台風に想う
先日格闘技観戦のために後楽園ホールに行ったときに、通路に「台湾台風復興支援」と銘打たれた女子プロレスのポスターを見つけた。ポスターには「後援 台北駐日経済文化代表処」と書かれてあり、台湾の駐日機関のパックアップも得ているようである。帰って調べたところ、LLPWという団体の選手を中心に10月12日に後楽園ホールで行う興行にこの名が冠せられている。
台湾でテレビをつけるとケーブルテレビにプロレスの専門チャンネルがあり、女子プロレスは見たことがないがプロレスの録画放送をやっているのを見たことがある。が、何故か日本のそれは古い試合の録画が多かった記憶がある。またプロレス団体の中には台湾興行を打つところもあり、台湾でも日本のプロレスは馴染みがあると言える。
私はその時間に別のスポーツを見に行く予定があり「台湾復興」の名を冠した興行を見ることができないのだが、「台湾」の名を、「台湾復興」の名を興行に冠するプロレスに敬意を表したい。
台風や地震など災害の直後には緊急性を要すること、まずは人命救助でありその後は食糧や仮住まいの確保といったことに重点が置かれるが、こうした段階では人々の注目が集まりやすくそれゆえに金銭的援助も集まりやすくこうした活動に供されるものである。問題は被災者のその後の長い人生に渡る部分であり、例えば被災した子どもが両親の生活基盤の復旧が不充分であったりそもそも親が災害で亡くなっていたりして学費の調達が難しく進学が困難になり、本人の希望以前の要因でそれが果たせなくなるということがある。災害から時間が経ってから生じる問題に取り組んでいる人たちもいるのだがなかなかこうした方面には注目が集まりにくい。それから、根幹ともいえる「災害に強い街づくり」というのも長い地道な活動が必要である。
被災直後の支援は勿論必要だが、こうした長期間にわたる問題にも注目が集まり支援なり人々の想いが注がれることを願いたい。
今年は台湾だけでなくベトナムやフィリピンでも台風による被災が深刻であり、また台風のみならず地震でサモア・米領サモアやトンガでも多くの人が被災した。台風や地震は避けることができないし自分が遭遇するかもしれないのだが、これらによる災害を防ぐこと、また不幸にして罹災した場合にその後の被害を最小限にしたり将来の生活への影響をなるべく少なくするようなことに出来るだけ注目したいものである。






















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