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七月 2016

2016年7月31日星期日

チェンマイ

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 夜行列車でチェンマイに着いたのは朝9時30頃、駅前で待っているソンテウに乗って市街地に着いたのは10時過ぎ、街歩きを始めるには良い時間だ。
 チェンマイは古の都ということで、寺院があちこちに点在している。まず観たのはワット・プラ・シン。14世紀建立の寺院で、金色の仏塔が眩しい。
 タイの仏教寺院は、このように本堂と仏塔を備えたものが多い。



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 敷地内の樹木には、含蓄に富む言葉を記した板がぶら下がっている。



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 旧市街の中央にある、ワット・チェーディー・ルアン。こちらも15世紀からある寺院。








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 ワット・チェン・マン。象が周りを囲む仏塔が印象的だ。








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 旧市街から少し離れたところにある、ワット・スアン・ドーク。Mahachulalongkornrajavidyalaya Universtyなる大学の中にある。仏塔の手前、写真を撮った背後には白い墓が並んでいる。








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 チェンマイ中心部にある、3人の王像。チェンマイを治めたチェンマイ王朝のメンラーイ王、パヤオ王国のカムムアン王、スコータイ王国のラムカムヘン王の3人の像が、チェンマイ市芸術文化センターの前に建つ。
 チェンマイの歴史や文化を紹介しているというセンターは改装中で展示を見ることができなかった。郊外にあるチェンマイ国立博物館も改装中で、こちらは展示が限られているということで無料で入ることができた。



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 大小さまざまな寺院が並ぶチェンマイの街だが、古くから伝わるそれらに加えてモスクや華人に縁があると思われる寺院も。比較的新しいものだろう。



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 チェンマイの市場、カート・ルアン。1階には食料品店が、2階から上には衣料品店などが並ぶ。品物が豊富にあり、賑やかな市場だ。








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 その手前には花を売る店が並ぶ市場、トンヤンライ市場がある。









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 タイ北部に住む少数民族、モン族にまつわる衣類や雑貨を扱うタラート・モンもあり、様々な性格を持った市場が近接して並んでいる。



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 チェンマイの中華街もこの近く。









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 上写真の漢字の看板はタイの華人に由来するものだが、今日のチェンマイは中国人観光客が目立っており、華人由来のものとは別に街には中国語の表示や案内が溢れており、街を歩いていても中国語がそこかしこで聞こえてくる。
 中には漢字だけの案内もあったりして、中国のどこかの観光地かと思うほどである。

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2016年7月19日星期二

バンコク~チェンマイ かつてのブルートレインに乗る

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 思い立って、寝台列車に乗ってチェンマイへ行くことにした。
 バンコクからチェンマイへ行く夜行列車は1日4本走っているが、そのうちバンコク19時35分発の列車にはかつて日本でブルートレインとして走った車輛が使われている。

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 かつてのA寝台車が1等車、B寝台車が2等車として使われている。食堂車と荷物車がローカルの車輛、そして2等寝台のうち1輌が韓国製の車輛であるほかは、日本製の客車が並ぶ。写真は私が乗った2等寝台車。
 急に思い立って切符を取ったので2等の上段しか空いておらず、運賃は791バーツだった。

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 連結面には、「日本国有鉄道」「富士重工 昭和53年」の文字が見える。昭和53年は1978年。








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 ローカル車輛の食堂車。









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 牽引するディーゼル機関車。
 19時35分発の予定だったが、発車時刻になっても出発せず、しばし待つこと20分遅れくらいでの出発となった。







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 車内の様子。カーテンが金色なほかは、ブルートレインの車内を思い出させる。
 乗務員がシーツを敷いてくれるのだが、その前からカーテンを閉めて寝ている人も。






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 車輛は2段寝台。窓の手前にある柱の取っ手を両側に広げると梯子になる。今回向かいの席は中国人2人連れだったが、上段の寝台にどうやって上るのかがわからなかったので梯子を拡げたら少しの驚きと感心を持ったようだ。
 観光地チェンマイへ向かう列車ということで、車内は中国人始め外国人が多い。




