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二月 2014

2014年2月23日星期日

国立競技場ツアー(2)

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 前回の続き。スタンドを観た後は、ピッチレベルに降りてグラウンドを見る。ここまで降りてこられるのも、スタジアムツアーならではである。
 大雪の後だったこともあり、まだ雪が残っていた。この大雪の影響でヴァンフォーレ甲府のJリーグ開幕戦が甲府では開催できなくなり、急遽ここ国立競技場で代替開催されるそうだ。



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 ピッチへ上がるすぐ前のスペース、メディアミックスゾーン。試合前の選手がまさにグラウンドに上がる直前までここで待っていたり、試合後の選手がここでインタビューに応じたりする。






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 さらにその後ろにはロッカールーム。アスリートたちが競技前、試合前にリラックスしたり集中を高めたりする場所だ。ここに入ることができるのも、ツアーならではだ。



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 外へ出ると、「出陣学徒走行の地」の碑が。第2次世界大戦での戦況悪化の時勢に、徴兵猶予がなくなり戦地に赴くことになった学生の出陣壮行会が、かつてここにあった明治神宮外苑競技場で1943年(昭和18年)10月に開かれた。時は流れそれから50年後に、そのことを後世に伝えんとする碑が有志によって建てられた。
 碑にある「学業半ばにして陸に海に空に、征って還らなかった友の胸中を思い」の言葉に、学業なり事業なりを望むように続けることができる今の時代をありがたく思う。
 スポーツイベントで国立競技場に来るときには、正面目指してスロープを登るとき左側にこの碑が見える。碑の横には「同期の桜」が、少し離れて「萬朶の桜」が植樹されている。前者は海軍ゆかりのソメイヨシノ、後者は陸軍ゆかりの八重桜だそうだ。

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 スタンドの下の通路はランニングスペースになっていて、トレーニングセンターを訪れる人に開放されている。逆走を禁じる注意書き。







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 国立競技場の案内図。









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 バックスタンド中央にある聖火台。









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 聖火台の手入れにはごま油が良いのだそうだ。ここ数年、室伏広治選手も手入れに参加しているのだとか。








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 ツアー参加者以外にも、スタンドには訪れる人の姿が。公開日に秩父宮記念スポーツ博物館を訪れると、26番ゲートからスタンドに入って競技場を見ることができる。







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 メインスタンドの後には、代々木の高層ビル群が見える。
 東京五輪はじめ数々のスポーツイベントの舞台となった今の国立競技場、その五輪の入場行進や聖火点灯など歴史上の出来事として写真で見るものが行われた舞台を、そのまま見ることは出来なくなってしまうのは寂しいものがあるが、時の流れだろうか。




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 ツアー終了後に、やはりスタンドの下にある室内水泳場へ。子どもの頃水泳の記録会で行ったことがあり、30年ぶりに入口の前へ。

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2014年2月22日星期六

国立競技場ツアー(1)

 1958年の完成以来数多くのスポーツイベントの舞台となった国立競技場だが、改修のため近々閉鎖されることになっている。
 イベントのない日には「SAYONARA国立競技場スタジアムツアー」と題して競技場内を観覧できるツアーが催されているので、これに参加して国立競技場を観て回った。

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 国立競技場で行われた世界規模のイベントというと東京オリンピックが思い起こされるが、近年あったのは1991年の世界陸上。その金メダリストの名前を記したプレートが、正面入口近くのスペースに掲げられている。
 カール・ルイス、マイク・パウエル、セルゲイ・ブブカといった陸上競技で一時代を築いた人たちの中に、日本人ではマラソンで優勝した谷口浩美選手の名前も。加えて、女子マラソンで日本初の銀メダルを獲った山下佐知子選手の名前も、特別に記されている。

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 その下では、マイク・パウエルがこの大会の走り幅跳びで残した記録、8m42cmがわかる。これだけの長さを一歩で跳んでしまうのは思いもよらない。







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 表に出て正面入口を仰ぎ見ると、1964年の東京五輪のシンボルマークとともに、各競技の金メダリストの名前が刻まれている。
 この大会から正式競技として採用された柔道、日本人3名とともにアントン・へーシングの名前も。

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 構内を通って、メインスタンドへ。招待席やSS席などで普段はなかなか入れない特等席だ。







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 メインスタンドを振り返ると、相撲の神と言われる野見宿禰と、ギリシャ神話の勝利の女神ニケの姿が描かれている。スポーツ用品メーカーのNIKEの名前は、この女神ニケに由来しているのだとか。


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 ロイヤルボックス。









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 メインスタジアムの下には、来賓のための貴賓室がある。
中に入ることは出来ないので、扉越しにソファーの写真を。







