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八月 2014

2014年8月31日星期日

伊予鉄道・坊っちゃん列車など

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 2週間前のことだが、所用で愛媛・松山に行ってきた。
 子どもの頃よく訪れていたこともあり、松山城とオレンジ色の路面電車はお馴染みである。







 空港から松山市駅に着いたところで、坊っちゃん列車が路面電車の松山市駅へと入ってきた。機関車の方向転換を見ることができたので、動画に収めた。
 方向転換は人力で機関車の向きを変え、さらに客車を人力で押しての作業である。普通の路面電車を止めることがないよう素早い動きが必要であり、係員の方々のご苦労が窺える。
 松山市駅からお城の堀へと延びる道を行き交う路面電車。最後には坊っちゃん列車も。
 夏休み中ということもあり坊っちゃん列車は2編成が動いていて、道後温泉と市駅や松山駅の間を行き交っていた。
 坊っちゃん列車を見て血が騒いだ?ということではないが、伊予鉄の風景を見てまわることに。伊予鉄で特徴的な場所の1つとして、大手町駅で普通の電車と路面電車が踏切でクロスする。

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 伊予鉄の高浜線と路面電車が交差する場所はもう1ヶ所、古町駅の先でも路面電車が高浜線の線路を斜めに横切っていく。








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 古町駅から車庫を望む。伊予鉄道ではかつての京王線の車輛が多く走っているのだが、こう並ぶと京王線かと見紛うような眺めである。








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 新しい路面電車には、松山市による「ことばのちから」プロジェクトに呼応した言葉が。「もうおこるよ もうおこっとるくせに ねぇ、母さん」、絵文字とともに微笑ましい。







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 空港と市内を結ぶバスにも、「亡き父の靴 履いて出かける入社式」。どちらも俳句だと字余りなのだが、俳句の町松山でリズムある言葉で心に残るメッセージを発する。







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 同じ「松山」の名を冠する台北・松山との繋がりで、道後温泉にはそのことの縁を伝える幟や看板が。

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2014年8月25日星期一

特別展「台北 國立故宮博物院」

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 上野の東京国立博物館で開催されている、特別展「台北 國立故宮博物院」を観てきた。
 タイトルに「國立」の文字を付すかで当初議論があったが、むしろ「台北」と名のつく展示で中国史を振り返る、というのが不思議な感じがした。台北の故宮博物館の所蔵物は大陸から持ってきたものということもあり、何か台湾とは異質なものだと捉えていたが、この展覧会にまつわるNHKスペシャルで文物を戦禍から守り台湾に運ぶのに心血を注いだ人の話をみたこともあり、こうした文物がありまた故宮博物館が台北にあるというのも、また台湾なのだと改めて思った。
 展示の目玉である翠玉白菜の展示は7月初旬で終わっていて写真や映像で見るのみであったが、刺繍でできている掛軸の絵の美しさや宝物のミニチュアが詰まった「皇帝の玩具箱」紫檀多宝格といった精緻な作品の美しさもあり、文様のない青磁や白磁の何とも表せない色合いといったストレートに美しさを表したものもあり、中国王朝のコレクションに目を引かれる展示だった。翠玉白菜の代わりという訳ではないだろうが、展示の最後は上写真の案内にも写っている「人と熊」。清朝期の作品だそうで、「故宮の癒し系アイドル」と紹介文にサブタイトルが付してあったが、精緻さを求められる玉の加工の中に今日に通じるユルさ、ということなのだろうか。
 関東大震災の火の手から救った巻物の1つが故宮博物館に所蔵されていて今回来日を果たしたのだが、同じときに同じ人が火災から救った巻物がここ東京国立博物館に所蔵されているとかでこのタイミングにあわせて本館で展示するなど呼応した展示も。アジア館ではシルクロードから発掘された像や大谷探検隊の足跡に、シルクロードのテレビ番組を観て思いを馳せた頃を思い出したりで、この故宮にまつわる特別展以外にも常設展を観て心豊かに半日過ごすことができた。

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