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 食堂車は22時まで営業。前にノンカイ行きの列車に乗った時もそうだが、冷房はないし座席は安定しないしで居心地は今一つ。
 夜は定食をいくつか用意していて、その中から選ぶ。これで190バーツ。朝は5時半から営業していて、やはり朝食のセットがある。それぞれ頼めば座席まで持ってきてくれる。
 料理以外にも夜は果物を、朝はコーヒーを座席まで売りに来ていた。料理も頼めば席まで持ってきてくれる。


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 翌朝、列車は山間を抜けたり田んぼの奥に山が見える景色を眺めたりしながら進んでいく。こんな風景はバンコクでは見ることがないが、これだけ緑が拡がる眺めは久し振りだ。



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 列車は夜の間に遅れを広げたようで、定刻が8時40分のところ50分遅れでチェンマイに到着。








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 私が乗った車輛には日本語表示は残っていなかったが、他の車輛にはドアに「おす」「自動ドア」の表示が残っていた。





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 駅には、現国王の4代前の国王、ラーマ5世の肖像画が。チャクリー改革と呼ばれる改革で国を近代化に導いたとか、さらにこの地の王家ゆかりの女性を妃としたことからのこの駅での肖像画だろうか。






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 チェンマイ駅。駅前では蒸気機関車が保存展示されている。
 列車から吐き出された大量の観光客を待つトゥクトゥクが駅前に並び、我々をチェンマイ市内へと連れて行ってくれる。




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 後に述べると思うが今回のチェンマイ行は夜行日帰り。思い立って、しかも夜行日帰りでかつてのブルートレインに乗ったのは、この車輛が近々チェンマイ路線から消えるかもしれないと思わせるニュース記事を見たから。newsclip.be記事から。

タイ国鉄の中国製新車両、8月にバンコク―チェンマイ線運行

【タイ】タイ国鉄(SRT)が中国の鉄道車両大手、中国中車に発注した客車など115両の第1陣、39両がタイに到着し、14日、東部チョンブリ県のSRTシラチャー駅で引渡式が行われた。

 式典に出席したウティチャートSRT総裁は、8月から新車両をバンコク―タイ北部チェンマイ線に導入すると表明。残りの76両を9月末までに受け取り、2017年度(2016年10月―2017年9月)中に、バンコクと東北部ウボンラチャタニ、ノンカイ、南部ハジャイを結ぶ路線に投入する方針を明らかにした。

 SRTは2014年に、1等座席・寝台9両、2等座席・寝台88両、食堂車9両、動力車9両を46・7億バーツで中国中車に発注した。

 「寝台車を発注し」「バンコクータイ北部チェンマイ線に導入」となると、今走っているこの車輛はお払い箱の可能性が大きい。
 他所の国のお古よりは、新造車輛のほうが良いと感じる人は多いだろう。かつての日本のブルートレインに懐かしみや親しみを覚えるのは日本人の、それも一部の人達だけかもしれない。実際のところ、タイの大地を走り続けることができるのか、あるいはここまでなのか。

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2016年7月16日星期六

タイサッカー・プレミアリーグ観戦-アーミー・ユナイテッドv.s.バンコク・グラス

 2週間前の話になるが、タイのプロサッカーのトップリークであるタイ・プレミアリーグ、アーミー・ユナイテッドとバンコク・グラスの試合を観てきた。
 アーミー・ユナイテッドの試合は去年も観ているのだが、今年も観に行ったのはJリーグに縁のある選手が複数在籍しているから。去年もプレーしていた平野甲斐選手はこの日も先発フル出場、加えて甲府や愛媛、東京ヴェルディにいたことがあるジョジマール選手も先発メンバーに名を連ね、後半途中までプレーした。さらにこのチームには神戸で長い間プレーしたボッティ選手も在籍しているが、この日は出場しなかった。チームのフェイスブックにスタジアムでの写真が投稿されていたので、ベンチ入りはしていたのだろうか。日本にいたことがあるブラジル人選手が引き続き遠く故郷を離れ、タイでプレーしている。
 試合は0-0の引き分け。ワントップだったジョジマール選手のところにボールが収まることが少なくまたボールをキープするのが難しいようで、加えてホームのアーミーユナイテッドの方が体が重そうに見えた。後半バンコク・グラスにゴールを割られるがオフサイドの判定に救われ、そのまま試合終了だった。
 リーグでは観客が1万人超の試合もあるのだが、この試合の観客は2,000人足らずだった模様。バンコクは娯楽がいろいろあってサッカーを観る人は少ないのか、チームの集客が上手くいっていないのか。

