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一月 2015

2015年1月25日星期日

ロート運河沿い・小さな橋と路上の電気街と

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 王宮からPhraeng Naraを目指して歩くと、細い水路に突き当たる。
 ロート運河Khlong Loadと呼ばれるこの細い流れには何本か橋が架かっている。このチャーンローンシー橋Chang Rongsi Bridgeは、現王朝であるチャクリー王朝初期に、象が通るために造られたのだとか。なるほど象も通ることができそうだが、昔は木造の橋で度々崩落し、1910年に鉄筋造りになり、さらに1975年に改築され今の姿になったのだとか。
 象が通るいわれがある橋なのに欄干に犬の像があるのは、改築された1910年が戌年だからである。

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 その下流には小さいながらも優雅な橋が。このPi Kun Bridgeは、1911年にラーマ5世夫人が48歳、干支で4周りになるのを期に造った橋なのだとか。







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 2つの橋の間には内務省が。中央官庁でも優雅な造りだ。







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 さらに下ると、可動橋がある。もっとも、昔はバンコクとチョンブリに6つあったという可動橋は今は姿をとどめず、この橋は復元なのだとか。




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 このルート運河沿いの路上には、ラジカセなど家電を修理する人たちと、そのためのスペースが並んでいる。
 この辺りは細かいパーツを売る店が並んでいて、家電製品が並んでいるわけではないがちょっとした電気街だ。5年前には路上でミシンを使っている人を見たし今回バンコクに来てからもそうした人を見かけたのだが、店の中にはスペースがなく路上で修理しているのか、これが習慣になっているのか。

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 運河と接する通りも、さほど豪華とは言えないが美しい外観を保っている。王宮に近いこの辺りならではなのだろうか。

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チャオプラヤー・エクスプレス・ボート

 先週Phraeng Naraを始め王宮界隈を訪ねる際に、チャオプラヤー川を走るチャオプラヤー・エクスプレス・ボートに乗ってそのあたりを目指すことにした。

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 BTSのサバーン・タクシーン駅を降りて川のほうに向かって歩くと、船着場が2つ見えた。右側の方へ行って訪ねると運賃は100バーツとのことで高く感じたので、左側の船着場へ。こちらがチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの乗り場のようだ。右側は別のボートなのだろうか。
 窓口には150バーツとの表示が見えるがこれは英語案内つきで30分に1便走っているツーリスト・ボートに1日乗り放題の運賃、1回利用は40バーツで買うことができる。
 もっとも、ツーリストボート以外の船も走っていてそちらの方が運賃は安く、またツーリストボートも含め切符は船内でも買えるので来た船に乗るということであれば窓口ではなく船内で切符を買うのも良いだろう。私の場合は偶々ツーリストボートが最初に来たので、結果オーライとなった。
 船の種類はツーリストボートのほかに各種ありそれぞれ停まるところが違い、屋根の旗で見分けるのだが、毎日昼間に時間を問わず走っているのはこのツーリストボートと橙色の船とのことだ。

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 ツーリストボートがやって来た。









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 BTSの高架下をくぐり、出発。









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 船着場に次々と立ち寄りながら、川を上っていく。この船着場、オーリエンテンの近くには教会とホテルが建つ。








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 こういう凝った屋根の船も見るのだが、何なのだろうか。









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 こちらも由緒がありそうで船内のアナウンスでも紹介していたのかもしれないが、船首から眺めていたこともありどんな由来なのかわからないのが残念だ。







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 レストラン船のようだ。









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 左側には中国様式の寺院。









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 国旗をたなびかせながら、船は進んでいく。








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 ホテルだけでなく古い民家や集合住宅も、川を利用した暮らしをしている。モーターボートを置いている家も。








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 こちらも由来の知りたい建物だ。









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 ショッピングモールにある船着場の先には、5年前の旅行でも訪れたワット・アルンが見えてきた。






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 ワット・プラケオや王宮を横に見ながらさらに船は進んでいく。








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 ワット・プラケオに近いター・チャーンで降りる人が多いが、もう1つ先のター・マハーラートで下船。
 船着場の裏には、まだ工事途中という風情だがスターバックスが入った小さなショッピングエリアがある。


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 船内にあったチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの停留所案内と、ター・マハーラートにあったツーリストボートの案内。





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 一歩外に出ると露店が並ぶ。建物に構えた店とともに、貴金属の店や日用雑貨を売る店と併せて古銭や古いものを売っている店が目立つ。







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 さらに少し歩くとグーリストボートは停まらない船着場があり、それらを囲むようにプラ・チャーンの屋台街が。小さな食堂にはメニューもあったのだが、知らずに店頭でおかずを指差してご飯にかけてもらいそれを食した。川の流れを見ながらの遅めの昼食だ。

