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2013年10月20日星期日

東北海洋生態系調査研究船・新青丸

 昨日のことだが、晴海埠頭で調査研究船「新青丸」の一般公開があり、「東北海洋生態系調査研究船」として先の震災後の東北沖における海洋生態系の調査を行う船だということなのでどんなものかと見に行くことにした。

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 この新青丸は独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査研究船で、退役した別の船の後継船として造られたのだが、建造後まずは東北地方の海の生態環境系の調査に当たり、そのデータを以って東北の漁業復興に役立つデータを収集・提供するのを任務とするのだそうだ。
 船内には制服や作業服を着た乗組員の方々がおられ、見学者の質問に答えてくれる。

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 船橋。操船に当たる人が椅子に座って見張りや操作ができるようなコックピット式になっている。








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 海底の様子をモニターで見ることができる。
 この船には精密な観測機器がたくさん積んであり、これらを操作したりメンテナンスするために旅客船や貨物船にはいない電子長・電子士といった職責の方が乗っているとのことである。旅客や貨物が乗っていない調査船だが、この船独特の課題に向き合う難しさがあるようだ。




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 ラボ(研究室)。船体中央に設けられているのは、揺れが少なく研究に集中できるようにとのこと。
 水濡れする作業や研究をする場所と、床を水にぬらさない場所とがあるのだそうだ。






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 震災後の海洋環境の変化や生態系の変化が当地の漁業に影響を及ぼしており、それらを調査して今後の漁業に必要な情報を提供することで東北の漁業復興に貢献することが、この船で行われる研究であり、そのことが一般公開時の研究室でのパネル説明に示されている。

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 海底や海中のサンプル・映像や画像を集めるための各種装置が船内に積まれており、





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 そしてそれらを操作するためのクレーンが船尾に備え付けられている。







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 JAMSTECは横浜にあるのだが、新青丸はその使命もあってか岩手・大槌を船籍港にしている。


 新青丸とは直接関係はないのだが、外の売店でやはりJAMSTECでやっている深海調査のための深海探査機のパイロットの方の著書を購入。専門用語が入っていて難しいところもあるが、1人前のパイロットになるまでの道程、探査機を操る難しさ、そして深海で新しい発見に出くわしたり深海でしか見られないものを見たときの驚きと喜びが伝わり、あまり見ることのないこのプロフェッショナルの世界で生きる人の日々とともに、深海はどんな世界なのかという入口に触れる本だと思う。

 新青丸の安全航海と、その調査研究が東北地方の方々に役に立つことを願いたい。

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