要があるのだが、1日にできる面積はそう広くない。今年は田植えができると良いなと思う。
 ボランティアの受入窓口がある陸前階上から程近い、といっても車で少し行ったところにある岩井崎なる海岸。ここには先の津波でも流されずに残った、ご当地出身の第9代横綱・秀ノ山の像がある。その横には、龍の形に残った松の木が。

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 秀ノ山像が姿をとどめ、松の木が龍の形をとどめているこの岩井崎だが、付近の集落には避難した高台まで津波が押し寄せたとかで、犠牲になった方々を弔う碑もこの近くにある。昼休みにその碑に足を運んだのだが、まだ新しい碑の裏に書いてある亡くなった方のお名前と年齢を見ると、人生これからの方とか私より長生きしないといけない方とかを見つけてとても切ない。碑には「あなたを忘れない」と刻んである。今後復興は進むのだろうし、この地の人達も私たちもそれぞれの道を歩むのだろうが、この碑にお名前がある方々に自慢のできる生き方をしたいものだ。

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 今回、偶然にも12月に気仙沼で一緒にボランティアをして千厩で食事をした方とまた一緒の場所でボランティアをし、今回も千厩で食事をご一緒して駅まで送っていただいた。上記の岩井崎に行くに際しても、車に乗せていただいた。
 今回は洋食の店「あさひや」。コースも出す、メニュー豊富な店であった。

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2013年3月4日星期一

映画『空を拓く 建築家・郭茂林という男』

 同学に教えてもらい、この前の土曜日に映画『空を拓く 建築家・郭茂林という男』を見てきた。
 東京に住んでいると名前は聞くし時には目にしたり入ったりすることもあろう霞が関ビルやサンシャイン60、これらは日本統治期の台湾に生まれ育ち、終戦後に日本を活躍の場に選んだ建築家・郭茂林の功績なのだ。東京の光景が、台湾と日本に縁のある建築家の手によるものだということをこの映画で教えてもらった。当時あったビルの高さ制限が彼が手がけた霞が関ビルによって緩和されたのだとかで、今の東京のビル群があるのも彼の功績と言えよう。
 その後台湾の建築にも貢献したことが映画で触れられていたが、3年前に久しぶりに台湾に行き、台湾の建築学部の大学生に対して厳しくも暖かく指導していた場面が印象に残る。既に90歳近い年で故郷に帰ると旧知を懐かしむことが多いだろうし実際そういう場面もあったが、この年まで現役であることを感じさせる良い場面だった。

 

 この映画の監督である酒井充子監督、4年前に観た『台湾人生』の監督でもある。この日も上映後にトークショーがあり郭茂林氏の思い出を語っておられたが、私が『台湾人生』を観た後のトークショーでは「台湾の若者を撮りたい」と仰っていたと記憶しているがまず撮ったのは台湾と日本に縁のあるこの人だったか。

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 新宿三井ビルディング(写真左の黒いビル)や京王プラザホテル(白い建物)、さらに新宿副都心全体も郭茂林が手掛けたものなのだとか。








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 歩車分離が彼が新宿副都心に持ち込んだコンセプトの1つなのだとか、確かに歩道が広く取られ、まっすぐ歩くぶんには信号待ちをすること少なく、曲がるときもスムーズに立体交差している道へむかい新宿副都心を歩くことができる。
 繰り返しになるが、台湾と日本の両方に縁のある素晴らしい人をこの映画で知ることができた。教えてくれた同学にも感謝。

映画『空を拓く 建築家・郭茂林という男』公式サイト

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