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5年前もここで写真を撮ったかと思ったがそれはもう少し南、王宮に近いところだった。記憶は当てにならない。

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2015年1月19日星期一

Phraeng Nara再訪

 

5年前に旅行でバンコクを訪れた際に印象に残った、Phraeng Naraを再度訪れてみた。

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 5年前はアンダルシアのような白壁だったが、クリーム色に変わっていた。窓枠の緑は変わらない。
 日曜日ということで閉じている店が多く、人通りは少ない。







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 少し入ったところにある古い建物。前回訪れたときはTalaphat Suksa Schoolと紹介されたタイ語と英語の案内があったが、今回は日本語と中国語も加わった案内があり、名称もThe Former Palace HSH Prince Narathip Praphanphong、ナラーティップラパンポン親王宮殿となっている。
 由来も紹介されていて、かつては親王のために建てられた宮殿で、その後前述の学校になったのを経て今は弁護士事務所だそうだ。宮殿と呼ぶには質素な造りで、今日のオフィスという風情もないのだが、うまく使っているのだろうか。
 こうした案内が加えられているあたり、見てもらいたい通り、ということなのだろう。

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 通りの入り口にある食堂で、センレクヘンを食した。豚肉が入っているのは今まで出会ったことがなかった。






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 この食堂の案内も英語で。営業時間が朝6時~15時というのがおもしろい。






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 王室に縁があるこの通り、長屋造りの建物も王室所有で店子は家賃を王室に払って住んだり商ったりしていると前回訪れた際に知ったのだが、今でもそうなのだろうか。
 言われなければ王室との縁に気付かないこのPhraeng Nara、住む人は親王から市井の人に変わったが歴史のある通りを今でもそれを感じさせつつ使っているあたりは、上海の旧租界に近いものを感じる。

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2015年1月11日星期日

タリンチャン水上マーケットとボートツアー(下)

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 前回の続き。寺院を出発して、再びバンコクの運河をボートは走ってゆく。
 荷物を満載した小さなボートとすれ違う。生活の動線になっている、バンコクの運河である。






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 ランを栽培しているところで途中下車。乾季にみずみずしさを添える花々だ。







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 ラン栽培の見学を終え、ボートはタリンチャンへと戻っていく。
 運河沿いの家には、運河に向けてテラスを作っている家が多い。花で彩ってみたり、






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 我々観光客を始め運河を行き来する人たちの目を和ませてくれる飾り付けをしている家があったりする。






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 水辺に仏塔を建てている家も多い。









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 奥には別の水協マーケットがあるそうだが、そこには行かずに帰路につく。








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 再びタリンチャンの水上マーケットが見え、2時間あまりの船旅は終わり。






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 水上マーケットの食堂は、大勢で食べる料理もあれば一品料理や麺類もあり、1人や少人数で来ても堪能できそうだ。





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 頼んだのはパッタイ。確か40バーツだったと思う。
 他の料理も例えば串焼きが一本7バーツなど、リーズナブルな値段で食べられる。







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 食事をしているときに、運河を渡っている橋を列車が通り過ぎて行った。1日に走っている本数は少なそうだ。








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 お昼時ということで、小舟での調理も忙しそうだ。

 水上マーケットめぐりとはいかなかったがボートツアーで運河やそれに沿って建ち並ぶ家々、そして運河沿いに暮らす人たちの姿を垣間見ることができ、半日で充分楽しめたと思う。バンコクの伊勢丹前という交通至便でわかりやすいところからこうしたところへ行くことができる、というのも大きいのでは、と感じる。

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2015年1月7日星期三

タリンチャン水上マーケットとボートツアー(上)

 仕事始めの前にもう1ヶ所、『歩くバンコク』に載っている路線バスでのショートトリップをしてきた。行先はタリンチャン水上マーケットだ。

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 タリンチャン水上マーケットへはオレンジ色の79番冷房バス、チットロムから程近いラチャダムリ通りから乗る。乗り場は伊勢丹の前あたりで、屋根のあるバス停もあるのでわかりやすい。
 バス代は17バーツ、40分程でタリンチャン水上マーケットに着く。ここを目指してこのバスに乗る客が多かったせいか、着いたときに車掌がここで降りる人皆に肩を叩いて教えてくれた。

