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2016年7月19日星期二

バンコク~チェンマイ かつてのブルートレインに乗る

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 思い立って、寝台列車に乗ってチェンマイへ行くことにした。
 バンコクからチェンマイへ行く夜行列車は1日4本走っているが、そのうちバンコク19時35分発の列車にはかつて日本でブルートレインとして走った車輛が使われている。

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 かつてのA寝台車が1等車、B寝台車が2等車として使われている。食堂車と荷物車がローカルの車輛、そして2等寝台のうち1輌が韓国製の車輛であるほかは、日本製の客車が並ぶ。写真は私が乗った2等寝台車。
 急に思い立って切符を取ったので2等の上段しか空いておらず、運賃は791バーツだった。

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 連結面には、「日本国有鉄道」「富士重工 昭和53年」の文字が見える。昭和53年は1978年。








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 ローカル車輛の食堂車。









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 牽引するディーゼル機関車。
 19時35分発の予定だったが、発車時刻になっても出発せず、しばし待つこと20分遅れくらいでの出発となった。







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 車内の様子。カーテンが金色なほかは、ブルートレインの車内を思い出させる。
 乗務員がシーツを敷いてくれるのだが、その前からカーテンを閉めて寝ている人も。






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 車輛は2段寝台。窓の手前にある柱の取っ手を両側に広げると梯子になる。今回向かいの席は中国人2人連れだったが、上段の寝台にどうやって上るのかがわからなかったので梯子を拡げたら少しの驚きと感心を持ったようだ。
 観光地チェンマイへ向かう列車ということで、車内は中国人始め外国人が多い。




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 食堂車は22時まで営業。前にノンカイ行きの列車に乗った時もそうだが、冷房はないし座席は安定しないしで居心地は今一つ。
 夜は定食をいくつか用意していて、その中から選ぶ。これで190バーツ。朝は5時半から営業していて、やはり朝食のセットがある。それぞれ頼めば座席まで持ってきてくれる。
 料理以外にも夜は果物を、朝はコーヒーを座席まで売りに来ていた。料理も頼めば席まで持ってきてくれる。


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 翌朝、列車は山間を抜けたり田んぼの奥に山が見える景色を眺めたりしながら進んでいく。こんな風景はバンコクでは見ることがないが、これだけ緑が拡がる眺めは久し振りだ。



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 列車は夜の間に遅れを広げたようで、定刻が8時40分のところ50分遅れでチェンマイに到着。








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 私が乗った車輛には日本語表示は残っていなかったが、他の車輛にはドアに「おす」「自動ドア」の表示が残っていた。





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 駅には、現国王の4代前の国王、ラーマ5世の肖像画が。チャクリー改革と呼ばれる改革で国を近代化に導いたとか、さらにこの地の王家ゆかりの女性を妃としたことからのこの駅での肖像画だろうか。






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 チェンマイ駅。駅前では蒸気機関車が保存展示されている。
 列車から吐き出された大量の観光客を待つトゥクトゥクが駅前に並び、我々をチェンマイ市内へと連れて行ってくれる。




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 後に述べると思うが今回のチェンマイ行は夜行日帰り。思い立って、しかも夜行日帰りでかつてのブルートレインに乗ったのは、この車輛が近々チェンマイ路線から消えるかもしれないと思わせるニュース記事を見たから。newsclip.be記事から。

タイ国鉄の中国製新車両、8月にバンコク―チェンマイ線運行

【タイ】タイ国鉄(SRT)が中国の鉄道車両大手、中国中車に発注した客車など115両の第1陣、39両がタイに到着し、14日、東部チョンブリ県のSRTシラチャー駅で引渡式が行われた。

 式典に出席したウティチャートSRT総裁は、8月から新車両をバンコク―タイ北部チェンマイ線に導入すると表明。残りの76両を9月末までに受け取り、2017年度(2016年10月―2017年9月)中に、バンコクと東北部ウボンラチャタニ、ノンカイ、南部ハジャイを結ぶ路線に投入する方針を明らかにした。

 SRTは2014年に、1等座席・寝台9両、2等座席・寝台88両、食堂車9両、動力車9両を46・7億バーツで中国中車に発注した。

 「寝台車を発注し」「バンコクータイ北部チェンマイ線に導入」となると、今走っているこの車輛はお払い箱の可能性が大きい。
 他所の国のお古よりは、新造車輛のほうが良いと感じる人は多いだろう。かつての日本のブルートレインに懐かしみや親しみを覚えるのは日本人の、それも一部の人達だけかもしれない。実際のところ、タイの大地を走り続けることができるのか、あるいはここまでなのか。

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