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2013年3月4日星期一

映画『空を拓く 建築家・郭茂林という男』

 同学に教えてもらい、この前の土曜日に映画『空を拓く 建築家・郭茂林という男』を見てきた。
 東京に住んでいると名前は聞くし時には目にしたり入ったりすることもあろう霞が関ビルやサンシャイン60、これらは日本統治期の台湾に生まれ育ち、終戦後に日本を活躍の場に選んだ建築家・郭茂林の功績なのだ。東京の光景が、台湾と日本に縁のある建築家の手によるものだということをこの映画で教えてもらった。当時あったビルの高さ制限が彼が手がけた霞が関ビルによって緩和されたのだとかで、今の東京のビル群があるのも彼の功績と言えよう。
 その後台湾の建築にも貢献したことが映画で触れられていたが、3年前に久しぶりに台湾に行き、台湾の建築学部の大学生に対して厳しくも暖かく指導していた場面が印象に残る。既に90歳近い年で故郷に帰ると旧知を懐かしむことが多いだろうし実際そういう場面もあったが、この年まで現役であることを感じさせる良い場面だった。

 

 この映画の監督である酒井充子監督、4年前に観た『台湾人生』の監督でもある。この日も上映後にトークショーがあり郭茂林氏の思い出を語っておられたが、私が『台湾人生』を観た後のトークショーでは「台湾の若者を撮りたい」と仰っていたと記憶しているがまず撮ったのは台湾と日本に縁のあるこの人だったか。

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 新宿三井ビルディング(写真左の黒いビル)や京王プラザホテル(白い建物)、さらに新宿副都心全体も郭茂林が手掛けたものなのだとか。








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 歩車分離が彼が新宿副都心に持ち込んだコンセプトの1つなのだとか、確かに歩道が広く取られ、まっすぐ歩くぶんには信号待ちをすること少なく、曲がるときもスムーズに立体交差している道へむかい新宿副都心を歩くことができる。
 繰り返しになるが、台湾と日本の両方に縁のある素晴らしい人をこの映画で知ることができた。教えてくれた同学にも感謝。

映画『空を拓く 建築家・郭茂林という男』公式サイト

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