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 タリンチャン水上マーケットは土日だけのオープンなのだとか、水上マーケットに向かうアーケードにはやはり露店が並ぶ。
 アーケードを進んだところにボートツアーの売場があったが、『歩くバンコク』で紹介していた9時45分発の3つの水上マーケットを巡るツアーは満席とのことで、その次に出るボートツアーに申し込んだ。寺院1ヶ所とランが栽培されているところに寄り、その前にナマズに餌付けをするというツアーで、水上マーケットめぐりと同じ99バーツだった。

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 水上マーケットとは言うが、川に浮かぶレストランの周りで小舟に乗った人たちが調理をする、という感じである。





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 ボートツアーに出発。川幅の広いところではかなりのスピードで進んでいく。








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 他のボートとすれ違う。ボートツアーは時間によって違うところへ行くツアーが組まれており、また貸切もしてくれるようだ。







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 運河沿いの家は、新しい家でも運河に面したことを活かした造りになっている。








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 小さな船が、運河沿いの生活には必需品ということだろうか。








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 運河にも、行先を示す道路標示のようなものが。









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 途中の寺院らしきところで、パンを買ってナマズに餌としてあげることができる。贅沢なナマズ、と捉えるのか、あるいは喜捨の1つなのか。




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 ボートは更に進み、いくつか寺院の横を通る。









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 上写真の寺院ではないが、川縁にある寺院で降りて参拝。名前を失念し、また今のところ名前を読めないのが残念だ。
 境内の新しい建物では、朝から何人かのお坊さんが読経に励んでいた。
 続きは後程。

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2015年1月4日星期日

ポームプラチュンとチャオプラヤー川の渡し船(下)

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 前回の続き。ポームプラチュンを後にして、再びソンテウでプラ・サムット・ジェーディーへ戻る。
 水辺では釣り糸を垂れる人も。
 時折チャオプラヤー川の大きな流れも、視界に入ってくる。





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 再びプラ・サムット・ジェーディーへ。今度は三角屋根のアーケードをくぐり、渡し船乗り場へ。








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 アーケードの中を、トゥクトゥクやオートバイが行き交う。









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 アーケードには露店や商店が並ぶ。奥には食堂も。
 メニューは全く読めないのだが、麺類もご飯物も出していそうなので日本のタイ料理店で知った麺の名前「センレクヘン」と言ってみたら、ちゃんと汁無しの米麺が出てきた。






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 そのさらに奥に、渡し船乗り場が。船賃は3.5バーツ、入口でお金を払って中に入る。
 0.5バーツのコインは持っていない人が多いのだろう、入口に無造作に置いてありすぐに渡せるようになっていた。






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 乗り場へと向かう。









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 対岸から渡し船が来る。乗り降りしてすぐに出発だ。









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 渡し船の乗り場あたりは狭い水路なのだが、その先には外洋も走る大型船の姿や、まさに外国から来たコンテナ船が停まっているコンテナターミナルが見えてきた。







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 青い船の横を通る。船体に書かれた「SAKHON WISAI」の名前を調べてみると、こちらは今日の練習船のようだ。








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 広いチャオプラヤー川を、進んでいく。









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 15分ほどで、対岸のパークナム船着場へ到着。
 こちらの船着場は魚や海産物を扱う店が並んでおり、さしずめ魚市場という雰囲気である。
 『歩くバンコク』ではここから511番バスかタクシーでBTSオンヌット駅へ、とあるが、バス乗り場やバスがどこを通っているのかわからなかったのでタクシーでオンヌット駅へ向かった(タクシー代は100バーツ強だった)。もっとも、途中でBTSの起点であるベーリン駅を通ってオンヌットへ向かうので、タクシーだとそこを目指してもよいかもしれない。
 公園や水辺の風景も良かったが、最後に海産物店が並ぶ通りを見てバンコクの生の姿も見ることができた、ショートトリップだった。

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ポームプラチュンとチャオプラヤー川の渡し船(上)

 前述の通り年末からバンコクに住み始めたのだが、当地は1日~4日の間連休である。来週からの新生活への準備もあるのだが、折角なので旅行気分にならない程度にバンコクのどこかに出かけてみようかと思った。バンコクは2009年12月に旅行で訪れたことがありその時にいくらか街歩きはしていたので今回はどこへ行こうかと思ったが、バンコクの紀伊国屋書店で買った『歩くバンコク』の巻頭で「川風トリップへ!」と題して路線バスで郊外の水辺を訪れるショートトリップを紹介していたので、その通りに行ってみようと思いますはチャオプラヤー川を渡し船で渡ってみることにした。