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 雨季ということもあり、さらに雨が降りそうな雲行きだったのでこの日はメインスタンドから観戦。チケットは200バーツ。
 やぐらの上にはチアガールよろしく女性が立って応援するスタイルも、そこから離れて独自に応援する少人数のサポーターがいるのも、去年と同じ。

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 バックスタンドの端には、黒い服を着た集団が固まって座っていて、立ち上がったり声を張り上げたりすることなく静かに観戦していた。アーミーと名のつくチームだけに陸軍関係者なのだろうか。






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 メインスタンドの入口に向かう途中で見つけた、ムエタイのリング。隣にアーミー・スポーツセンターという施設があり、このあたりが日本の国立競技場(今は取り壊されてしまったが)一帯のようにスポーツ施設が集まる場所になっているのだろうか。





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 スタジアムの売店でビールを求めると、大瓶をなみなみとコップに注いでくれる。







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 カオパット・ガイ(卵のせチャーハン)を作っている食堂があった。スタンドに売りに来るのかと思ったがハーフタイムには作ったカオパット・ガイを袋に詰めていたので、どこかに仕出し弁当として持っていくのだろう。

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2016年7月9日星期六

在外投票@バンコク

Img_20160703_121508  先週のことになるが、参議院議員通常選挙の投票をタイ日本国大使館で行ってきた。
 在外投票の期間は日本の期日前投票より短く設定されていて、バンコクの日本大使館では7月4日(月)まで。公示後期間中は土日も大使館での在外投票は可能なので、その点は便利である。
 場所は大使館2階の広報文化館。大使館に入るためには身分証明書の提示が必要だが、パスポートの代わりにタイの運転免許証でもO.K.だ。説明では日本の運転免許証でも可とのこと。勿論、投票のためには在外選挙人証が必須である。
 2階のホールに入り、まずは投票用紙を登録してある選挙管理委員会に請求する旨の書類に記入。請求と言ってもここで書いた後で日本から投票用紙が送られてくるわけではなく、在外公館に備え置いてある各地共通の選挙用紙が渡される。
 参議院議員通常選挙では投票用紙は選挙区用と比例代表用の2枚。説明はしてもらうのだがいざ書こうとするとどちらがどちらだったか、となるが、前者は投票用紙に「候補者名を記入するよう」記載してあり、後者は「政党または候補者名を記入するよう」記載してあるので、参議院議員選挙のルールである選挙区は候補者に投票、比例区は政党または名簿に記載された候補者を記載して投票ということががわかっていると取り違えることはない。
 日本の投票所のように仕切りがあるテーブルで記入する。候補者や政党名は各選挙区のものがまとめてバインダーにまとめてあるので、その場で候補者や政党を選ぶことは日本での投票同様に可能だ。記入後それぞれの投票用紙を別々に封筒に入れ、それをさらに1つの封筒に入れる。その封筒に立会人にサインをしてもらい投票は終了である。在外選挙人証の裏には今回の選挙で投票した旨が記載される。
 日本で普通に投票すると投票所に行って本人確認をして投票用紙に記入して終わりだが、在外投票は用紙への記入や投票用紙の封函、立会人の署名と一手間かかっているが、そうたいして時間はかからない。私が訪れたときには、10人くらいの人が広報文化館の中で投票を行っていた。
 折角ある投票権でありまた先人の努力の賜でもあるので、これからも忘れずに行使していきたいものである。

