« 江差・函館旅行(13)函館・その他もろもろ | Main | 台湾でJリーグ »

2013年7月21日星期日

映画『台湾アイデンティティ』

 この週末に、東中野で上映されている映画『台湾アイデンティティ』を観に行った。
 4年前にやはり東中野で観た『台湾人生』、そして3月に見た『空を拓く 建築家・郭茂林という男』に続く酒井充子監督の作品。『台湾人生』が日本統治下の台湾で育った日本語世代の台湾人の中の「日本」に焦点を当てていたのに対して、今回の『台湾アイデンティティ』は同じ日本語世代の台湾人の中の「台湾」をクローズアップした作品と言えよう。

Dsc_2357

 映画とは離れるが、1949年に国民党が台湾に逃れてからの台湾では「台湾は中国の一部」という建前で台湾の統治がなされ、例えば学校教育において地理では中国各省のことについて学び台湾のこともその一部として学ぶ、というやり方だった。「自分たちは台湾である」ということを公には言えない時代が長く続き、それが解き放たれたのは李登輝時代になった1990年頃のことである。
 日本語世代にとっての台湾アイデンティティ、それより時代が下ったところで台湾で生まれ育った人の台湾アイデンティティ、子どもの頃に戒厳令が終わった人、そして今20代の人、それぞれの台湾アイデンティティの育まれ方は違っているだろうし、同じ世代でも所謂本省人と外省人でこれが大きく違うこともあるだろう。制度や環境、そしてそれらに従うか抗うか、あるいは生まれたときから当たり前に「自分たちは台湾である」と言える人達とで違いがあるだろう。
 この映画『台湾アイデンティティ』を観て、日本語世代の台湾観とともに、この映画で取り上げられた世代より後の人達のことにも想いが及んだ。

|

« 江差・函館旅行(13)函館・その他もろもろ | Main | 台湾でJリーグ »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73410/57839819

Listed below are links to weblogs that reference 映画『台湾アイデンティティ』:

« 江差・函館旅行(13)函館・その他もろもろ | Main | 台湾でJリーグ »