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 『歩くバンコク』に書いてある通り、BTS(スカイトレイン)でウォウィエン・ヤイ駅へ向かう。出口を出て大通りに突き当たったところで右に曲がり、その先の交差点の手前からバスに乗るようだ。
 バス停らしきものが見当たらないので露店の人に本に書いてあるバスの写真を見せて「どこから乗るのか」という感じで聞いたところ、目の前の道を指差された。歩道橋の下、バス停とは思えないような場所だが確かに次々とバスがやって来てここに停まり、人々が乗り降りしていく。
 客待ちのタクシーやトゥクトゥクも停まっている。

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 向かいには華僑が開く貴金属店だろうか、漢字の看板が。このあたりは市場になっている。








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 20番の青い冷房バスに乗り、1時間ほどで終点のプラ・サムット・ジェーディーへ。18バーツ。
 20番のバスでも冷房ではないオレンジ色のバスはここには行かないようで、乗ろうとして「プラ・サムット・ジェーディー?」と聞いたら行かないというニュアンスで伝えられた。危うく目的地に行かないバスに乗るところだった。
 バスには車掌が乗っていて、行先を告げて切符を買う(空調なしのバスは料金一律なのだとか)。車掌は小銭と切符が入った円筒を持っていて、そこからおつりと切符を取り出して渡してくれる。
 車内アナウンスもないので、知らない場所へ向かうのも乗りこなすのも難しそうだ。

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 プラ・サムット・ジェーディーは仏塔の名前。19世紀初に建立されたものなのだとか。








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 歩道の分離帯には、布を掲げて走る子ども?の像がいくつか並ぶ。








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 三角屋根の下を進んでいくとチャオプラヤー川の渡し船乗り場なのだが、まずは青いソンテウ=トラックの荷台に乗る乗り物、に乗ってポームプラチュン(ラーマ5世記念公園)を目指す。
 青いソンテウも行先は様々なようで、行先の地名を確かめてから乗らないと違うところへ連れて行かれる。「ポームプラチュン?」と聞いて指差されたソンテウに乗る。

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 トラックの荷台の座席で揺られること20分程でポーブプラチュンに。料金は8バーツ。
 公園の廟の前でも、ラーマ5世の像の前でも、祈りを捧げる人がちらほらといる。
 家族連れて、車に乗ってこの公園で休日のひとときを過ごそうという人が多かった。

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 公園の奥、川縁にはタイ海軍の練習艦・メークローン号が停まっている。折角の川縁なのだが、足元はコンクリートで覆われている。





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 このメークローン号は、戦前に日本の浦賀船渠で建造された練習艦だ。戦後も長く使われたそうで、その後この公園を安住の地としている。








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 艦内に入ることもできる。操舵室が小さいのが印象的だ。多くの人が乗り組む軍艦、とはちょっとイメージが違った。





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 教室らしきスペースも小さく、訓練のために乗り組む人もあまり多くなかったのだろうか。
 奥には王族とこの船との縁を示すであろう写真が展示されている。






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 艦上から、チャオプラヤー川の河口を望む。









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 川に向かって突き出した展望スペースから河口を見ると、まるで海のように見渡す限り水面である。
 時折、外洋も走っているであろう船が川を進んでいくのを見ることがあった。



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 公園内の食堂。何人かで大皿料理を食べるスタイルの要で、1人で食べるにはふさわしくなさそうだ。








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 バンコクの街のあちこちで見かけるのは犬なのだが、ここでは猿がくつろいでいた。
 続きは後程。





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2015年1月3日星期六

バンコクに暮らす

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 去年の大晦日に東京を離れ、今年からタイ・バンコクでの勤務となった。今年はタイでは1月2日も祝日になっており、1日から4日まで4連休の後5日からバンコクでの勤務開始だ。
 仕事はどこでもやるべきことがあるとして、まずはこの街のことをよく知り、この街を、そしてこの街の人たちや文化を好きになるように心掛けたい。
 上海の時とは違い今のところ言葉も文字も全く解さないのだが、バンコクを、タイを知るためにもこのあたりも早くある程度わかるようになりたいし、早く自分の意思を伝えまた相手の話を理解できるようになりたいものだ。

 写真は今日の夕方、デパートやホテルなどが建ち並ぶ街中の交差点の一角にある寺廟。花を供え祈りを捧げる人や香の香りが夜まで絶えることがない。

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2014年12月・気仙沼(3)三陸鉄道で釜石へ

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 前回の続き。BRTで盛まで来た後は、三陸鉄道南リアス線に乗り換えて釜石を目指す。








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 出番を待つ列車たち。右側の茶色いディーゼルカーはイベント用のお座敷列車で、この日は車内で駅弁を堪能する企画列車として走るのだそうだ。







