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2014年8月25日星期一

特別展「台北 國立故宮博物院」

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 上野の東京国立博物館で開催されている、特別展「台北 國立故宮博物院」を観てきた。
 タイトルに「國立」の文字を付すかで当初議論があったが、むしろ「台北」と名のつく展示で中国史を振り返る、というのが不思議な感じがした。台北の故宮博物館の所蔵物は大陸から持ってきたものということもあり、何か台湾とは異質なものだと捉えていたが、この展覧会にまつわるNHKスペシャルで文物を戦禍から守り台湾に運ぶのに心血を注いだ人の話をみたこともあり、こうした文物がありまた故宮博物館が台北にあるというのも、また台湾なのだと改めて思った。
 展示の目玉である翠玉白菜の展示は7月初旬で終わっていて写真や映像で見るのみであったが、刺繍でできている掛軸の絵の美しさや宝物のミニチュアが詰まった「皇帝の玩具箱」紫檀多宝格といった精緻な作品の美しさもあり、文様のない青磁や白磁の何とも表せない色合いといったストレートに美しさを表したものもあり、中国王朝のコレクションに目を引かれる展示だった。翠玉白菜の代わりという訳ではないだろうが、展示の最後は上写真の案内にも写っている「人と熊」。清朝期の作品だそうで、「故宮の癒し系アイドル」と紹介文にサブタイトルが付してあったが、精緻さを求められる玉の加工の中に今日に通じるユルさ、ということなのだろうか。
 関東大震災の火の手から救った巻物の1つが故宮博物館に所蔵されていて今回来日を果たしたのだが、同じときに同じ人が火災から救った巻物がここ東京国立博物館に所蔵されているとかでこのタイミングにあわせて本館で展示するなど呼応した展示も。アジア館ではシルクロードから発掘された像や大谷探検隊の足跡に、シルクロードのテレビ番組を観て思いを馳せた頃を思い出したりで、この故宮にまつわる特別展以外にも常設展を観て心豊かに半日過ごすことができた。

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