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2015年5月16日星期六

カンチャナブリーと旧泰緬鉄道(1)クウェー川鉄橋

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 日本でゴールデンウィークに当たる時期、タイでも今年は5月1日(土)がメーデーで勤労者は休み、2日・3日の週末とあわせて3連休、さらに5日(火)はプミポン国王即位記念日で休日が続く。さらに観光促進とかでタイ政府は今年は4日(月)を官公庁の休日にしたのでこれにフォローしている会社の人や休暇を取った人は5連休になる。私は通常勤務だったが…
 休みが続く5月の初旬、映画『戦場にかける橋』で知られるようになったというクウェー川鉄橋があるカンチャナブリーへ行き、さらに昔の泰緬鉄道であるタイ国有鉄道南本線ナムトック支線に乗車がてら沿線を巡ってみた。
 カンチャナブリーに着いてから早速ソンテウでクウェー川鉄橋へ。第2次大戦中に日本軍が当時のビルマへの輸送ルート確保のために急ごしらえで作った鉄道、そして橋であり、連合軍捕虜・タイを始め東南アジア各地の人達、そして日本軍兵士が工事に従事したそうだ。そのうちかなりの数の人が工事中に命を落としており、多大な犠牲の上にできた鉄道と橋である。

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 最寄駅はクウェー川鉄橋駅、RIVER KWAE BRIDGE駅。







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 駅前の道路や線路脇、そしてホームにも店や屋台が並ぶ。








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 駅の窓口。列車が通るのは1日3往復だけ、この他に土日は観光列車が1往復走るようだ。観光列車の戻りは書かれていないが…
 窓口の前にはタイの鉄道を紹介した冊子が。駅で用意した閲覧用だろうか。

 列車はバンコク・トンブリー駅からカンチャナブリー、そしてこのクウェー川鉄橋を通って終点のナムトックへと向かう。3往復のうち1往復は途中のノーンプラードゥックが起点・終点だ。列車の時間は、後で見たカンチャナブリー駅の時刻表とあわせて書き起こすとトンブリー方面からが
・ノーンプラードゥック04:25発→カンチャナブリー5:57発→クウェー川鉄橋6:15発→ナムトック8:20
・トンブリー07:45発→カンチャナブリー10:35発→クウェー川鉄橋10:44発→ナムトック12:35着
・トンブリー13:55発→カンチャナブリー16:19発→クウェー川鉄橋16:33発→ナムトック18:30着
・(土日のみ)トンブリー06:30発→カンチャナブリー09:29発→クウェー川鉄橋10:00発→ナムトック11:30着

ナムトックからが
・ナムトック05:20発→クウェー川鉄橋07:12発→カンチャナブリー07:19発→トンブリー10:10着
・ナムトック12:50発→クウェー川鉄橋14:40発→カンチャナブリー14:44発→トンブリー17:35着
・ナムトック15:15発→クウェー川鉄橋17:31発→カンチャナブリー17:41発→ノーンプラードゥック18:50着
・(土日のみ)ナムトック14:25発→クウェー川鉄橋??:??発→カンチャナブリー16:53発→トンブリー19:25着

となる。クウェー川鉄橋に30分停車する観光列車はともかく、クウェー川鉄橋~カンチャナブリー間の所要時間がまちまちでいい加減な気がするのだが…

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 昔の戦地も、今では観光地。鉄橋の上は自由に往き来する観光客で賑わっている。鉄橋の入口には爆弾を模した飾りが。







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 川の対岸まで歩いて渡ることができる。気を付けて歩かないと安全の保証はないが…
 橋の所々に、列車が通った時の待避用スペースがある。







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 橋の両端にある円弧型の橋枠当時からあるもので、中央の角張ったものは戦後に日本企業が修復したものなのだとか。





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 クウェー川とも、メークローン川ともいう川。
 たくさんの人が乗っている小屋のような船が、ボートに引っ張られている。食事を堪能しながら川めぐりという風情だ。乗っている人の多くが、シリントーン王女のカラーで今年よく見る紫色の服を着ているのが印象に残った。

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 渡ってきた鉄橋を振り返る。









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 そして対岸へ。線路が土手の上を走るようになっており、鉄橋から川縁へ下りることができる。








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 対岸から見たクウェー川鉄橋。









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 牛だろうか、川縁で放牧されていた。









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 16時過ぎ、時間的にはカンチャナブリーからナムトックを目指す列車が来る筈であり、それを見ようと橋を渡って待っていたのだが、予想外なことに反対側から列車がやって来た。この方向の列車は上述の通り対岸のクウェー川鉄橋駅を14:40に発つのがあるのだが、その列車が大幅に遅れているのだろうか。
 階段の下から、機関車を見上げるように写真を撮る。



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 観光客が橋の上にいて待避スペースで待ち構えているせいか、列車はゆっくりと橋を渡っていく。そのため、あちこち走りながらいろいろなアングルで写真を撮ることができる。



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 再び土手そして橋に上り、通り過ぎた客車の後ろをみることができた。








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 しばらくすると今度は橋を渡ってナムトックを目指す列車が通り過ぎていく。こちらは待避スペースで見た。
 この列車も遅れていたのか、反対から来る列車をカンチャナブリーで待っていたのか。


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 駅に戻って、線路脇に保存してある2台の蒸気機関車を見る。「C5623」のプレートがあるのは日本から戦時中に運ばれてこの地を走っていたというC56型蒸気機関車、何も書かれていない方は戦後イギリスから来てこの地を走ったという蒸気機関車。戦時中にこの地に送られた機関士が保存に関わっていたのだろうか、機関士の名前を記した碑が機関車の前に建つ。

 『戦場にかける橋』や『クワイ河マーチ』などはその名前や音楽を見聞きしたことはあり、泰緬鉄道もその名前は聞くが、今日観光名所として多くの人が訪れるこのクウェー川鉄橋、かつて戦地だったことは忘れずに心に留め、往事に思いを馳せることにしたい。

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