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2015年6月7日星期日

カンチャナブリーと旧泰緬鉄道(4)旧泰緬鉄道に乗る

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 前回の続き。ナムトック駅の案内だと列車は14時到着予定のようだが、更にしばし到着を待つ。








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 14時30分頃、ようやく列車が駅に入ってくる。2時間以上の遅れである。








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 到着した列車から降りてきた乗客の中には駅前に停まっていたバスに乗り換える人たち、そして急いで折返しの切符を買おうと窓口に並ぶ人たちもいる。
 到着してすぐ駅員に出発時間を問うたところ、5分後との答え。厳密に5分後というよりはすぐ出発という意味だろうが、遅れを停車時間の短縮でカバーしようとするようだ。




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 機関車も急いで反対側へと付け変わり、出発準備は整った。






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 5分後、とはいかなかったが切符を捌き終わったであろうタイミングで14時40分頃に列車は出発。
 乗ってから気付いたのだが一部の車輛は100バーツ払って乗った客専用のようだ。ガイドが付いた外国人旅行者のグループが何組かいるようで、後ろの方の車輛はそんな客で座席はそこそこ埋まっていた。
 ややすいている場所に席を取り、車窓の風景を楽しむ。

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 ナムトックを発って暫くしたところで停まった、ゴマハーモンコン駅。この辺りは駅の周りに集落があるという訳でもなく、平らな敷地が確保できるところに駅を作った、という感じである。






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 草木が生い茂っている中を進んでいく場所もあり、草や枝が車輛をかすめたり時には窓から入ってくることもある。








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 旧泰緬鉄道、タイ国鉄南本線ナムトック支線はクウェー・ノーイ川に沿って走っており、時折川の流れを見ることができる。
 色・形が様々な10両の客車を連ねた列車が進んでいく。

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 タムクラセー駅。線路脇バスや車が停まっていて、この先にあるアルヒル桟道橋を見るための乗換のためだろうか、ここで降りる乗客も多かった。




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 さらに進むと、再びクウェー・ノーイ川の流れを車窓に。









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 そしてその先に、旧泰緬鉄道一番の見どころであるアルヒル桟道橋(タム・クラセー桟道橋)が見えてきた。泰緬鉄道時代に岩山に張り付くように敷いた線路を、橋桁や線路は新しくなっただろうが往時のままに進んでいく。難工事だったことは見てすぐわかる。

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 ゆっくりと、橋を進んでいく。柵があるわけではないのでスピードを出しすぎると放り出されそうだ。








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 橋を渡った先はアルファベットで「THAMKRASAE BRIDGE」、タム・クラセー橋駅、との名前だ。
 後で写真を振り返ってみると、この1つ前の駅、上写真の「タム・クラセー駅」とタイ文字が同じだ。さらに前の駅の方は「THAMKRASAE」の後ろの文字を消した跡がある。両方とも同じ名前にしてしまったので、せめてアルファベットだけは違えておこう、ということだろうか。
 「BRIDGE」の名が残っているタム・クラセーの駅の周りはリゾート地になっているようで、駅の隣からロープに吊られて斜面を下っていくアトラクションを楽しんでいる人が車窓から見えた。なるほど、天気が良い時には水の流れとともに楽しめそうな場所だ。

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 ここで外国人ツアー客は皆降りてしまい、何両かある100バーツ追加席の車輛には誰もいなくなってしまった。ツアーは2つある「タム・クラセー」駅のいずれかで降りて戻っていくスケジュールになっているのだろう。






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 途中駅に停まっていたディーゼルカー、日本から来た車輛のように見えるがどうだろうか。








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 カンチャナブリーに近づくと、水田が広がってくる。タイの大地が生み出す恵みを感じる車窓だ。








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 川幅が広くなったクウェー・ノーイ川を見る。









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 もうすぐ川を渡るクウェー川鉄橋なのかと思ったらまた川の流れと別れる。しばらく進むと、岩の切通しが視界を塞ぐ。岩山を切り開いて通した線路だ。







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 前日は下から列車を見上げたが、今日は昨日仰ぎ見た場所を眼下にしながら進んでいく。








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 クウェー川鉄橋を、ここもまたゆっくりと渡る。








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 クウェー川鉄橋駅。カンチャナブリーはもうすぐだ。









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 こうしたトロッコ列車も、観光用として走っているようだ。









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 ナムトックから約2時間45分、17時25分頃にようやくカンチャナブリーに到着。本来は14:44着なので2時間40分遅れ、ナムトック出発時より遅れを広げてしまった。途中で駅ではないところで停まったこともあったがそれはごく僅かな時間でありあとは特にトラブルもなく走っていたのだが、もともと守るのが難しいスケジュールなのだろうか。




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 このまま乗っていると3時間後にバンコク・トンブリー駅に着くのだが、今回はここで下車。駅舎の前の線路以外にはホームがないので、線路脇に降りてしかも隣の列車を上り下りして列車を後にする。






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 列車は後ろ5両の客車を切り離し、残り5両でバンコクを目指して発って行った。「このまま乗っていれば」と書いたが、私は後ろの客車に乗っていたのでバンコクに行くつもりでそのまま座っていたら置いてきぼりになるところだった。

 スケジュール通りにはいかない列車の旅だが、戦中に切り開いた困難を感じ取ることができる鉄路と、かつて戦地だったことを感じさせない車窓が印象的な旧泰緬鉄道だった。

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