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 私が乗ったのは普通の定期列車。ホームへと入ってくる。









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 三陸鉄道南リアス線のディーゼルカーは、その多くが先の震災時の津波で冠水してしまい、使用できなくなってしまった。震災に際してクウェートが支援として贈った原油を売却して得た代金が三陸鉄道に割り当てられ、新しい車輛の導入が可能になったのだそうだ。車体には、クウェートからの支援に感謝する旨の文章とシンボルマークが描かれている。

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 この日は風が強く、最初のうちは徐行運転。テレビドラマのような派手なイベントはないが、車内では地域の名産品やお菓子、この地で作った缶コーヒーなどの販売があった。
 2両編成なるも1両には客が2~3人しかいない感じだったが、途中駅から団体客が乗ってきて略満席になった。
 列車にはアテンダントが乗っていて、停車駅の案内、沿線の見どころの紹介、そして唐丹駅付近では震災時の様子も語っていた。

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 途中の三陸駅で釜石から盛を目指す列車とすれ違う。アテンダント曰くこの車輛が「震災で唯一生き残った車輛」なのだそうだ。







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 寒いが、この日は穏やかな沿線の海。








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 唐丹駅を過ぎてすぐの川にはサケが遡上してくるとか。









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 1時間程の列車の旅の後、釜石駅に到着。









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 駅には、釜石にあるラグビーチーム、釜石シーウェイブスに因んだオブジェが。我々の世代にとっては、クラブ化前の「新日鉄釜石」のほうが馴染み深い名前である。



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 この後花巻線経由で東京へ戻るまでに時間があったので、タクシーに乗って「鉄の歴史館」へ。館内では釜石での製鉄の歴史を、幕末に大島高任がこの地に炉を築いたことを中心にその前史、そして今日に至るまでの製鉄の歴史を紹介している。企業によりこの地に製鉄がもたらされたのかと思いきや、製鉄のある街でその技が伝わって今日に至っているのを知った。
 館外には、釜石鉱山鉄道で使われた蒸気機関車、C1 20形が保存されている。

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 敷地内には『ひょっこりひょうたん島』の歌碑も。釜石駅前にもこの歌の碑があり、そちらにはひょっこりひょうたん島のモデルが釜石湾にある三貫島といわれていること、作詞者の井上ひさしがかつて釜石で図書館の臨時職員をしたり家族が釜石に住んだりしてこの地と縁が深いこと、そしてこの歌の歌詞が釜石小学校の校歌とともに励ましのメッセージとなっていることが刻まれていた。


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 鉄の歴史館の裏手から海を望むと、釜石大観音が。海の方を向いて、海を見守っている。

 この後花巻線経由で東京へ戻ったが、穏やかな海沿いとは違って雪が降り積もる新花巻までの道程だった。東北の冬は厳しい。

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2014年12月・気仙沼(2)気仙沼から盛へ

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 年を跨いでしまったが、去年12月に気仙沼に行った続きを。気仙沼からの帰りは、遠回りだがBRTや三陸鉄道に乗って帰ることにした。
 気仙沼の港の景色も、しばしの別れである。





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 鹿折唐桑へ向かって歩く。道路の右側、かつて建物が流されて土台だけが残っていた場所には嵩上げのための盛り土がなされ、すっかり姿を変えていた。左側もそのうち同様に嵩上げされるそうだ。






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 以前は道路の海側にあった仮設商店街、復幸マルシェは嵩上げ工事のため道の反対側、より港に近い方に移転。ただここもそのうち嵩上げされるだろうから、再度移転するのか、あるいは商店街の方々が生活の基盤を仮設の外に築くことができるようになるのだろうか。





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 BRT鹿折唐桑駅の横、線路との間はかつて第一八共徳丸が打ち上げられていたところなのだが、そこには工事を見渡すことができる展望台が作られていた。







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 朝9時前のBRTに乗って、盛を目指す。









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 トンネルをくぐり、陸前高田への道は高いところを走っていく。バスの窓があまりきれいではなく、車窓を写真に収める箇所が少なかったのは残念。







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 架けられている橋の下に、「奇跡の一本松」が見えた。








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 柳津と気仙沼を結ぶ気仙沼線BRTと比べて、気仙沼と盛を結ぶ大船渡線BRTは専用区間が短いようで、道を縫うように走る場所も多い。
 気仙沼からは1時間程走ったところ、小友から専用線区間になる。その先も大船渡などでは駅では一旦専用道を出て再び専用道に戻ったりしながら、終点を目指す。




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 終点、盛に到着。気仙沼から1時間20分程である。









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 駅のホームは、BRTと三陸鉄道とで共用になっている。片側がバス、反対側に線路というホームである。
 続きは後程。

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