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2016年7月2日星期六

在留届と在外選挙人登録

 海外に3か月以上住む時には、居住地を管轄する大使館や領事館に在留届を出しておくとそこに住んでいるということが把握してもらえ、在外公館からのお知らせなどを送って貰えたりする(法的には、旅券法に基づく「義務」だそうだ)。さらにこの在留届を出しておくと、在外選挙人登録が簡単にできて日本で国政選挙が行われた時に投票ができるようになる。

 在留届は、インターネット経由で簡単に提出することができる。
 外務省の在留届電子提出システムのウェブサイトから指示に従って進んでいくと提出することができる。まず住んでいる地域・国・都市を選ぶと提出先とすべき在外公館が自動で示され、その後バスポート番号・氏名・住所等必要事項を記入して提出となる。
 提出する途中で既に提出された在留届があるかチェックするプロセスがあるのだが、今持っているパスポート番号等を入れてチェックしたところ、前のパスポートで届け出た上海の在留届の履歴が出てきた。勿論「帰国済み」のステータスになっているのだが、パスポートを更新しても前のパスポートの情報と繋がっているのかと、当たり前のことかもしれないが少し感心した。

 在留届を電子提出システムで提出すると、住所や氏名などが記入された在外選挙人登録用紙が自動でPDFファイルとして生成される。在外選挙人登録はその在外公館があるエリアに住んでから3か月以上経つと登録でき、申請はその前からでも可能なのでこのPDFファイルを持ってその在外公館に行けば簡単に申請できる。もっとも「簡単に」とは言ったが、書類を書く手間が省けるというだけであり在外公館に行かなければならないのでその点では少し面倒だ。
 在留届を出していれば提出後の期間が3か月経っていればそれで滞在期間を証明できる。出す前と出した後の合計で3か月だとか在留届を出していない場合は賃貸契約書など在留を証する書類が必要だ。

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 申請から1ヶ月程で、在タイ日本大使館から在外選挙人証が送られてきた。前は大きめの紙(文庫本くらいか)で2つ折りだったが、3つ折りにすればカードサイズになる大きさに変わっていた。
 投票できるのは日本で直前に住んでいた地域の選挙区であり、総選挙や参議院の通常選挙であれば選挙区と比例代表の2票投じることができる。他にもその選挙区で補欠選挙があれば投票をすることができる。
 申請から1か月ほどかかるので、選挙があると気付いて慌てて申請しても間に合わない場合もあるだろう。選挙を見越して、あるいは海外に引っ越して居所を決めたら早めに申請するのがよいだろう。
 外務省の在外選挙人登録に関する案内は、こちら

 投票の方法は、在外公館に行って投票する方法と郵送で投票用紙を取り寄せて返送して投票する方法がある。上海にいたときには後者で投票したことがあるが、近々ある参議院議員選挙は大使館に行って投票してみようと思う。
 今回の参議院議員選挙、日本での投開票日は7月10日だが、タイ日本大使館で投票可能なのは6月23日(水)~7月4日(月)まで(チェンマイも同じ)、公示の翌日から投票が可能だが最終日はその週の月曜日と早くなっている。選挙だからといって大使館員が増える訳ではないので仕方がないのか、あるいは投票用紙を10日迄に日本に送らないといけないなどやっているから期日が早いのだろうか。
 この在外公館の投票期間は地域によって違うようで、各地の在外公館のウェブサイトを見てみたら他の都市では7月2日(土)や3日(日)までのところもあった。通信事情が勘案されているのだろうか。日本から近いソウルや上海でも、最終日はバンコクと同じ4日(月)だった。

 上海にいた頃に申請した時の様子はこちら、さらに郵送で投票した時のことはこちら(1)(2)(3)。
 またこの在外選挙人制度、かつては比例区のみ投票が可能だったがそれは法の下の平等に反するとの判決が出て2007年から選挙区への投票も可能になり、日本在住者と同じ票数を持てるようになった。そのことはこちらこちら

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