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 グラウンドに目を向ける。フィールドに立っているいるポールは、1928年のアムステルダム五輪で日本人初の金メダルを獲得した、織田幹雄を記念する「織田ポール」。その高さは彼が記録した三段跳びの記録15m21cmと同じであり、ホップ・ステップ・ジャンプの各段階がわかるようにポールの太さを違えている。
 この織田ポールは、イベントの時には有料で取り外しができるそうだ。

 スポーツイベント開催時と違い、無人の国立競技場を巡るのもまた面白い。かつてFCバルセロナの本拠地であるカンプ・ノウやバルセロナ五輪のメインスタジアムであるエスタディ・デ・モンジュイックでも同様のツアーに参加したことがあるが、スタジアムの歴史やそれにまつわる話を聞きながら巡るのは、スポーツイベントで来るのとは違う趣がある。
 平日の午前だったが、20人程の参加者とともに観てまわった。

 写真が多くなったので、続きは後程。

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2014年2月10日星期一

日本の運転免許を台湾での運転用に翻訳

 日本の運転免許を持つ人が台湾で自動車やバイクを運転しようと思った場合、国際運転免許証は台湾では使えないが、日本の免許証とその中国語翻訳文を持つことで台湾での運転が可能になる。
 昨年末の台湾旅行の際、台湾で運転する予定はなかったが、台湾でプリペイドSIMを購入するときに市内の携帯電話会社での申し込みだと身分証明書が2通必要なようで、以前パスポートと日本の免許証では難色を示されたことがあったので翻訳文を作っておけばいいのではと思って入手しておくことにした。先述の通り、セブンイレブンで7-mobileのプリペイドSIMを入手した際にはパスポート+日本の免許証で事足りたので翻訳文は必要なかったが…

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 台湾で運転するための翻訳文は、日本自動車連盟(JAF)の各地の事務所で作ってもらうことができる。今回作成をお願いしたのはJAF東京支部、芝公園や浜松町から徒歩圏である。







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 代金は3,300円、待つこと2時間で作成してくれた。待ち時間は食事をしたり浜松町駅界隈で時間を過ごすのが良いだろう。
 翻訳のフロアには外国の人がちらほらと。このケースと同様に外国の運転免許の翻訳文で日本での運転が可能になったり(台湾の人も然り)、日本の免許への切り替えに翻訳文が必要だったりするようだ。
 受け取った翻訳文には氏名・生年月日・住所・免許の種類・免許証番号・限定条件など免許証に書いてあることが記載されている。免許証の有効期限も翻訳文に記載されているので、その範囲すなわち免許証の有効期限内だと台湾入国後1年以内は日本の免許証プラスこの翻訳文で運転することができる。
 台湾で運転できる自動車やバイクの種類は添付の紙に記載されていて、日本の免許証と台湾の運転免許との相関関係が記されているのと、所持者がどのカテゴリーの自動車などが運転できるかが○×で記されている。普通自動車運転免許は昔取った人が移行した中型8t限定も含めて台湾では「小型車駕照」に相当し、「小客車」=「座席数9席以下かつ総重量3,500㎏以下の乗用車や座席数24席以下かつ総重量3,500㎏以下の児童専用車」や「小貨車」=「総重量3,500㎏以下の貨物車」などが運転できる。日本では普通自動車免許で総重量5tまで運転でき、中型8t限定の人は8tまで運転できる(積載量の制限はあるが)ので大きさ的には日本より制限されていて、許される乗車定員も日本より1名少ない。もっとも自家用車を運転する分には影響は少ないようにも思える。
 オートバイについては、日本の普通二輪車免許(昔の中免)所持者は排気量550㏄以下が運転可となっていて、こちらは逆に日本よりも制限が緩い。250㏄超のバイクは「大型重型機器腳踏車」と、「腳踏車」を解さなければ建設機械かと見紛う感じである。
 詳しい区分(日本語訳)は、交流協会のウェブサイトにあるに詳しい。
 前述の通り私の場合は身分証明目当てで取った翻訳であり、台湾で頻繁に運転するような状況ではないが、観光に行ったときにレンタルバイクに堂々と乗るためには使えそうだ。
 JAFによる台湾での運転のための翻訳文取得の紹介は、こちら。また、交流協会による制度の説明はこちら

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 余談だが、翻訳の作成待ちの間に行った、JAF関東支部に程近い商店街にあるその名も「ざるそば屋」という店。普通盛りがそば500グラム、大盛りが1キロという店である。つけ汁の味が独特で、「鶏ざる黒」「豚ざる赤」という感じで、つけ汁も独特である。黒は醤油ベースの暖かいつけ汁、赤はピリ辛である。
 写真は普通盛り500グラム。食べているときはそうでもないが、あとからお腹に応えてくる。

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かつて上海で運転免許を取ったときの話はこちら。2006年のことなので、今はかなり制度的にも様変わりしていると思う。

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