上海にいたときは5月1日から労働節休暇で7連休を楽しめた(今年は3連休らしいが)のだが、その前日本にいた数年間は仕事の都合でゴールデンウィークに休むことはできなかった。今年もそうだろうと思っていたところ思いがけずGW後半は休むことができたので、思い立って高松で開催されている「世界麺フェスタ2008inさぬき」に行くことにした。
香川県は讃岐うどんで有名なところで、当地のサッカーチームは釜玉うどんをもじった「カマタマーレ讃岐」という名を冠しているほどである。そんな香川県の中心都市である高松で、「シルクロードは麺ロード」をキャッチフレーズにした世界麺フェスタが開かれた。
かつて『雷波少年』というバラエティ番組の中でお笑いタレントが「究極の麺」を目指してあちこち旅していたが、その際も今回出展している地域を含めいわゆる「シルクロード」を旅していた記憶がある。「シルクロードは麺ロード」というのは共通の認識なのだろうか。
高松駅近くの高松サンポートエリアの屋外で各国の麺が振舞われているのだが、どこも長蛇の列でなかなかありつくことができない。
まず食べたのがウイグルから来た「ラグメン」。ウイグル料理の麺はうどんに近い食感で、上海滞在時にもウイグル料理店で「新疆拌面」や「烩面」の名前でよく食していた。
中国・陝西からの「岐山麺」。やや辛い味付けの汁に麺を加えたものである。
韓国にも冷麺やカムジャミョン(じゃがいものでんぷんで作った麺)など特色のある麺があるが、今日披露されていたのは「チャンチグクス」。そうめんのような麺に割とあっさりとした味付けの汁である。
トルコの「クイマル・マカルナ」。「マカルナ」は「マカロニ」と語源を同じにするのだろうか、こちらは短い麺にトマトなどで味付けをした、汁のない麺である。
このほか中国からは刀削麺も来ていたが、長い行列ができていたり仕込みのための中断があったりでありつくことはできず。もっとも職場の近くでいつも食しているからまぁいいか、という気がした。他にはイタリアのボロネーゼも振舞われていたが、これも普段食することがあるからいいだろう。
外国からの麺料理ばかりではなく、ご当地讃岐うどんやそれを使った創作料理、あるいはラーメンやうどんなど日本各地の麺料理も振舞われていた。写真は「お茶漬けうどん」。普通のお茶漬けだとご飯とお茶の味が絡むのだが、麺だとこのあたりが欠けているので濃いお茶を使うといいのかもしれない。
こちらは岡山のぶっかけうどん。
他に、チキンラーメンのブースも設けられていた。

「シルクロードは麺ロード」のキャッチフレーズに沿って、シルクロード各地の民族芸能も披露されていた。左はウズベキスタン、右はウイグルの舞踊である。
食べ過ぎたので、散歩がてら街をぶらぶらと歩く。写真は高松城跡。先日の東京での昭和館に続いて無料開放づいているのか、この日も無料で公園内を散策することができた。
「大願成就」ならぬ「鯛願成就」とかで、園内に泳いでいるタイに餌をあげることができる場所がある。今は飼っているのだろうが、昔は海水を城内に取り込んでいたとかで、タイも含めて瀬戸内海の魚が自然におよいでいたのであろうか。
「ことでん」こと高松琴平電鉄の高松築港駅。駅のすぐ隣は城壁の跡である。
栗林公園。麺フェスタの喧騒を避けて落ち着いた時間を過ごすことができる。
首を伸ばして、何を見ているのだろう。
肝心の讃岐うどんは、本当は街のうどん屋に行きたかったが会場で食べたのみであった。他にも時間があれば瀬戸内の島々を訪ねてみたいので、それらはまたの楽しみに取っておくことにしたい。
テーマパークなりこうした行事というのは本物の一部を切り取った感じがありありだったり、あるいは本物の「再現」であったりして時には今ひとつの感触を持つことがあるのだが、この日は「再現」ではあったが楽しむことができたといえよう。
個人的には、台湾の担仔麺もこれらの麺に匹敵すると思うし、それこそ小さな器で出すには相応しいと思うのだが…
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