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2015年1月3日星期六

2014年12月・気仙沼(3)三陸鉄道で釜石へ

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 前回の続き。BRTで盛まで来た後は、三陸鉄道南リアス線に乗り換えて釜石を目指す。








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 出番を待つ列車たち。右側の茶色いディーゼルカーはイベント用のお座敷列車で、この日は車内で駅弁を堪能する企画列車として走るのだそうだ。







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 私が乗ったのは普通の定期列車。ホームへと入ってくる。









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 三陸鉄道南リアス線のディーゼルカーは、その多くが先の震災時の津波で冠水してしまい、使用できなくなってしまった。震災に際してクウェートが支援として贈った原油を売却して得た代金が三陸鉄道に割り当てられ、新しい車輛の導入が可能になったのだそうだ。車体には、クウェートからの支援に感謝する旨の文章とシンボルマークが描かれている。

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 この日は風が強く、最初のうちは徐行運転。テレビドラマのような派手なイベントはないが、車内では地域の名産品やお菓子、この地で作った缶コーヒーなどの販売があった。
 2両編成なるも1両には客が2~3人しかいない感じだったが、途中駅から団体客が乗ってきて略満席になった。
 列車にはアテンダントが乗っていて、停車駅の案内、沿線の見どころの紹介、そして唐丹駅付近では震災時の様子も語っていた。

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 途中の三陸駅で釜石から盛を目指す列車とすれ違う。アテンダント曰くこの車輛が「震災で唯一生き残った車輛」なのだそうだ。







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 寒いが、この日は穏やかな沿線の海。








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 唐丹駅を過ぎてすぐの川にはサケが遡上してくるとか。









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 1時間程の列車の旅の後、釜石駅に到着。









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 駅には、釜石にあるラグビーチーム、釜石シーウェイブスに因んだオブジェが。我々の世代にとっては、クラブ化前の「新日鉄釜石」のほうが馴染み深い名前である。



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 この後花巻線経由で東京へ戻るまでに時間があったので、タクシーに乗って「鉄の歴史館」へ。館内では釜石での製鉄の歴史を、幕末に大島高任がこの地に炉を築いたことを中心にその前史、そして今日に至るまでの製鉄の歴史を紹介している。企業によりこの地に製鉄がもたらされたのかと思いきや、製鉄のある街でその技が伝わって今日に至っているのを知った。
 館外には、釜石鉱山鉄道で使われた蒸気機関車、C1 20形が保存されている。

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 敷地内には『ひょっこりひょうたん島』の歌碑も。釜石駅前にもこの歌の碑があり、そちらにはひょっこりひょうたん島のモデルが釜石湾にある三貫島といわれていること、作詞者の井上ひさしがかつて釜石で図書館の臨時職員をしたり家族が釜石に住んだりしてこの地と縁が深いこと、そしてこの歌の歌詞が釜石小学校の校歌とともに励ましのメッセージとなっていることが刻まれていた。


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 鉄の歴史館の裏手から海を望むと、釜石大観音が。海の方を向いて、海を見守っている。

 この後花巻線経由で東京へ戻ったが、穏やかな海沿いとは違って雪が降り積もる新花巻までの道程だった。東北の冬は厳しい。

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